とよ田みのるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「金剛寺さんは面倒臭い」の作者は結構作品数が多いらしいと初めて知った。
不運のため人を遠ざけてきた稲生タケヲちゃん。(なんと広島出身!)
妖怪アパートならぬ百鬼荘の大家は山本「六」郎左衛門。
妖怪は人を驚かせて「陰の気」を吸うが、タケヲちゃんは今まで不幸だったので、逆に幸福を感じると驚いて「陰の気」を出す。
だから妖怪がこぞってタケヲちゃんを幸福にしようとドタバタする……という、「金剛寺さん」みたいな「ズレかた」と「優しい世界」、これは作家性なんだろうな。
妖怪たちによる「かっ、勘違いしないでよねっ!!!」は笑った。
また藤子Fポコにゃんっぽい、にゃんポコとか、妖怪アップデート具合も素晴らしい -
Posted by ブクログ
ネタバレタケヲの呪いに因縁の有る、神野一派の妖怪?達が新たに登場し、周囲が慌ただしくなってきた。
若にも指摘されていた仲間を盾に取られた時のタケヲの前向きな発言や、タケヲを救うために力を合わせた鉄達に成長が感じられて良かった。
少し残念だったのが、タケヲの心の奥底に妖怪が巣食っていることが発覚するのだが、それが「空亡」ということ。たしか百鬼夜行絵巻の最後に描かれている太陽?にゲーム『大神』のスタッフが勝手に名前付けたものと記憶しているのだけれど、そんな浅い設定使っていいの?と疑問に。
タケヲを不幸にしようとする者達の登場や、祖母との死別で少し暗い印象を持った今巻だが、今後はとよ田みのるらしい明るさと元