とよ田みのるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ□終わりが少しずつ近づいてきている。
そんな気持ちを抱いた7巻でした。
【7巻の大きな出来事】
①テッシーがもう1度マンガを
描きたくなってきていること
☆この描写で終わりが近づいてると実感…
②マンガ部各メンバーの課題が
少し具体的になったこと
1️⃣相ちゃん、心ちゃん:技術の改善
2️⃣光ちゃん:野心?強い気持ち?が薄い
(マンガで殺す!!みたいな)
3️⃣がるぅちゃん:自分のやりたいこと と 読者のニーズどちらを優先するか
マンガ部のみんなが別々の課題を持ってくれているからこそ、共感するポイントが広がるし、すぐに解決する課題じゃないから「まだ!まだ!終わらないよね!!」 -
ネタバレ 購入済み
赤福!
おそらく作中最強?の漫画家へびちか先生をも圧倒する凡人、赤福。そうだよね。結局90%の凡人に届けるものなんだから、凡人の気持ちが分からないでいいはずがない。ヒカルちゃんがかけられた呪い?が解けて行ってるみたいで良かった……!
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無料版購入済み
魂を感じる……!
ストーン・ドラゴンさんの「うまいだけの漫画は嫌い。想いのこもらないメソッドに心を動かされるのが癪なんだ」というセリフが、この漫画を象徴してると思う。この漫画からは漫画に人生を狂わされた事への呪いと、それでも漫画に心を動かされてしまう矛盾した愛情の様なものを感じる。
まんが道を進み始めたばかりの安海たちと、まんが道を歩み事をやめた先生との対比が読んでて苦しくなるが、それでも読み続けてしまう、漫画に懸けた「魂」をこの作品からは感じる。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「漫画に描きたい100のコト」の見開き、見開き史上トップクラスに感動した。ちょっとすごすぎる
このマンガ、どいつもこいつも誰かしら何かしらに巨大感情を持っているんだよな…… とにかく「愛」に溢れている。それは本作に限らず、とよ田みのるの作家性だろう。ヘテロ恋愛から同性愛や友愛、漫画への愛にすり替わっただけ。ラスボスは「自己愛」かな?
自分は読んで感想言うだけで基本サボっているだけなのに、幸がいないとコミティアにも文化祭にも出る踏ん切りがつかなかったしSNSへの投稿もできなかった。半分は部外者だからこそ無責任にそのボタンを軽やかに押せる、そんな赤福幸の役回りが実に見事だなぁと思う。
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Posted by ブクログ
大好きで毎回最新刊を心待ちにしている漫画のひとつ。激推し。
漫画を描く楽しさも難しさもひっくるめて全部が愛おしい〜と思わせてくれる名作!
先生の作品が大好きなアイちゃんの、漫画を愛するピュアなエネルギーにいつもうるっと来てしまう。
作家時代の先生が主人公のロストワールドも好きです。
最初はタイトルの凄みに一体どんな殺伐とした漫画なんだろうと思ったんですが、描く人間としての楽しさ、喜び、苦悩、プライドいろんなパワーがこもったタイトルだなーと感じます。
作中で出るわけではないけど、とよ田みのる先生の「読者に優しい漫画描け!読者をナメるな!これ描いて死ね!」と書いたアイディアノートがすごく良くて -
Posted by ブクログ
ネタバレ・自分が教師で、同人誌即売会で本を頒布していたという情報を学校で拡散されたら死んでしまう。
・自分が進もうとして諦めた道を、自分に憧れる子が嬉しそうに歩み始めたら嬉しいだろうな…。
・心ちゃん可愛い、でも会話のテンポ遅くて言いたいこと言えないの可哀想。
・手島先生と本屋のお姉さん仲良しだし「零ちゃん」「七ちゃん」て呼び合うの可愛すぎて意味わかんねえ、ニコニコしてしまうから鍋とか一緒につついててほしい。
・部室と称して秘密基地を作る感覚、男性的。
・起承転結を非常に意識したシナリオだと感じる。
・「実体験のないメソッドだけ知っても意味がない」創作者に沁みる。
・コマ割りの目線誘導が凄い、作者が実