【感想・ネタバレ】蒼天航路(1)のレビュー

あらすじ

“乱世の姦雄”と呼ばれ、中国史上に巨大な悪名を残した英雄・曹操孟徳。だがその破格な生き様は、天に愛された者のみが持つ輝きに満ちている。この物語は、その輝きによって照らし出される新たな「三国志」である。

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生き生きと描き出している。

大人気三国志の中で悪役で知られる曹操を主人公にした大長編作品である。ストーリー展開はある程度史実に沿っているとは思うが、かなりの創作を交えて主人公曹操を大変に生き生きと描き出している。また相当に大げさで派手な絵柄がそれに輪をかけて激烈ぶりを引き立たせている。三国志好きにおすすめの作品である。

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2021年09月03日

Posted by ブクログ

この「「蒼天航路」と吉川英治版「三国志」、
さらに宮城谷昌三版「三国志」を
併読する「とことん三国志」のチャレンジの始まり。

歴史的順序では宮城谷版が曹騰の時代から始まるために先行し、ここで曹操の少年期を描いた「蒼天航路」が併読の流れに加わる。

三国演義では、敵役として曹操が描かれるために割愛される部分だ。

曹操に関する少年期と北部熨のエピソードは、吉川版にも宮城谷版にも簡単に記載されているが、ここまでの詳細はない。
もちろん水晶を巡る張譲との因縁は「蒼天航路」の創作と思われる。
その代わりに吉川版には劉備の親孝行の話が、宮城谷版では宦官と外戚が繰り返す大義の革命の歴史が詳細に語られるのが各々の特徴になる。

蒼天航路は水晶に始まり、水晶に終わる。
この意味は、曹操という希代の傑物を中華、漢帝国の枠に収めないという意図であろう。三国を突き抜けて、遠くインドやヨーロッパを見ていた男としての人生を追い続けたということになる。

「乱世の奸雄」と呼ばれる、英雄の物語の始まりである。



「蒼天航路」は既読時のレビューをmixiレビューに載せていたので、この機会に改めてこちらに移動する。

蒼天航路 (1) 過去レビュー

自分の人生の季節とこの作品が呼応したときに
全巻挑戦しようと決意して、
今年がそのときと思い、大人買いしました。


レビューでは、その巻の気に入ったシーンをまとめていきます。


「原作 李学仁」がクレジットされているのは、
この巻から3巻まで。その後は、原案になります。


つまり少年期から董卓時代までと、
それ以後の時期で、
蒼天航路に李学仁が与えていたものがなんだったか、
その内容の判別によって評価の分かれるところです。
そしてそれがこの作品の色合いをどう変えたか。


印象でいえば、王欣太が、作品世界の大きさにビビることなく、
画才をあますことなく発揮していたのが前期の特徴だと思います。
そして、李学仁は、その豊富な知識で
従来の三国志物語からはみ出すべく曹操を描いた。


その相乗効果で、この作品を破格の作品にしたと思います。


そう、初期の特徴こそ「破格の人」を破格に扱ったということです。


その象徴が「水晶」。
蒼天航路の登場人物の中でももっとも印象に強い女性。


漢朝にあって、漢を見ず、
三国時代にあって中原だけを見なかった曹操。


その国際的な視野の広さを
水晶という女性に象徴させているのは見事。


中華の偉人が「アモーレ」と恋人と呼ぶとき、
この作品は、ふつうの三国志を逸脱した。
まさに「破格」の作品になったのです。

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2014年09月21日

Posted by ブクログ

画力、ストーリー、演出、どれもとんでもなく上手い。

曹操という悪役を主人公にドラマが繰り広げられ、三国志の「新訳」とも言える作品。横山光輝氏の三国志がこれだけ一般化されている中で、これだけ大胆におもしろくしたのはすごいと思う。

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2012年04月06日

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曹操を主人公とした三国志漫画。日本人にはおなじみの吉川三国志や横山三国志と違い、『三国演義』に準拠していないので、それしか知らない人には新鮮かもしれない。曹操が完璧すぎるのが気になるが、それでも十分面白い。登場人物ほぼ全員が魅力的なのがすごいと思う。おおかたの三国志ものは大抵誰かが引き立て役だったりするものだが、この作品では誰にでも必ず見せ場がある。

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2011年05月24日

Posted by ブクログ

「破格の人」「乱世の姦雄」曹操孟徳いわく
「感情をぶっ放さずして何が命だ!」
毎日を摩耗していると感じていた自分に喝!

