王欣太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
曹操、関中攻めを開始する。
ついに曹操と劉備の覇権をかけた戦いが始まります。
場面的にも動きの多い回なので、全ての武将が生き生きと描かれています。
孔明を筆頭とした新生劉備軍。
新参の錦馬超、軍師の法正。
若手の武将、呉蘭、雷銅、魏延の活躍。
古株の張飛、趙雲の戦い。
一方、曹操軍の陣容も多才。
曹操軍四天王の曹洪、夏候淵。
曹操新世代家臣、張既、路尚、郭淮など。
見所の多い巻になっています。
一番の見所はやはり夏候淵妙才の所作です。
自分と言う殻を破り、さらに大きい人材となる。
こういうタイミングというのは、人間誰しもがあると思いました。
興味を持たれた方は、ぜひ読んでみて -
Posted by ブクログ
余りの破天荒ぷりに三国志ファンには賛否わかれるようだが、歴史ものの魅力というのはどれだけ史実に忠実か、ということよりも史実を元にどれだけ魅力的な物語、人物を描けるかにあると、私的には思う。
その点でいえばこの作品は他の追随を許さない。
今までになかった曹操
今までになかった劉備
今までになかった孫三代
今までになかった孔明(笑)
大胆な解釈や躍動感のある戦闘シーン、戦いの場面だけではない、軍師たちの語る軍略ひとつ、詩人たちの詩歌ひとつすら読む者の心を猛らせるものだ。
王欣太氏の個展に足を運んだ際、氏は話していた。
「今な!皆で国つくりたい言うてんねん。漫画はなあ24冊か