とよ田みのるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレもう、ほんと、とよ田先生、大好きだわぁ。改めて思ったんだが、私、とよ田先生にも絶対、お会いできない。多分っつーより、絶対、会ってしまったら、背骨がへし折れるレベルで抱き締めてしまう、感謝の言葉をマシンガンのようにかましながら。
そう確信してしまうくらい、この『これ描いて死ね』は、私をぶん殴ってきた。
なら、もうちょっと、早く、この(1)の感想を書けよ、もう(2)が出ちゃってるんだぞ、とツッコミの嵐が襲ってきそうだけど、言わせてほしい。
物凄く、魂が震えたからこそ、この(1)の感想を書けなかったんじゃい!
理解して下さる方もいるだろうが、読んですぐ、感想を一気に書ける作品と、じっくり自分の中で感想を纏めたい作品が、漫画読みにはある。どっちの方が優れているか、ってのはなく、単に、この『これ描いて死ね』は後者ってだけだ。
タイトルも物騒だが、中身はもっとヤバい。いや、暴力やグロテスクな表現が多い訳じゃない・・・・・・まぁ、読み手の魂を芯まで打ち抜くパンチ力を考えると、ある意味、バイオレンス級だけども。本気で、とよ田先生が、読み手を「漫画」って凶器で殺しに来ているのが、しっかりと伝わってくる。
とにもかくにも、私は漫画が好き、と自分の好きなものに自信がある人間であるなら、ぜひ、読むべき一冊。
読むだけ派も、描きたい派も、しっかりと楽しめるストーリーになっている。
ほんと、これから、相の青春が、どうなっていくのか、楽しみで仕方ない。
しかし、この(1)で、何が一番、嬉しかったっつーか、テンションが上がったって、藤田和日郎先生の名前が出てきたコト(←いや、そこ!?)。 とよ田先生レベルの漫画家ですら緊張してしまう藤田先生、やっぱり、パねぇ。
この台詞を引用に選んだのは、ここから全てが始まった、と感じるものだったので。
当たり前、と言うのは簡単。けど、この気付きが大事なんだろうな。
自分の気付きに興奮できる人間だけが、その先に進める、と私は思う。
きっと、今、最前線の最先端で活躍していられる漫画家たちは、これがあったに違いない。
「そっか、漫画って、自分で描けるのか。そっかーーーーー」(by安海相) -
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ネタバレついに、この最終巻の感想を書きます。やっとか、とは言わんでください。私自身が、思ってますんで、それは。
何故、書く気になったか、それは、とよ田先生の最新作『これ描いて死ね』を読む為です。『金剛寺さんは面倒臭い』(7)の感想を書かないまま、『これ描いて死ね』を読むなんて真似、とてもじゃないですが、私には出来ません。なので、必死に自分を奮い立たせ、感想を書いております。
そこまで無理しなくても、と仰って下さる優しい方もいるでしょうが、こればかりは、私の漫画読みとして通すべき筋。
とは言え、未だに感動がちっとも鎮まらず、興奮も全く冷めていない為、まともな感想にはならないと思うので、その辺りはご勘弁を。
正直な話、この『金剛寺さんは面倒臭い』(7)の感想は、「最高」の二文字にしかなりません。しちゃいけないんじゃ、とすら思ってしまいます。
『町田くんの世界』(7)の感想を書いた時も痛感させられましたが、ほんと、私もまだまだです。しかし、自己嫌悪なんか吹っ飛ぶくらい、この最高の漫画を読めた嬉しさの方が圧倒的に強いんですよね。
ほんと、この『金剛寺さんは面倒臭い』は凄かったです。とよ田先生の作品を全て読んでいる訳ではないので、自信を持って断言は出来ません。それでも、少なくとも、私が読んできた中では、断トツの衝撃でした。
ここまで、徹底的に、ハッピーエンドに執着した恋愛漫画も存在しないんじゃないでしょうか。色々と感じ、学び、考え方に変化を受けた作品でした。
愛する人幸せに生きるってのは、何と素晴らしい事なのか、と思わせてくれた、この『金剛寺さんは面倒臭い』、そして、とよ田みのる先生に、心からの感謝を。
皆さん、こんな世の中ですけど、生きていきましょうよ。死を選ばないでください。生きていれば、幸せになれますし、誰かに幸せにして貰えますし、誰かを幸せにする事も出来るんです。
この台詞を引用に選んだのは、ガッツーンと来たからです。
ここまで、どストレートなのは、とんでもないですね。
ある意味、反則と言うか、掟破りでしょう。
