とよ田みのるのレビュー一覧
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購入済み
読みました。1巻から変わらず、読んでいてやさしくてあたたかい気持ちにさせてくれます。この本を読んで、金剛寺さんや樺山くんだけでなく姫ちゃんやカオルくんのことがもっと好きになりました。
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Posted by ブクログ
めっちゃ、キュンキュン来ます
この感想を読んでくださった方を不快にさせてしまうかも知れませんが、冗談抜きに、トキメキすぎて、吐いちゃいそうです
いえ、極端な話、感動が極まりすぎて、吐いちゃうほどの感動に襲われる漫画に出逢えるのは、漫画読みとして幸福な事じゃないんでしょうか
そう考えると、作者であるとよ田先生、とよ田先生を支えてくれている編集者さん、そして、私以外で、私よりも、この『金剛寺さんは面倒臭い』を応援してくれているファンの皆さんに感謝したいです、強く、剛く、烈く
この世には、グッと来る恋愛漫画は多数、あります
どれが一番か、それは読み手が各々で決める事なので、いくら、私でも、『金剛寺さんは面倒臭い』が一番だ、と押しつける事は出来ませんし、したくありません
ただ、この漫画に、とよ田先生が詰め込んだ熱量、これだけは凄まじい、とだけ断言させてください
ぶん殴られる、いえ、ヒロイン・金剛寺さんに合わせた表現をするのであれば、見事な一本背負いを決められます
決して、力づくで読み手の体勢を崩し、腕力だけで投げるのではなく、理に適った技で、相手のバランスを傾け、自分の力を理解し、相手の力も利用し、そして、地面の力まで乗せた、技の極致にある、と表現しても構わないほど、美しい一本背負いをかまされたら、そりゃ、立ち上がれません
まぁ、立ち上がらない事には、次の巻に立ち向えないので、ボロボロの状態で、どうにか挑むんですが
きっと、(4)では、これまで以上のダメージを負う、と自分でも分かっています
それでも、私だけじゃなく、他の漫画読みも、真正面から戦うしかないのです、この『金剛寺さんは面倒臭い』と
ピタゴラスイッチ的なストーリー展開が、この剛烈なラブコメの持ち味
果たして、どんな「!?」が待っているんでしょうか
好みは、やっぱり、人それぞれなので、この(3)で一番の話はこれだ、と他の読み手と意見をぶつける気はありません
他人の意志と好みは尊重したい、ってのは建前。私は熱くなり過ぎると、口汚くなり、手が出ちゃうタイプって自認していますので
その上で、とよ田先生の、漫画家としての「読ませる」テクニックに脱帽したのは、第14話「EVIL DEAD」でした
基本的に、生まれ変わりを信じている派なので、私は
安っぽい自己分析ですが、恐らく、それは『火の鳥』を小学生の頃に読んだ影響でしょう
人は罪を犯し、受けるべき罰があります
世の中には、百度の死刑を執行したい、と思うほど、私ですら、おぞましさを感じる犯罪者がおり、そいつらは、どんなに酷い罰を与えようとも、当人が心から反省しようとも、許されない、と思います
しかし、一方で、許しを受けるべき存在があるのも確かだ、と思うのです
ハッピーエンド、とは少し、いや、かなり、違う気もしますが、男は己の業を、自らが積み重ねた償いで、ついに洗い流し、大きな愛に許され、幸福になれる生を得られたんでしょう
