【感想・ネタバレ】金剛寺さんは面倒臭い 3のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2021年06月22日

世界はこうあってほしい
現実でも全てがハッピーエンドに繋がればいいのに

読むと驚くほど幸せな気持ちにさせてくれる作者に感謝

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Posted by ブクログ 2019年05月22日

めっちゃ、キュンキュン来ます
この感想を読んでくださった方を不快にさせてしまうかも知れませんが、冗談抜きに、トキメキすぎて、吐いちゃいそうです
いえ、極端な話、感動が極まりすぎて、吐いちゃうほどの感動に襲われる漫画に出逢えるのは、漫画読みとして幸福な事じゃないんでしょうか
そう考えると、作者であると...続きを読むよ田先生、とよ田先生を支えてくれている編集者さん、そして、私以外で、私よりも、この『金剛寺さんは面倒臭い』を応援してくれているファンの皆さんに感謝したいです、強く、剛く、烈く

この世には、グッと来る恋愛漫画は多数、あります
どれが一番か、それは読み手が各々で決める事なので、いくら、私でも、『金剛寺さんは面倒臭い』が一番だ、と押しつける事は出来ませんし、したくありません
ただ、この漫画に、とよ田先生が詰め込んだ熱量、これだけは凄まじい、とだけ断言させてください

ぶん殴られる、いえ、ヒロイン・金剛寺さんに合わせた表現をするのであれば、見事な一本背負いを決められます
決して、力づくで読み手の体勢を崩し、腕力だけで投げるのではなく、理に適った技で、相手のバランスを傾け、自分の力を理解し、相手の力も利用し、そして、地面の力まで乗せた、技の極致にある、と表現しても構わないほど、美しい一本背負いをかまされたら、そりゃ、立ち上がれません
まぁ、立ち上がらない事には、次の巻に立ち向えないので、ボロボロの状態で、どうにか挑むんですが
きっと、(4)では、これまで以上のダメージを負う、と自分でも分かっています
それでも、私だけじゃなく、他の漫画読みも、真正面から戦うしかないのです、この『金剛寺さんは面倒臭い』と
ピタゴラスイッチ的なストーリー展開が、この剛烈なラブコメの持ち味
果たして、どんな「!?」が待っているんでしょうか

好みは、やっぱり、人それぞれなので、この(3)で一番の話はこれだ、と他の読み手と意見をぶつける気はありません
他人の意志と好みは尊重したい、ってのは建前。私は熱くなり過ぎると、口汚くなり、手が出ちゃうタイプって自認していますので
その上で、とよ田先生の、漫画家としての「読ませる」テクニックに脱帽したのは、第14話「EVIL DEAD」でした
基本的に、生まれ変わりを信じている派なので、私は
安っぽい自己分析ですが、恐らく、それは『火の鳥』を小学生の頃に読んだ影響でしょう
人は罪を犯し、受けるべき罰があります
世の中には、百度の死刑を執行したい、と思うほど、私ですら、おぞましさを感じる犯罪者がおり、そいつらは、どんなに酷い罰を与えようとも、当人が心から反省しようとも、許されない、と思います
しかし、一方で、許しを受けるべき存在があるのも確かだ、と思うのです
ハッピーエンド、とは少し、いや、かなり、違う気もしますが、男は己の業を、自らが積み重ねた償いで、ついに洗い流し、大きな愛に許され、幸福になれる生を得られたんでしょう