しかし、それがいい、これがいい、とファンに思わせるのは、ここまで、とよ田先生が一切、手を抜かず、漫画って表現方法で、読み手にこれを訴えかけて来たからでしょう。
改めて、漫画の力は凄い、と痛感しました。
人と人の関わり合い、それは本当に重要ですけど、私としては、漫画との関わり合いも疎かに出来ません。
ぶっちゃけ、グッと来る数々の名作漫画との出逢いが無かったら、今ごろ、私は死んでいるか、刑務所にブチ込まれているでしょう。
漫画には人を救う力が確かにある、と私は信じています。
どうか、これからも、皆が、「生きたい」と心から思える漫画と、何が何でも幸せにしたいと思える誰かに巡り合えますように。
「あなたはいてもいいッ!!私もいてもいいッ!!そんな無責任な事は言えないッ!!もっと当たり前で、普遍的な純然たる事実だッ!!私たちはッ!!!関わり合いながらッ!!!生きているッ!!!繋がっているッ!!!それがッ!!!この物語のッ!!!テーマですッ!!!」(byとよ田みのる先生) -
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ネタバレ言うまでもなく、この(6)は(5)を凌駕しています。
(5)で、あれほどのハッピーエンドで、読み手をぶん殴って、KOしたのに、とよ田先生、この(6)で倒れた読み手に寝技を仕掛け、一層に追い込んでくるか。この容赦のなさ、怖く感じると同時に、尊敬すらしてしまいますよ。
この(6)は、良い意味での「蛇足」が詰め込まれていました。無事に、ハッピーエンドを迎えられた物語だって、読み手が知ることのない「その後」があり、また、本編で語られなかった“紆余曲折”があったとしても、不思議ではありませんよね。
読み手が読みたくて仕方なかったそれらを、ガッツリと書いて下さる、とよ田先生には感謝しかありませんって。
ただ、一つ、決して、文句ではなく、むしろ、とよ田先生のファンなのに、「やっちまったなぁ」と凹んだのは、この企画を知らなかった事です。ゲッサンをリアルタイムで読んでなかった事に、こんなショックを受けるとは思ってもいませんでした。
第26話「SNAKE FEET」 特別なハプニングが何も起きない、ありふれた幸せを噛み締められる、普通の一日を過ごしてみたいものです、私も。
第27話「2010年8月28日 午前4時28分」 とことんまで、自分を追い込んで感じた事は、以降の人生で自分を支える柱の一本になる気がします。
第28話「エビフライエフェクト」 ほんと、バカな夢だな、と笑われそうだけど、いつか、伊勢海老をエビフライにして食べてみたいもんです。
第29話「Across the Universe」 この『金剛寺さんは面倒臭い』に劣らぬ名作を世に出してきた先生だからこそ出来る豪華なコラボですねェ。
第30話「TO BE or NOT TO BE」 「蛇足」企画の締めくくりだけあって、とんでもなく豪華であり、この(6)の中で、特に読み手のハートを揺さぶったのではないか、と私は確信しています。
この台詞を引用に選んだのは、とよ田先生が、私たち読み手に対して投げてくれたメッセージの中で、特に響いたからです・・・すいません、普通の理由で。
いや、でも、ほんと、グッと来たんですよ、この台詞。
極端な話、人種、性別、年齢、家柄などは関係なく、誰にだって、心の中に獣もしくは化け物の形をしている何かはいるんじゃないでしょうか。
それを閉じ込めている人もいれば、自分がダメージを負うのも承知で殺しているかもしれませんし、逆に制御がしきれず、乗っ取られてしまった者もいる可能性だってあるでしょう。
だからこそ、金剛寺さんの愛に勇気を貰い、自分の内に拘束していた、己の凶暴性を、それも自分であると受け入れ、同化した樺山君。
きっと、彼は人としても、鬼としても、そして、男としても、この一歩で大きく成長したでしょう。
そんな樺山君と金剛寺さんが、ついに迎える「ハジメテ」
一体、どうなるのか。成年誌を読み慣れているってのに、ドキドキしちゃいます。
「俺ヲ閉ジコメテモッ!! イツカマタッ!! 蘇ルゾッッ!!」
「いていい。隠しても、罪は消えない。僕は君と過ごす。そんな僕を、金剛寺さんは選んでくれた。だから、僕は君も肯定する。ずっと、一緒にいよう」(by樺山君の中にいる狂気、樺山君) -
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ネタバレとよ田先生、ありがとうございます。
これを言うのは気が早い、と判っちゃいるけど、この(5)の表紙を見たら、誰だって言いたくなってしまう。