この台詞を引用に選んだのは、樺山くんの金剛寺さんへの「愛」が、これでもかって思うくらいに詰まっているもの、と感じたからに他なりません
運命の相手に感じる「好き」は理屈じゃありませんし、言葉で正確に伝えられるものじゃありません(←小説家になりたい人間が言っちゃいけないんでしょうが
実際、これが響かない人もいるでしょうし、嘘臭いと感じる人だっているでしょう
ただ、私にはグッと来て、主人公が、こういう気持ちを、自分だけの言葉で表現できる恋愛が書きたいって欲望で、心が満たされました
私にとっては、それが大事なんです
けど、とよ田先生は、(4)で、この名言すら霞むほどの超名言で、私を、全力で投げるんでしょうねェ
気絶しないよう、今の内から、受け身の練習をしておこうと思います
「これは、誰にも言ったことないんだけど・・・僕は、ずっと、死にたいなぁ、と思っていました。自分が、この世界にそぐわないって、ずっと思っていて、優しい人も、沢山いるから、内緒の気持ち。だから、隕石が来ても、怖くはなかったんだけど、今朝、いつもの道を歩いていたら、ドキドキしました。金剛寺さんに、さよならも言えなかったら、どうしよう。そう思ったら、ムチャクチャ駆け足になっていて・・・いつもの場所にいた金剛寺さんが、ピカピカに輝いていました。理屈は分からないんだけど・・・金剛寺さんにしか思わない気がします」(by樺山くん) -
Posted by ブクログ
ネタバレ「楽しいこと増やして
怖いことは僕達の
本編とは大きく
関わりの無い物語に
しちゃいましょう。」
ナレーションの決め台詞(「だがこれはッ 本編とは大きく関わりの無い物語であるッ」)に込められた意味を、主人公のひとり・樺山プリンが鮮やかに回収する第2巻。
ふたりの恋愛に関係しないものは、たとえそれが世界を揺るがす大事件だろうが、すべて「本編とは大きく関わりの無い物語」と切り捨てるのは随分乱暴だと思っていたけれど、改めて説明されるとそのピュアさに目眩がする。
もうひとりの主人公・金剛寺金剛の抱えるコンプレックスも(極端な形とはいえ)多くのひとが共感するものだと思う。フローチャート風にしてみたり抽象画風に表現したりとビジュアル化が巧みだからつい肩を持ちたい気持ちになって読み進めてしまう。 -
Posted by ブクログ
確実に、読み手に血を吐かせに来ている、質の高いラブコメ
『僕と君の大切な話』や、『贄姫と獣の王』に匹敵する、と言っても、反対意見は出ないんじゃないか、と私は思っている
上手く言えないのだが、「普通」や「当たり前」の事が、突飛な表現を織り交ぜつつも、地に足が付いたストーリーで、柔らかくも、鮮明に描いているからこそ、読み手のハートを稲妻のごとき威力で撃ち抜けるんだろう
ヒロイン・金剛寺の性格が、超のつくほど堅物で、輪をかけて生真面目で、正論至上主義だからこそ、人を好きになったら起こる、自然な変化が、より鮮烈となる
どういう訳だか、あまり注目されていないけれど、とよ田先生は、間違いなく、恋物語を描かせたら、漫画業界でもベスト20に入る、絶対に
人と人外の恋愛モノだけあって、それっぽい描写が多い。冥王町などは、特に強い
個人的には、そこが一層に、ストーリーの甘さを際立たせているように思う
冥王町で体験した恐怖、それは決して消える事はない
けれど、その上に新たな色を塗る事は出来る
その色は、恋の色。人それぞれだろうけど、やはり、恋はピンクだろうか?
