あらすじ
武に生き、義を貫き通した蜀(しょく)の勇将・関雲長(かんうんちょう)。孫呉(そんご)の大軍による大攻勢の前に、その歩みが止まる時が来る。その死に呼応するかのように、魏王(ぎおう)・曹孟徳(そうもうとく)にも永遠の眠りにつく時が訪れる――。全36巻、堂々完結!!
...続きを読む感情タグBEST3
最高の漫画
圧倒的な画力、秀逸でユーモアのあるセリフ、行間を描く技術、魅力的な人物像、非の打ち所の無い最高で完璧な作品だと思います。何度読み返しても心が熱くなる。
Posted by ブクログ
関羽の死から始まり、曹操の逝去で終わる。
死んだのちに、関羽は敬われる存在、劉備は語り継がれる存在、そして曹操は時代を変えた存在になった。
いやー、マンガだけど人生の中でもこれだけ感動する本はなかったなぁ。
自分も死ぬときに「ならばよし!」と言って終わりたい。
Posted by ブクログ
関羽は神に、劉備は演義で物語の主人公になった。
曹操は神にも、演義の主人公にもならず、かと言って歴史に埋もれることもなく曹操として名を残した。
おもろい漫画やった、最後のカラーページが理由はわからんけど好き。
Posted by ブクログ
三国志好きでこの漫画をよんでいない人はもぐりでしょうと言いたいほど面白い。欲を言えば曹操が主人公なので220年で終わってしまうのが残念です。この筆致で三国時代終焉までを読んでいたかったです。
Posted by ブクログ
曹操が好きだったので読んでいたもの。チビからおじいさんまでちゃんと歳をとるのが良いよね。あくまで三國志というか曹操の物語なので三國志のラストまでは書かれてはいませんが、通しで読むとまるでドラマを見ているかの様なお話です。みんなキャラが濃くて面白いです。途中までですがアニメ化もされています。
“乱世の姦雄”と呼ばれ、中国史上に巨大な悪名を残した英雄・曹操孟徳。だがその破格な生き様は、天に愛された者のみが持つ輝きに満ちている。この物語は、その輝きによって照らし出される新たな「三国志」である。(引用)
Posted by ブクログ
余りの破天荒ぷりに三国志ファンには賛否わかれるようだが、歴史ものの魅力というのはどれだけ史実に忠実か、ということよりも史実を元にどれだけ魅力的な物語、人物を描けるかにあると、私的には思う。
その点でいえばこの作品は他の追随を許さない。
今までになかった曹操
今までになかった劉備
今までになかった孫三代
今までになかった孔明(笑)
大胆な解釈や躍動感のある戦闘シーン、戦いの場面だけではない、軍師たちの語る軍略ひとつ、詩人たちの詩歌ひとつすら読む者の心を猛らせるものだ。
王欣太氏の個展に足を運んだ際、氏は話していた。
「今な!皆で国つくりたい言うてんねん。漫画はなあ24冊かいてもこんなもんや、国創ったら国がのこんのやで!」
読む者の心を捉えるのは、物語に出てくる者たちの何にも捉われず何にも顧みない鮮烈な心。
氏は人間の力を信じている。
Posted by ブクログ
横山光輝版が、"三國志演義"を題材にしているなら、この蒼天航路は"史実 三國志"を題材にしている。
魏の曹操を主軸とし、彼が亡くなるまでの物語が紡がれている。
曹操を始め、ヤクザものとして描かれた劉備や猛獣をも手懐ける無垢さを持った孫権、その他の主要人物から脇役まで、キャラクターのインパクトが強く、話も文句無く面白い。心を揺さぶられるシーンや台詞も数多い。
私の三國志観を見事に塗り替えた名作っす!
Posted by ブクログ
俺の血はそいつで出来てるシリーズ。
快作で怪作で傑作。
すごいアレな話なのですが、登場人物の顔がみんな違うのに
血族はちゃんと似ているってのがまず凄い。
あと、個人的に、出来事というのはほぼ必ず因果関係があると思っています。
(何も無いところから生まれるのは恋くらいのものだ!)
