三国志を異色のタッチで描いた名作「蒼天航路」の王欣太先生が、同じく中国歴史ものをテーマとした作品です。
舞台は中国の戦国時代。三国志よりも400年以上前で、「キングダム」と同時代のお話です。そのため、キングダムで登場する人物も本作に数多く登場します。
ただし、キングダムは秦を中心とした目線で描かれているのに対し、本作は打倒秦を目指す人たちの目線で描かれていて、また、年代はキングダムよりも少し古い時代を描いているため、同じ登場人物でもかなりキャラクターに差が出ています。(まだ秦の宰相になる前の若いころの「呂不韋」がイケメンです!)キングダムとキャラクターを比較しながら読むのも楽しいですね。
漢(おとこ)の生き様の描き方は、さすが王欣太先生!戦闘シーンも豪快に、勢いよく描かれています。
キングダムで中国の歴史にハマった人、三国志などの中国の歴史が大好きな人に、おすすめしたい作品です!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2015年04月06日
天下の経穴を抑えてつなげて、天の底をぶち破る。それが、秦打倒への方策。
合従・連衡とは違った形で、団結してみようということか。
王侯でなくて、民一人ひとりの力で、というのが中国らしい。革命ってそういうもの。
そこに立ちはだかる秦の壁が、白起ですか。常勝と大量虐殺の白起。天下の経穴を糾合しようとす...続きを読むる荘丹の目論見とは、真逆にいる存在。
そっか、まだ白起がいる時か。なんとなく時代が読めてきた。
Posted by ブクログ 2013年12月07日
荘子は波紋使いかなにか? と思うくらにじいちゃん直伝の呼吸が大事なアイテムになっている。バトルしないんだけど、きっちりエンタメしてる感たまんない
せっかく出会った友人を追って主人公は大盗賊のもとに直談判に向かう。
そこで得意の言葉の技で窮地を脱しようとする。大盗賊との交渉は本作の見どころの一つだろう。
ただ、それで終わらないのがこの作品の見どころで、ようやくこの時代の展望が主人公に示される。
そこから物語は広がりをみせはじめるが、相変らず主人...続きを読む公は底がしれず、ぼんやりしたままだ。