非日常で恐ろしい思いをしたからこそ、好きな人と手を繋ぐ事に無上の喜びを覚える余裕がある日常の大切さを噛み締める事が出来るのだろう
ちなみに、私は二人が、冥王町で出会った巨大な鬼の言葉を解読してみた
中々に骨は折れたが、その苦労に見合う衝撃はあったので、皆さんも暇があれば、取り組んでみて欲しい
この『金剛寺さんは面倒臭い』が醸す、恋物語の魅力に彩りを加えているのは、友情や親子関係、また、動物などで、これらもアオハルを構築する大事なパーツだ
特に、動物は可愛い。あの金剛寺さんをメロメロにするのだから、相当なもんじゃないか
猫に関わるエピソードがなければ、半減とまでは行かないにしろ、何か物足りなく感じる事はあるだろう
今後、どこかの出版社が、新潮社の『マンガ肉』のような、猫をテーマにして、多くの漫画家が愛をブチかます単行本を出すような事があるのなら、とよ田先生とオジロ先生には参戦してほしいな
それはさておき、(3)への引っ張り方も、また上手い。そう感じるのは、私が単行本派で、リアルタイムでは読んでいないからか
間違いなく、この(2)で覚えた“キュンキュン”は、簡単に突破するだろう
もちろん、とよ田先生にとっちゃ、簡単などではなく、血を吐くほどの努力をして、私たちの「良い漫画を読みたい」って強欲を満たしてくれるのだから、感謝しかない
次巻の感想も、そんな感謝を込めて書きたい
どの回も、読んでいるコッチの方が照れ臭くなってくるほど、金剛寺さんと樺山くんのラヴカラーは鮮やか
その中でも、私の脳髄が揺さぶられるのは、第9話「〇〇には、それだけの力がある」だ
確かに、ある、と思う、私も
「手当て」と同じ理屈で、人と触れ合う事には、言葉じゃ説明できない癒し効果がある
ハグ、その力を、とよ田先生自身が一番に知っているからこそ、この厚味
その行動により、金剛寺さんは自らの新たな一面を知り、同時に、その強さは一つ上のレベルに到った
恋の力は偉大だ
運動部では、恋愛禁止な所もあるかもしれないけれど、中には人を好きになる事で、自分の才能を引き出せるタイプもいるから、無理強いは逆効果じゃないかな、と
まぁ、練習に身が入らず、校舎の空き教室でヤりまくるようじゃダメだよな
でも、やっぱり言いたい、「好き」は人を変える。弱くなる、と言う人もいるけど、守りたいものが出来た人が弱体化するはずがない。守るための強さが、必ず芽生えるのだから
この台詞を引用に選んだのは、やべぇよ、としか言えないので
正直、浅い言葉しか出ない、これに関しちゃ
しかし、彼女がこんなコトを言うとは、微塵も予想していなかったからこその破壊力はある、間違いなく
とりあえず、言える事は一つだけだ、乗りたい風に乗れない奴はマヌケ
自分の気持ちに素直になり、空気を感じ、勢いに乗る
それが出来なきゃ、幸せなんて掴めない
待ってたって良い事なんざねぇのだ
したい、と思った時に、すればいい
誰かを不快にしたり、傷つけたりしないのならば、全く躊躇する必要はない -
Posted by ブクログ
前の巻とけっこうイメージが変わっていて、「漫画というメディアで無邪気に遊び尽くす」ステージを早くも既に過ぎたというか、「ここから、どこまで"遠くへ辿り着けるか"」の、ある種シリアスな挑戦が始まった身の引き締めを感じる第二巻。たぶん、多くの方がこのマンガを読みながら感じ取っている「ある大きな予感」が、ジワジワと確信へ変わりつつある。抽象的な例えばかりだけど、この「単行本の外側へはみ出していく大きな円の輪」が見えている人には、それがこの巻でもしっかり続きが紡がれていて、そのスケールのあまりの大きさにドキドキが止まらないのではないか。/前回のレビューで「ラブロマ2.0」だ、って書いたけれど、これ「ラブロマ1万5000」くらいは平気で行ってるな……。
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Posted by ブクログ
正直、最高すぎる、そんな浅い感想しか出てこない
とよ田先生が、至高のラブコメを描いてくれる青年漫画家であるのは、『ラブロマ』で完膚なきまでに叩きのめされているので、重々承知しているが、まさか、こんな重い一発を貰うとは思ってなかった
まだ、読んでいない人に忠告するが、この(1)は表紙から予想する甘さの十倍の威力がある
自分のラブコメ漫画に対する耐久力が低いかも、って不安がある人は、とよ田先生の他作品、もしくは、他の良質なラブコメ漫画を読んでから、こちらへ挑む事を推奨したい。オススメとしては、『古見さんはコミュ症です。』、『早乙女選手、ひたかくす』、『猫のお寺の知恩さん』、他社なら『そうしそうあい』や『久住くん、空気読めてますか?』も良いだろう
ぶっちゃけ、この『金剛寺さんは面倒臭い』は『ラブロマ』以上だ、私の中では
人と人外の恋物語ってのも、結構、大きい。そう言う意味では、『ああっ女神さまっ』がいる域に届く可能性もある。既に、ステージの縁に手がかかっているな、うん
面倒臭い系のヒロインは、特に好きではない。ただ、金剛寺さんの面倒臭さは別だ。何だ、この可愛さは!?