それがきちっと描かれているのを手繰るのが非常な快感。
曹操の生涯を縦糸に、そういった因果を横糸に
絢爛豪華な織物でも作られているようです。
それでいてちょっとした可愛らしさも忘れない。
こんだけ、よく描きとおしました。ただ脱帽です。
Posted by ブクログ
大好きです。
曹操と愉快なw仲間達が大好き。
特に楽進とジュンイクが好きです。
皆で花見をしている絵を見て泣きました。
「アモーレ!」
「そろそろ、死ぬぞ」は名言。
Posted by ブクログ
読み終わっちゃったー!!どの三国志よりも人間味のある三国志。義憤にしか生きられなかった馬超が劉備に囲われるシーン。孫策が周喩と再会して天下を目指すシーン。素晴らしすぎる名シーンの数々が今も頭をよぎってる。荀?、龐統、数え上げたらきりがないけどみんな素敵だ、大好きだー!
Posted by ブクログ
素直に面白い三国志だと思う。
正史に描かれている劉備殿ってこんな雰囲気あっただろうし、考えてみたら劉邦の子孫なんだからこれくらいの事はやるかも知れない。
絵は人によって好き嫌いがはっきり分かれるかもしれないけど私は好き。因みに今まで見た中で一番渋カッコいいホウ統さんだと。
Posted by ブクログ
珍しくはまった漫画です。
三国時代は、三国志演義の影響が強く、魏の曹操に対して、悪いイメージで書かれている書物がほとんどなんですけど、これは、魏の曹操が物語の中心になっていて、別の視点から三国時代を考察することができます。
Posted by ブクログ
曹操の視点から三国志を見るということで非常にワクワクドキドキさせられっぱなし。そして36巻、遂に完結…。長いように見えて短く思えました。終わってしまったのかぁ…と思うとなんとも言えない感覚に襲われて涙がポロポロ流れてきました。
Posted by ブクログ
曹操が亡くなったとこでこの物語は終わりなのです。曹操で始まり曹操で終わる。今まで読んだマンガの最終回で、「納得がいかん〜〜!!」と叫ばなかったマンガはこれが初めて。もう大満足〜。
Posted by ブクログ
関羽の荊州攻防戦がむちゃくちゃ盛り上がっていたのに・・・一気に曹操の死で終了〜。もうちょい先も読ませて欲しかったけど残念やな。でも、よか漫画でした。
Posted by ブクログ
なんで、このところ、ずーーっと、関羽にこだわっていたのか。
その謎が解ける最終巻。
関羽は、神になった。そして、それをプロデュースしたのが……。
この仕組みは、なかなか、すごい!!よく思いついたなぁという感じです。
しかし、本当にあっさりと、曹操の死で、物語を閉じたなぁ。
これは、またいつの日か、読み返してみたい「三国誌」です。
Posted by ブクログ
大作でした。
三国志の曹操が主役となっている作品です。
きっと今の時代には登場しないような人物だったのだろうと思います。
曹操、孫権、劉備ともに、語り継がれるのがわかります。
Posted by ブクログ
孫堅の二子は勿論のこと、劉備、曹操、関羽の子どもたちからの視点が秀逸。モーニング掲載だからか?
熾烈な群雄割拠から大中華帝国の歴史の渦に巻き込まれていく君子の達観と同輩たちの生き様はかつてなく硬派な歴史マンガ。
Posted by ブクログ
こんなに衝撃的なのに、脳に何も残してくれない作品は無いです。
きっと読み返すたびに呑まれてる。
(だから何も残らない)(読み返す)の無限ループ!
Posted by ブクログ
初期の頃は本当に面白かった。終盤は失速した感あり。曹操が主人公なだけに、ああいうダッシュな最終回にならざるをえなかったのかなぁ?戦国を生きる迫力は素晴らしかった。
Posted by ブクログ
三国志の中心人物曹孟徳の波乱過ぎる人生と生き様を描く。読むと器が広がりそうな物語。
≪評価≫
インパクト─A
本の厚さ─C
登場人物の濃さ─A
共感度─B
読後の成長性─A
話のスケール─B
笑い─C
暖かさ─B
Posted by ブクログ
なんとか挫折せず最後まで読み終わったー。
三国志のこと何も知らなかったので、まず横山三国志を読破して、それから蒼天航路を読み始めた。
期待して読み始めたのに何度も挫折しそうになって。。
私には難解すぎた。。
蒼天航路は三国志をかなり深く理解してないと解釈が難しいと思う。。
結局最後まで曹操のこと好きになれなかったけど、最終話ではちょっとだけグッときた。
三国志初心者にはキツイかな、、?