この台詞を引用に選んだのは、樺山くんの金剛寺さんへの「愛」が、これでもかって思うくらいに詰まっているもの、と感じたからに他なりません
運命の相手に感じる「好き」は理屈じゃありませんし、言葉で正確に伝えられるものじゃありません(←小説家になりたい人間が言っちゃいけないんでしょうが
実際、これが響かない人もいるでしょうし、嘘臭いと感じる人だっているでしょう
ただ、私にはグッと来て、主人公が、こういう気持ちを、自分だけの言葉で表現できる恋愛が書きたいって欲望で、心が満たされました
私にとっては、それが大事なんです
けど、とよ田先生は、(4)で、この名言すら霞むほどの超名言で、私を、全力で投げるんでしょうねェ
気絶しないよう、今の内から、受け身の練習をしておこうと思います
「これは、誰にも言ったことないんだけど・・・僕は、ずっと、死にたいなぁ、と思っていました。自分が、この世界にそぐわないって、ずっと思っていて、優しい人も、沢山いるから、内緒の気持ち。だから、隕石が来ても、怖くはなかったんだけど、今朝、いつもの道を歩いていたら、ドキドキしました。金剛寺さんに、さよならも言えなかったら、どうしよう。そう思ったら、ムチャクチャ駆け足になっていて・・・いつもの場所にいた金剛寺さんが、ピカピカに輝いていました。理屈は分からないんだけど・・・金剛寺さんにしか思わない気がします」(by樺山くん)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年04月24日

変わらずハイテンションな第3巻。
第14話「EVIL DEAD」の、上下二段で描かれた演出が面白い。同話で樺山仁愛(ヒトナ)が「慰み」という言葉の意味を問われ、「胸の隙間に優しいものが詰まることさ。」と答えるセリフも素敵。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年01月14日

ハイテンション(ナレーションが)・ラブストーリー。
今回は「チッスはミサイルに勝った」である。

世界は素晴らしい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月27日

チッス!!→雨の中を走る!!→ピタゴラスイッチは人生の未来を見通す!!
これがテンションの高さだけでなく、この雨の日の記憶が……という抒情にまで高まっているのが凄い!!
だから3巻のカバーイラストは素晴らしいのだ!!

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Posted by ブクログ 2019年02月06日

いやあ、侮れません、「このマンガがすごい!」オトコ編2位。今回、9割まるきり知らない作家と作品が賞を受けた。またまた、売らんがための受賞かな、と思い、試しに3巻だけ出ているこれを読んだのだが、「あとがき」を読むと、最初はウェブで出て来て、書店が注目して、月刊誌連載になったようだ。道理で知らない新人さ...続きを読むんなわけだ。こういう経由で、これからも売れるマンガができあがるのだろうか。そもそも、紙経由のマンガである必要性も必然性も属性として持っていないはずだ。だから、これは時代的なマンガと言うことになるのか?いや、まだまだ3巻目であり、その真の姿を見極めるのは‥‥。

いや、ごめんなさい。面倒臭かったですよね。

文体も世界観も、森見登美彦とは違うのではあるが、何故か匂いは同じ。キャラが特別凄いというわけではなく、おそらくマンガとしての「文体」で見せる、おそらく21世紀に登場した初めてのマンガかもしれない。もちろん、これが証明されたとしてもそれは本編とは大きく関わりの無い批評である。

好き嫌いはあるかもしれないが、私は好きだ。

例えば、このような「ネーム」。

自分が「面倒臭い」ことを自覚している金剛寺さんは、自分のことを泣きながらこう「分析」する。

START!!「理屈では理解しているのだ」→「私の言っていることは正しい」→「但しそれは理論の上では、というだけの話」→「数学の前提と同じ"その時摩擦は無いものとする"、"線の厚みは無いものとする"」→「あるのだ」→「この世には摩擦も厚みもある」→「いや極論、摩擦や厚みしか無いと言ってもいい」→「それほど世の中は理屈ではなく心で回っている」→「心で回せなければ、どんなに理屈が合っていても誰も納得はしない」→「理解はしている。しているのだが、私の中の何かが許せぬのだ」→「恥ずかしい」GOAL!!(第二巻25p)

おゝ、なんて面倒臭いのだ。↔︎ 可愛い!この相反する気持ちこそ、「恋」なのかもしれない。と言うようなことは、本編とは大きく関わりの無い物語である。ごめんなさい。面倒臭いですよね。

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