あまりにもトキメキクライシスで、甘酸っぱさを大量にブチ込まれた心臓が痛くなり、救急車を呼びたくなるほど。まぁ、お医者さんも匙投げるだろうけど
どんな名医だって、恋の病だけは治せない
忍先生の『オタカレ腐女カノ』と同じく、ハッピーエンドに向かって、カップルが全力で突っ走っていく点も、読み手の心はガンガンと揺さぶられる
人を好きになるって、こんなに幸せになれ、同時に、世界を福で満たせるんだな、と青臭い悦びに浸れる、それに感謝しかない
確かに、絵柄や台詞回しが独特で万民受けはしないかもしれない
でも、間違いなく、いいものだ
今年はさすがに厳しいかもしれないが、来年の今ごろにはアニメ化が決定しても不思議じゃない
あくまで、私のイメージだけど、金剛寺さんの声は、沢城みゆきさんにお願いしたいな。林原めぐみさんも捨てがたいか
樺山くんは・・・鈴木達央さんが、意外にしっくり来そうな気がするかも
しっかし、何が悔しいって、感想の一番乗りを取れなかった事に尽きる
これだけ良い恋愛漫画だから、他の人も注目しているだろう、と思っていたが、まさか、ここまで皆さん、全力で愛を語るとは。嬉しいやら、とよ田先生に申し訳ないやら
他の人に勝つ為に感想を書いている訳じゃないにしろ、この拙いレビューで、『金剛寺さんは面倒臭い』が気になり、書店に行って購入してくれる人が一人でもいたら、ありがたい
かなり、勉強をさせてもらったので、私の小説にもちゃんと活かさねば
どの回も、二人のバカップルさに祝福の拍手しか送れないほど。その中でも、私がお勧めしたいのは、やはり、掴みとしてバッチリな第1話「信号が変わる」だ。ここまで、鷲掴みにされて、全力で叩き付けられたのは、久しぶり。痛ぇと叫ぶのも忘れて、今はその爽快感を噛み締めたい
恋に落ちる瞬間の描写も、これまた、とよ田先生らしい。私らに撃ち込まれた銃弾の種類は違うだろうが、確実に急所はブチ抜かれている。ヘッドショットで戦闘不能なのに、とよ田先生、間髪入れずにぶっ放してくる。最早、蜂の巣である
この台詞を引用に選んだのは、これぞ、とよ田イズムの本質、と感じたので。人によってはいらない、と思うかもしれないが、私は必要だ、と思う。恋心の下地には、相手に対する尊敬の念があるべきだろう。自分が持っていない物を相手が持っている、その強さに憧れ、素直に素晴らしいと讃えられ、人として尊敬できるからこそ、愛情は強まる。理想論以前の戯言だと嘲られるだろうけど、漫画の中くらいには夢を持ちたいのさ -
Posted by ブクログ
見事な大円団
人と妖怪の絆を描いた漫画として、これ以上ないはっぴーえんど
当然、この『タケヲちゃん物怪録』も殿堂入り
真っ直ぐに強い心を育てながら生きる事、絶望の中に希望を見つけるコツ、本当の幸福とは何か、を学べた作品
その気になれば、もっと話を膨らませ、長々(ダラダラ)と続ける事も可能だっただろうが、この7巻以内に見事、ストーリーを纏めてみせたとよ田先生の腕力に感服。もし、6巻でも8巻でも、ここまでの感動はなかっただろう
また、最終巻だからこそ、改めて強く感じられたが、やはり、とよ田先生の色使いは好い。『ハクメイとミコチ』の樫木先生にも負けていないだろう
絵柄、ストーリー、キャラ、台詞、ラスト、どれもグッと来た、この『タケヲちゃん物怪録』、もちろん、妖怪好きの人にも読んで欲しいが、個人的には、自分は不幸なんじゃ、と思い悩んでしまっている、まだまだ未来が明るい学生に読んで、自分の中の光に気付いてもらいたい