王欣太の独自の世界観で描いたニュー三国志。
正史ベースであるがゆえに「物語=演技」との対比に惹き込まれました。

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2011年01月04日

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今まで劉備が主役の三国志しか読んだ事がなかったので、目から鱗が落ちた作品です。

カッコイイし、名言もいっぱいあるし、蒼天航路最高です!

春風の座右の銘もこの作品から頂きました。

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2012年01月15日

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画に、言葉に、とにかく圧倒されます。人物の色々な表情が頭から離れない。すごい熱気とインパクト。ここまで多くの人物を魅力的に描けている三国志は、はじめてです。

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2010年01月11日

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アニメ化だというので、久しぶりに1巻から再読。
つかこれ初っ端から首チョンパなんだけど、深夜とはいえきつくないか。まあこの程度でそんなこと云ってたら董卓出てきたらもっとエログロだしね。
少年阿瞞はとても魅力的。しかし許チョって誰が書いてもこういうキャラだよね(笑)。
そしてアモーレ。

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2009年10月04日

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ダイナマイトセクシーな曹操が主人公の、ハイテンションはちゃめちゃパワフル三国志。

と言うと語弊があるかもしれませんが、蒼天の曹操さまは本当にセクシーで魅力的。
戦場がすぐそこにあって死が間近にあるせいなのか、生きている姿がキラキラしていて濃くて、どのキャラも男の子の顔をしているのがすごくいい。特に、魏軍の軍師連中は個性的で人間臭くてきゅんとする。

けれど、一番好きなのは呂布と赤兎馬。
水辺でたわむれるふたりは、少年とわんこです。
あのかわいさ、ときめかずにはいられない!

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2009年10月07日

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曹操を主人公とした三国志。とにかく曹操が漢前。他の武将も漢前過ぎる。正三国志を読んでから読むと更に面白さが増す作品だとおもう。マンガなのに絵の迫力に圧倒されまくる。戦場のシーンなんて静止画なのに動画だよ。。

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2009年10月04日

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絵に惹かれて読み始めたのですが、めちゃめちゃ面白い三国志漫画です!!
曹操が主役という、曹操好きにとってはなんとも嬉しい内容!
だからといって劉備の存在が小さく嫌な風に書かれてると思ったらそうでもない
とてもおすすめです

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2009年10月04日

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すげえマンガ。
三国志が好きでも嫌いでも興味あってもなくても、とにかく読んだらいいんでないかと思う…。

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2009年10月04日

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現在、三国志をメジャー路線に押し上げてくれた功労者。どうしても歴史っていうと微妙なイメージがある中で蒼天が果たした役割は大きいです。ただただ感謝。

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2009年10月04日

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◆ネオ三国志の異名を持つ三国志漫画。三国志と言えば劉備サイドの作品が多いですが、これは本来主人公であるべき曹操サイドの話。主人公曹操はもちろん、ほかの人物も準主役的にしっかりと設定がなされているため、物語自体がものすごく深いです。絵に迫力と優雅さと色気を感じます。

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2009年10月04日

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蒼天航路1〜36巻
一人一人の生き方が、かっこよくてかっこよくてたまりません。
魅力ある人に魅せられる快感で、メロメロになってしまいます。

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2009年10月04日

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三国志では「悪役」のイメージが強い曹操を主人公にした物語です。誰よりも人間らしさを追及して、どんな規制にも縛られない曹操の姿は、男としてはあこがれます。

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2009年10月04日

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三国志 という枠にとらわれてない曹操が主役の三国志漫画
どちらかというとキャラ達が話を紡いでいくような感じ

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

既に頭にある三国志観を、最近跳梁跋扈し消えていった三国志漫画のように汚く無理矢理にでなく、綺麗に盲点とも言える角度から壊してくれます。そういった意味でコアな三国志ファンにもお薦め。純粋に漫画としても面白いので、三国志に興味の無い方も是非。

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2009年10月04日

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魏王曹操の生涯を描いたネオ三国志。漢達の熱い戦いが胸を貫きます。この秋堂々完結。KIOさんはこの作品の関羽がかなり大好きです。もう神。(34巻〜)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

