【感想・ネタバレ】達人伝 ~9万里を風に乗り~ 11のレビュー

あらすじ

紀元前の中国――戦乱の春秋戦国時代。非道な方法で各国を蹂躙し天下統一に迫る、西方の“虎狼の国”秦!祖国を滅ぼされ親友を殺された荘子の孫・荘丹は、秦の野望を砕く人材を集めるべく無名・庖丁と立ち上がった! 「王を見限り捨てた」特異な地・上党を支援する趙に、秦は王こつ・白起ら最強の軍を差し向け趙壊滅を狙う…。駐屯軍副将としていよいよ修行の成果を示し始めた丹(あかし)の三侠が、死線を越えながら戦場に大法螺の楔を打ち込む! 中華史上最も凄絶な大戦が、いま始まる!!

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三国志を異色のタッチで描いた名作「蒼天航路」の王欣太先生が、同じく中国歴史ものをテーマとした作品です。
舞台は中国の戦国時代。三国志よりも400年以上前で、「キングダム」と同時代のお話です。そのため、キングダムで登場する人物も本作に数多く登場します。
ただし、キングダムは秦を中心とした目線で描かれているのに対し、本作は打倒秦を目指す人たちの目線で描かれていて、また、年代はキングダムよりも少し古い時代を描いているため、同じ登場人物でもかなりキャラクターに差が出ています。(まだ秦の宰相になる前の若いころの「呂不韋」がイケメンです!)キングダムとキャラクターを比較しながら読むのも楽しいですね。
漢(おとこ)の生き様の描き方は、さすが王欣太先生!戦闘シーンも豪快に、勢いよく描かれています。
キングダムで中国の歴史にハマった人、三国志などの中国の歴史が大好きな人に、おすすめしたい作品です!

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面白い

二人の信頼関係がもうね。テンプレすぎですけどキュンキュンきて仕方ないです。 これ言い出すことが作者氏にとってあんま嬉しくないことだろうとは推測するんですが、 呂布と陳宮を思い出して仕方ないのです。

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2023年09月01日

Posted by ブクログ

軍師・范束と捕虜とした趙軍。彼を取り戻そうとする王齕。范束の争奪を焦点に、上党の戦いは進みます。

范束は渡さないが、上党は秦へ明け渡した趙軍。戦いの舞台は、廉頗率いる趙軍主力が布陣する長平へ。さあ、始まります「長平の戦い」が。

范束を取り戻しに攻めくる王齕と、防ぐ廉頗の一騎打ち。
楽しそうだな、あんたら二人とも。壮年いや、老年に差し掛かろうとする二人の生き生きとした表情と、切り結ぶ激しさ。11巻の白眉です。

表紙は、戦場での丹の三俠。三人馬一体を体得して戦場を逍遥遊する三人。
逍遙遊とは「とらわれのない自由な伸び伸びした境地に心を遊ばせること、とらわれのない自得の楽しさ」だそうです。
この感覚を会得して生きてゆきたい。

この感覚とは真逆の精神が秦国か。それでは、諾々と侵略するのを見ている訳にはいかないなぁ。

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2020年08月09日

Posted by ブクログ

中国の春秋戦国時代の話。
莊子の孫荘丹が主人公。
廉頗遂に表舞台に。
強烈な個のぶつかり合い、廉頗対王齕。今まではまさに莊子というか
嘘くさいというか血が通っていない感じだったが、強烈な個のぶつかり合いにより
一気に話が締まったように感じました。次巻が楽しみ。

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2015年11月30日

無料版購入済み

やっと読み方が分かってきた

この作品、秦が主役だな?
趙じゃないわ
白起と同様に、王齕が魅力的だ
趙は廉頗しか面白くない
あ、孟梁は良いと思う

#アツい #カッコいい #ダーク

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2023年05月01日

シリーズ作品レビュー

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