絶対的な意見ではないだろうけど、やっぱり、私は質の良いラブコメならば、主役の結婚式は拝みたい派。ある意味、一つの判りやすいハッピーエンドの表現方法だと思うので。
とは言え、この(5)が最終巻じゃなくて、ホッとしたのは事実。
いつか、終焉を迎えなきゃいけないのは、一人の読み手として承知しており、(1)を読み始めた時点で覚悟している。けれども、それはそれ、これはこれ。もうちょっとだけ、読んでいたい。
改まって言う事でもないけど、この『金剛寺さんは面倒臭い』は、設定こそ壮大なんだけど、基本的に、人間の目が見て、手が届き、足で歩いて行ける距離、つまりは、日常的なストーリーを描いてくれているので読みやすく、どっぷりと魅力に浸れる。
質の良いラブコメなら当たり前の事だろうが、この『金剛寺さんは面倒臭い』でも、結婚までの道のりは決して、容易くなかった。樺山くんと金剛寺さんは幸せになる、と事前に言われていたって、ハラハラしてしまうものだ。
この(5)で、しみじみと思ったんだが、とよ田先生は、この作品に登場するキャラを最終的に幸福にしなければ気が済まないのだろうな。人知を超えた存在が操る運命の力に翻弄されてしまう事はあったとしても、努力を惜しまない人は自分の力で欲した幸福を手に入れられる、と信じているのかも知れない。
そんな甘ったるく、綺麗事だらけで、真っ直ぐなストーリーを紡ぐとよ田先生ならば、こんだけのインパクトがある(5)を(6)で凌駕すると信じられるので、今から、ワクワクが止まってくれない。
この台詞を引用に選んだのは、とよ田先生は、読み手に伝えたいメッセージかな、と感じたので。
月並みな言い方でこっぱずかしいけど、やはり、「好き」は理屈じゃないのだろう。
どんなに強靭、頑健、高潔な克己心を持っていても、誰かを好きになる事は止められない。
好きな相手と一緒に生きたい、と望むのは、決して悪い事じゃない。
「好き」は性別も、身分も、過去も、何もかも突破するんだろう。
悲しみと憎しみを愛の力で乗り越え、樺山くんの罪を許し、受け入れ、抱き締めた金剛寺さんは、イイ女だ。
「金剛寺さん、どうして・・・」
「・・・分からない!! 論理や道徳的規範に反する、誤った行為だ・・・ただ、君と生きたい」(by樺山くん、金剛寺さん) -
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最高かよッ‼
このマンガは常軌を逸しているッ‼本編には大きく関わりのない物語がないと満足できなくなってしまったんだがどうしてくれるッ‼本編とあとがきを同一人物が書いたとは信じられないッ‼読後、このマンガから何らかの影響を受けているはずッ‼
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元気になった
うまくいかないことがあって心がささくれていた時に読んだが、このマンガを読んで元気になった。描いていて楽しかったという作者のコメントも好き。
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まっすぐ
すこし不器用だけど素直でまっすぐで、応援したくなる恋愛です。同時にエンパワーされるというか、力をもらえます。
絵がすこし幼稚に見える感じる人にもオススメします。この絵がすごく内容とマッチしています。 -
Posted by ブクログ
私だけじゃなく、他の人も感じる事があるでしょう、幸せ過ぎて怖い、と
そう感じる事は人それぞれですが、私にとっては、良い漫画に出逢えた時
そうです、この『金剛寺さんは面倒臭い』が該当します
今、私は幸せです、マヂに
世の中、楽しい事や、面白い事ばかりじゃないのは、私も、これまで、色々とあったので、身に染みてます
なので、死にたい、と思っている人に、「生きろ」、「君が死ねば、誰かが悲しむ」、「生きてれば、これから、きっと良い事がある」なんて、安っぽい励ましは出来ませんし、したくもありません
ぶっちゃけた話、死ぬなら相手を社会的に追い詰めるような置き土産を残せ、そんで、無関係の人間に迷惑をかけない方法で死ね、と追い打ちをかけるタイプなんですよ
まぁ、幸い、そんな事態に陥った事は、これまで、一回もない訳ですが
もしも、今後、そのような状況になったなら、きっと、私はその人を止めず、自己判断に任せるでしょう
しかし、言葉はかけませんが、自分が大好きな漫画はお勧めします
その中の一冊に、私は間違いなく、この『金剛寺さんは面倒臭い』を入れます
