あらすじ
『蒼天航路』の王欣太が中国の戦国時代を描く!時は戦国末期、まさに天下を征服せんとする虎狼の帝国・秦に対抗すべく立ち上がったのは、荘子の孫・荘丹。文武が苦手で大ボラを吹くばかりの荘丹が、強大な秦を打倒する術とは?きらびやかな達人、侠客、美女、熱くたぎるドラマに、老荘思想のエッセンスをこめた渾身の最新作。
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三国志を異色のタッチで描いた名作「蒼天航路」の王欣太先生が、同じく中国歴史ものをテーマとした作品です。
舞台は中国の戦国時代。三国志よりも400年以上前で、「キングダム」と同時代のお話です。そのため、キングダムで登場する人物も本作に数多く登場します。
ただし、キングダムは秦を中心とした目線で描かれているのに対し、本作は打倒秦を目指す人たちの目線で描かれていて、また、年代はキングダムよりも少し古い時代を描いているため、同じ登場人物でもかなりキャラクターに差が出ています。(まだ秦の宰相になる前の若いころの「呂不韋」がイケメンです!)キングダムとキャラクターを比較しながら読むのも楽しいですね。
漢(おとこ)の生き様の描き方は、さすが王欣太先生!戦闘シーンも豪快に、勢いよく描かれています。
キングダムで中国の歴史にハマった人、三国志などの中国の歴史が大好きな人に、おすすめしたい作品です!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
キングダム好きなら間違いない。人によってはキングダム超えの評価。キングダム直前時代で対秦側。ちょっとアーティスティックな絵やストーリー構成。蒼天航路作者。
Posted by ブクログ
舞台は春秋戦国時代(紀元前280年前後?『キングダム』の時代より数十年前)、主人公は荘丹という名の荘子の孫。
1巻はまだ序章に過ぎないが、さすが王欣太、描く漢たちが格好良すぎる。(1巻では特に、王さまと玄信)
これからの壮大な物語を予感させてくれる内容。
主人公は武闘の人ではないが、大呼吸と大法螺を武器に達人たちを惹き込んでいく。
そこは『ファイアキング』に少し近いかも。
仲間を集めていくくだりは『ReMember』を彷彿とさせ、背景は『蒼天航路』に通じる部分がある。
今までの王欣太の集大成となる作品と言っても過言ではない!?
「曹操」を描ききった王欣太が、「老荘思想」をどう料理するか。
まだ海の物とも山の物ともつかない部分はあるが、これから目が離せない作品。
Posted by ブクログ
同じ作者の蒼天航路は未読。古臭い絵だなーと思ったけれど、演出や間の置き方が達人的だった。一度そう思ってしまうと、この絵でなけりゃダメだぁとなるのでこわい。
物語の始まりの始まりなので、主人公の動機付けにほとんど使われている。
Posted by ブクログ
元ネタは、史記かなぁ。
秦がだんだんと強くなっていって、それを潰すみたいな話になるような感じがします。
主人公は、荘氏の孫。得意技は、長い息。
これが、今、「キングダム」の時代よりも、前か後なのかというのも、わたしにはわからないのですが(同じぐらいの時代かな)、まだ、秦の始皇帝による統一にはいたっていないみたいな感じです。
弓の人って、もしかして中島 敦の「名人伝」の人かな。
この時代は、「項羽と劉邦」とかは読んでますが、どっちかというと、秦が統一した後の話しかしらないのですが、これは、秦が崩壊するぐらいまで行くのかな。
Posted by ブクログ
前作・蒼天航路が好きだったし、今回も題材を中国史に取っているということもあって、まずハズレはなかろうと思って購入。内容に関しては及第点。この先の展開も気になるし、登場人物も素敵。ただ、読んでて思い出したけど、相変わらず人物の書き分けは厳しいす。どんどんキャラが増えていくうち、まったく区別がつけられなくなっていきそうな予感。とはいえ、この先まだまだ楽しめそうとは思います。
少し子供染みてます。
入りがいいから、面白いかなと期待しましたが、ちょっと子供染みてる感じが否めません。中国史は思いきり小難しくて現実的なのがいいと思う人にはお薦め出来ません。
まだ導入
秦が台頭する古代中国を舞台に、それに対抗するために達人、英傑を探し訪ねる主人公。その発端となった悲劇が描かれます。9年間の間に敵と再戦しなくてはならない。しかしその術は明らかではない。そんな中、出会った一人の男がきっかけを与えて、そして物語が動き出す。
普通
春秋戦国時代ってこんな感じなんかね
秦が本格的に登場してからは読めるようになるけど
首級や内臓くらいしか見所は無し
Posted by ブクログ
いちいち見栄をきる人物達の物語を読むのも久しぶり。
戦国末期の中国で、どんな物語になるのやら。
戦国末期といっても、けっこう長い中国史。
距離や時間を日本人の感覚で測ると、読み違えることになるので、注意して引き込まれていこうと思います。