曹操の幼少時代から始まります。凛々しく猛々しい。比較するのもあれですが横山三国志と比べますとやっぱり動きがあるし、顔の表情だけでなく体全体から登場人物のその場その場での感情や状態などが伝わってくる。構図が大胆なので殴ったり剣をふるったり馬にのり走っているシーンに迫力があるのでこれぞ三国志って感じがします。セリフにも迫力があります。
それにしても曹操かっこよすぎじゃないか。

早く続き読みたいよ〜(`ロ`;))

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2009年10月04日

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ネオ三国志!
まじで今までにない感じの三国志。曹操が人間じゃない。超人?みたいな。ながーいんで結構大変ですけどまとめて読むと圧倒されます。まだまだ話的に死にそうにないけどどうやってこの漫画終わるのかな。生命云々かなぁ。

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2009年10月04日

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奇跡的なパワーバランスで、天下が3つに分かれた3世紀の中国。当時を生きた人々がどう感じていたかは知れないが、後の世代に多くのエンターテインメントを残した。功名かつ大胆な駆け引き。探り、騙し合い。掻き立てられる想像。個性あふれる武将たち。脚色された物語で人物は神格化される。…歴史でもあり小説でもある三国志。いろいろな楽しみ方がある。蜀が主役の演義。本書ではそこで悪役にされた魏の曹操を描く。長く伸びる一本の下睫毛。一人称は「俺」。あらゆる分野に才を発揮する英雄は、無類の女好き。青い空を船で進む。まずは一巻。

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2025年07月05日

購入済み

曹操

曹操が主役というかなり異色の三国志です。
大抵の三国志では魏は悪役ポジションですしね。
その主人公の曹操が良いキャラしてて面白いです。

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2021年09月01日

Posted by ブクログ

三国志の話。主人公は曹操孟徳。三国志を書いた小説・漫画は数あれど、曹操が主人公である物語は珍しいのではないか。全36巻。

非常に面白かったです。これを読めば、劉備好きから一気に曹操好きに傾くこと間違いなし。ストーリーの大筋は一般に知られる三国志と同じですが、個々の人物がかなり面白い書かれ方をしています。特に呂布と孔明が面白い。

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2012年02月13日

Posted by ブクログ

全36巻。『三国志演義』ではなく、『三国志(正史)』を基にして、曹操側からの視点で描かれている。独自のキャラ設定がおもしろい。

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2011年05月06日

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三国の中で一番好きなんが魏で、曹操なんよな。
無双ゲームで言えばちゃうけど。
ところでこれ…実際本棚に今見当たらんwどこいった。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

三国志関連では珍しい「曹操」が主役の漫画る曹操をただの冷徹な乱世の奸雄として描くのではなく、人として指導者としての才知に溢れる人物として描いている。
敵である関羽や呂布もすごくいい男!笑
とりあえず、漢前がぎっしり詰まってます。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

最近、横山三国志を読破したので蒼天航路にも手を出してみた。
まだ割とごちゃごちゃしてる感じでよく分からないけど、最後まで読んでみようと思う。

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2021年03月29日

Posted by ブクログ

10年前か?知人に勧められ読んだときは、よくわからず止めてしまったが、 曹操を主人公にした三国志の話だと知って再読、面白い。

頭の中で横山三国志を思い出しながら読む。
画力には迫力があるが、話はごちゃごちゃしてわかりづらい、あれこいつは敵なの味方なの?でも面白く、読破したいと思う。6巻まで。

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2017年12月01日

Posted by ブクログ

曹操が万能すぎるとか、何でもかんでも蒼天節でバァーっと勢いで収めてしまう所とか(まぁ、それが蒼天航路の魅力でもあるけど)色々つっこみたくなってしまいますが、好きな漫画ではあります。(三国志って結構いい加減だから別にいいんだろうけど)

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2014年07月09日

Posted by ブクログ

北方三国志の次に好きな三国志作品です。
こちらは曹操が主人公であり、完全に彼を中心にお話しが展開されています。ストーリーもイラストも、斬新でカッコイイ!
意図的に曹操を「天才(怪物)」として描く切り口が良い。
長編で、スケールが大きいお話しなので、どういう風に纏めるのかとすこし不安でしたが、個人的にラスト、すごく良かったです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

新しい切り口の三国志漫画。最初、慣れるまで絵がキツいですが慣れればこれもまた良し。登場人物たちが皆、それぞれに格好良い。

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2009年10月04日

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