塔山郁のレビュー一覧
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ネタバレ夏だしなんとなく怖い話が読みたくてタイトルで選びました。タイトルと表紙はラノベっぽさがありますが、内容は真面目な警察小説でした。
主人公は後遺症で幽霊がハッキリ見えるようになった、女性警官です。幽霊が見えると言っても一発で犯人がわかるわけでもなく…殺された方に犯人を聞いても教えて貰えなかったり、嘘つかれたり。万能では無いところがなんでもありにならずにいい塩梅でした。
4つの事件がありましたが『ダークサイドソウル』と『ナイトストーカー』が特に背筋がゾクゾクするほど怖かったです。やっぱり生きている人間が1番怖いです。
結末が切ない気持ちになるお話もあれば、ゾクゾクした気持ちになるものもあり、とても面白かったです。もし続編が出るのであれば読みたいです。
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Posted by ブクログ
捜査一課の刑事・橘川七海は、初めての女性捜査一課長になるや...と言われたほどの優秀な刑事であった。
しかし、ある事件による負傷が元で、休職することに。そして、長い昏睡の後、霊の姿が視え、声が聴こえる体質に。
いろいろ悩んだ末、死者と対話出来る刑事として、上司了解のもと、新たな部署で活動を開始する。
・ラブ・アブダクション
・ダークサイドソウル
・イノセントボイス
・ナイトストーカー の4篇。
『イノセントボイス』の中で、たとえ自分は死んでも、幼い妹(2才)だけは救いたい...まだ幼い兄(4才)のその気持ちに涙しました。
続編を希望します。 -
Posted by ブクログ
【毒島さんなら激怒案件!? 血圧200とトホホなグレープフルーツ】
薬剤師が解き明かす薬の日常ミステリー。
登場人物の珍しい姓に医学的な意味があるなど設定がオモロイ!ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ)アハハ
薬オタクの毒島さんと爽太のコンビは雰囲気が『ビブリア古書堂』の栞子さんと大輔を彷彿させるちょっともどかしい空気感。
作中のうんちくもめちゃくちゃ為になり、特にステロイドの解説は目から鱗がボロボロ落ちた。「ステロイド=身体に良くない、怖い薬」のイメージが強かったので納得の嵐。 ふむふむ(๑òωó)っ✎⁾⁾
思えば私も昔、血圧200超えで処方された降圧剤をグレープフルーツでガブ飲みし体調を崩すトホホな経験が。作中のように説明がなかったので「毒島さんなら激怒だな」と妄想し、薬だけにクスリと笑えてくる。(՞˶ᵔᗜᵔ˶՞)クスクス
薬剤師さんの裏側をのぞき見しつつ、人間ドラマと実用的な豆知識がダブルで手に入る、じつに一挙両得な一冊であった。
このおかしな二人のこれからがちょっと気になるので、私もぼちぼち続編を追いかけてみようと思っている。✨ ★3.5
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Posted by ブクログ
調剤薬局に務めていたことがあるので、調剤薬局の薬剤師のお話しということで興味を持った。
シリーズ化してるってことは人気なのかな?と。
毒島=ぶすじまと読むのは以前ドラマの主人公の名前と同じでそのとき初めて知ったけど、他の方のレビューを読んで薬剤師の主人公にふさわしい名前なんだなーと。
珍しい名字って調べると深い意味があったりして面白い!
毒という字だけでも怖いのに、ぶす、って読むのでどうしても子供にはからかわれそうなイメージだけど、悪い意味の毒じゃなかったんですね。
さて、本編ですが、薬の名前が私が知ってるのと違う?と思ったら、微妙に本物とは変えてあるんですね。
確かに商品名そのままはよくないんでしょうね。
実際薬剤師さんは同じ薬局にずっといると、同じ薬ばかりの知識になりがちだけど、この作品よりもっとちゃんと幅広い知識をお持ちです。
商品名言われると「?」となることもあるけど、一般名聞いたらちゃんと最低限わかっておられます。
あくまで病院や調剤薬局に勤めてる薬剤師さんだけど…。
実際自分で飲んでみるって人も居たし。
なので毒島さんは意外とほんとに居そうな薬剤師さんです。
(水虫の検査しましたか?とか聞く話しはちょっと行き過ぎかと思ったけど。)
そこに色恋には無頓着薬剤師とはっきりしない男性をもってくるのが、読者をやきもきさせるポイントなんだろうけど、私はやきもきどころかちょっとイラっとしてしまった笑
シリーズ化してるけどずっとこんな感じなのかな?
文章は読みやすかったので、次のも読んでみようかと思う。
積読たまりすぎてて、年単位でいつになるかわかんないけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ薬剤師・毒島さんのシリーズ、第七弾です。今回は水尾爽太君は出番なし。
短編集となっているが、その大部分は薬との付き合い方について。薬というのは、いざという時に頼りになるとても便利なもの。上手に付き合えばそれに勝るものなしだが、自分の中で好き勝手に使うと思わぬしっぺ返しをくらう。
若年層が知識もないまま、お小遣い稼ぎに転売をしたりするのは本当に危険だと思う。また、大人にはそれをたしなめる勇気を持つことを呼びかける話だった。
それから、このシリーズの登場人物たちは人との接し方や関わり方に慎重さを持っていると感じる。
今回もそれが良い方と悪い方に発展するエピソードがあって、感慨深かった。
また続きが出るといいな。 -
Posted by ブクログ
現代の「医薬分業」の実態がミステリ形式で気軽に読めるところが面白い作品。
そもそも日本は欧米に比べて医薬分業制の導入が遅れていたが、分業元年と言われる1974年(昭和49年)はもちろん、その後も長い期間薬は病院でもらって(購入して)いた記憶がある。そもそも法律はあるものの医薬分業が進まなかったのは、病院が薬を購入する価格と患者に処方(販売)する価格差が大きく、それが病院の大きな収入源となっていたからであり、そのために患者を大量の薬漬けにする病院側の行為が社会問題化したのが医薬分業普及のキッカケと言われている。日本薬剤師会の最新データによると、現在の日本の医薬分業率は82.1%。90%台の地域もあれば60%台に留まっている地域もあるようだ。
医薬分業のメリットの一つは、薬剤師が薬を二重チェックするため副作用や他の薬との飲み合わせ(相互作用)のリスクを防ぐことができるという点。本作でも毒島花織という超優秀な薬剤師によって正しい薬が処方される場面があるが、その反面、薬剤師が医者に処方内容を確認する「疑義照会」という重要な行為においてヤブ医者が「薬剤師は黙って医者の言う通りの薬をだしていればいい」という場面も出てくる。多分、こういう権威主義的なヤブ医者は現実にいるのだろう。実際私の家の近くの病院も周囲では「あれはヤブ医者だ」という評判が一般化している。しかし、ヤブ医者がいるのであれば当然ヤブ薬剤師もいるはずだ。どちらも専門性の高い特殊技能職なので上手い下手があって当然。
私たちが自分の健康を守るために大事なのは医者も薬剤師もセカンドオピニオンを求めたり、別の病院(薬局)に変えてみたりという行動が必要なのだと思う。