三国志を異色のタッチで描いた名作「蒼天航路」の王欣太先生が、同じく中国歴史ものをテーマとした作品です。
舞台は中国の戦国時代。三国志よりも400年以上前で、「キングダム」と同時代のお話です。そのため、キングダムで登場する人物も本作に数多く登場します。
ただし、キングダムは秦を中心とした目線で描かれているのに対し、本作は打倒秦を目指す人たちの目線で描かれていて、また、年代はキングダムよりも少し古い時代を描いているため、同じ登場人物でもかなりキャラクターに差が出ています。(まだ秦の宰相になる前の若いころの「呂不韋」がイケメンです!)キングダムとキャラクターを比較しながら読むのも楽しいですね。
漢(おとこ)の生き様の描き方は、さすが王欣太先生!戦闘シーンも豪快に、勢いよく描かれています。
キングダムで中国の歴史にハマった人、三国志などの中国の歴史が大好きな人に、おすすめしたい作品です!
感情タグBEST3
キングダムの春申君との対比にニヤニヤしてる感じです。どっちが正しいとかそんなんはどうでもよくて、あぁーこれだけ解釈に幅が出るんだなーって。
偉大な先人の足跡がない領域は、やっぱいいよなぁーって思うのでした。
Posted by ブクログ 2020年05月18日
白起による華陽陥落、鯨骨の信陵君暗殺未遂と、表に裏に秦の強さ危うさを喧伝する事件が続く。
一方、秦の宮廷に人質として暮らす春申君は、搦手から弱体化を図るべく昭襄王へ疑心を埋め込みます。
その春申君が表紙の7巻。
ここで埋め込んだ毒が、少しずつ少しずつ昭襄王と白起の間に不和を呼ぶ。
秦の昭襄王らしき陛下が登場している
中々好きだな、この人物
范雎との関係性も大好き
白起を長く登用できたら中原統一できたな