好きな人が出来れば、美しい世界は、もっと美しくなる、そう教えてくれた、この漫画なら、苦しい人をきっと救ってくれる、と信じられるので
この『金剛寺さんは面倒臭い』を読んでも、心に響かない、となったら、もう、私にはお手上げです
まぁ、そんなの有り得ないですけどねぇ
言うまでもありませんが、この(4)も凄いです
どう凄いのか、これが説明できないトコが、冗談抜きに凄いんです
素人感覚かも知れないんですが、ここまで凄いと、逆に、マンガ関連の賞で一位を取るのが難しいんじゃないでしょうか
自分で言うのもアレなんですけど、私みたいに、捻くれている人間ほど強烈に響くタイプの、先の先を驀進してるラブコメですから
まぁ、一位を取れないから、と言って、この作品の質が下がる訳じゃありません
とよ田先生も、その辺りを気にして、描いちゃいないでしょう
とよ田先生の中にいる、漫画家って名前の怪物は、藤田和日郎先生や羽海野チカ先生にも劣らないほどの強さを持っています
私も『呪術廻戦』や『鬼滅の刃』、『七つの大罪』、『EDENS ZERO』、『古見さんはコミュ症です。』に『君は008』などを読んで、漫画読みとして、それなりに成長し、打たれ強くなった、と自負していました
しかし、それは大きな勘違いだった、と思い知らされます、この(4)を読んで
この『金剛寺さんは面倒臭い』(1)~(3)を読んで培った、とよ田先生イズムへの耐性は、まるで役に立たないと思ってください、まだ読んでいない皆さんは
愛は偉大、安っぽく聞こえる言葉が、この作品を読むと、不滅の真理だ、と心で理解できるんじゃないでしょうか
あと100年くらいは生きて、グッと来る良い漫画を読み続けたい私ですが、仮に、この『金剛寺さんは面倒臭い』(4)を読み終わった直後に、いきなり、心臓が止まって、呆気なく死んでしまっても、この世の未練は、読まなかった時よりも少ないだろうな、と思うほどです
けど、やっぱり、完結巻を読むまでは死ねません
まぁ、多分、ラストに感動して、涙を流した後も、とよ田先生の最新作を読むまでは、死んでる場合じゃない、殺されてる場合じゃない、と言ってそうですが、私の場合
生きる理由、死ねない理由が、漫画ってのは、他人からしたらバカらしいかも知れませんけど、この『金剛寺さんは面倒臭い』を読んで、愛の強さを知っている私に、一切の恥ずかしさはありません
恥ずかしい話、どの話でも、ポケットティッシュ一つが空になったので、最も良いモノが決められません
なので、皆さんの中で、ひっそりと一位を決めて下さい、とお茶を濁させていただきます
インパクトがあった、とよ田先生の手練に驚かされた、と言う意味では、やはり、第19話「多世界解釈」はぶっちぎりのように思えます
あとがきによれば、雑誌連載時は、ゲッサンの編集長さんが、かなり苦心したようです
とよ田先生から、既にお礼を言われていると思いますが、私にも「ありがとうございます」と言わせてください
未来は一つじゃない、ちょっとした行動一つで変化する、これもまた、薄っぺらい考え方、と思う方もいるでしょう。けど、やはり、この作品を読むと、本当だ、と思えるはずです
もっとも、どの分岐点に入っても、ハッピーエンドが待っていてくれるのは、金剛寺さんや樺山くんらの行いが、日頃から良いからに他なりません
幸福に自分の足で辿り着けるのは、努力を怠らない人だけです
なので、私も、小説家デビューを諦めず、コツコツと頑張っていきます
この台詞を引用に選んだのは、金剛寺さんの樺山くんへの愛が美しい、と感じたからです
肯定、許容、受諾、言い方は色々とあるでしょうが、好きな人の良い所も、本人が嫌っている所も受け入れる事が出来る強さ、それこそが、本当の愛なのではないか、と考えられます
もちろん、本当の愛とは、これじゃない、と言える人もいるでしょう
その人の意見は否定しません。なので、皆さんも、金剛寺さんの樺山くんへの面倒臭い愛を否定しないでください
本当に、これ以上ないくらいのハッピーエンドに辿り着いて欲しいカップルです
「言ったろう、構わないよ。たとえ、君に切り裂かれたとしても、私は構わない。去年の合宿で、『人間は好きだ』と言ったのを覚えているか。あの概念は、君と付き合い出してから、獲得したものだ。いや、ずっと思っていたのかもしれない。だが、君のお陰で気付けた。私の鎧の中は、カラではないことを。”何か”があるのだ。君が、私を肯定してくれたから、それに気付けた。だから、私も、君の全てを肯定するよ」(by金剛寺さん)