【感想・ネタバレ】達人伝 ~9万里を風に乗り~ 16 【電子書籍限定特典ネーム付き】のレビュー

三国志を異色のタッチで描いた名作「蒼天航路」の王欣太先生が、同じく中国歴史ものをテーマとした作品です。
舞台は中国の戦国時代。三国志よりも400年以上前で、「キングダム」と同時代のお話です。そのため、キングダムで登場する人物も本作に数多く登場します。
ただし、キングダムは秦を中心とした目線で描かれているのに対し、本作は打倒秦を目指す人たちの目線で描かれていて、また、年代はキングダムよりも少し古い時代を描いているため、同じ登場人物でもかなりキャラクターに差が出ています。(まだ秦の宰相になる前の若いころの「呂不韋」がイケメンです!)キングダムとキャラクターを比較しながら読むのも楽しいですね。
漢(おとこ)の生き様の描き方は、さすが王欣太先生!戦闘シーンも豪快に、勢いよく描かれています。
キングダムで中国の歴史にハマった人、三国志などの中国の歴史が大好きな人に、おすすめしたい作品です!

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2023年09月18日

皆が読みたい(当たり前だよな 史上名高い完勝にして大量虐殺 読みたくない訳がない)長平の戦いと
そこでの白起が率いる秦の、趙の敗残兵四十万人に対しての生き埋めが
余すことなく描かれる、歴史に残る一巻とすら言えるのではないか

理屈を突き詰めていくと、人間は人間でなくなってしまうのか
そのようにすら感...続きを読むじさせる白起
実際には資料も乏しいし何がどうして起こった大量虐殺かそう分からないのだけど
白起による独断だからこそ、ここまで苛烈な結末になったのだという考え方は納得いくものでもあった
理屈の人であり、誰よりも理詰めで動けるからこそ誰よりも強い白起が
理屈をつけながらも実際は自分の情動に突き動かされてしまった
人間になってしまった、だから彼はこの先に死んでしまう、そんな感じって事なのかな
白起に付き従う司馬靳も実在の人物だけど史書のこのあたりにしか記述が無いんだしな


ゴンタ先生としては、白起は『綺麗な孔明』のつもりで描いてませんかね?
当たり前だけどこれはフィクションだし
白起や孔明のようには実際には誰も振舞えないし戦えもできない

殺戮将軍・白起が長平において完成をみたのだ、というフィクションとして楽しみましょう

#泣ける #ドキドキハラハラ #カッコいい

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ネタバレ無料版購入済み

ワクワクする

2023年09月01日

荘子の孫である。
諸氏百家であるから、孫武もまた、どこかで登場してくるかもしれない。
白起の鬼の所業にて40万人。
そりゃあ、虎狼の国ならではの所業だろ。その表現が、今にもどこかで見かけられるように思えて仕方がないんだ。

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