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ビジネスホテルに宿泊した男は、隣室からの壁を叩く音に辟易しながら奇妙な夢を見た。 しかし翌朝、客室係に聞くと、隣の705号室は使用を禁止しており、宿泊者はいなかったという。 別の日、希死念慮を抱えるデリヘル嬢が同じホテルに行くと、引き寄せられるように705号室に辿り着き……。 705号室が引き起こす惨劇は、どのような着地を迎えるのか。禁断のホテルホラー、新装版で復活!
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Posted by ブクログ
タイトルに表紙デザイン、どんだけ怖い話なんだろうと期待しながら読みました。 期待を裏切らないミステリー、ホラー。 最初に心霊的怖さで、よくある話…と思いきや、しっかりと怖さを解明してくれて、最後まで怖がらせてくれました。
面白かった。視点がコロコロ変わるものの、1人1人に物語があり読み応えがあった。 ホラーテイストのミステリーはあまり読んだことがなかったので、新鮮な気持ち。別の作品も読んでみたい。
一文が長すぎて読みづらい箇所も多々あったが、全体的によく書かれていて怖かったと思う。 特に最後のあたりは「そうきたか」という感じだった。
ホラー話かと思ったらミステリーっぽくなり、ミステリーだったのかと思ったらホラーだよって感じだった。文章は読みやすかった。
ビジネスホテルに宿泊した男は、その部屋で妙な感覚に捉われながらも一泊するのだが、そのときに見た夢が奇妙で、隣りの部屋から壁を叩く音がする。 翌朝、隣りの部屋を覗いてみたがすっかり清掃が終わった後のようだった。 客室係に聞いてみるとその部屋はリフォームしたばかりでまだ誰も泊まったことはないと言う。 ...続きを読む始まりから曰くつきの事故でもあった部屋なのか…と思いながら読み進めるが、どうやらかなり前に宿泊した客に関わりがあったようで。 江戸時代のいつか…山伏が持っていた竹筒から端を発する伝承のようで、それが代々続いて旅籠から民宿、旅館の女将へと女ばかりに継承していくおくだり様だ。 それを断ち切ることは完全にできたのか… 呪いの伝承というのか…このような呪いが現実的ではないとわかっているのに怖い。 また、ビジネスホテルの一室となるとゾワッとするのは狭く閉じ込められた感が否めないからだろうか。
ビジネスホテルで起きるホラーな話。 私ホテル1人で泊まったことないんだよな。 一人一部屋、とかならあるけど本当に1人、ってのはなんか怖くてできない。でこの本を読んでますます無理!ってなったよねー。ホテル側はなんにも悪くなくて、ただただ巻き込まれただけで可哀想...。 このミス大賞とのことだけど、これ...続きを読むはミステリーじゃなくてホラーかな。最後の最後の結末は、まだまだこの話は終わらないんだなってことがわかった。怖い。
本当なのかフィクションなのか、あとがきを読み終わっても...ぇ⁉︎...って気持ちになるお話し! ちょっとした筒状の物に敏感になっちゃいますね...
非科学的なものや憑き物系は、話に色んな展開をもたらすことができるからミステリーものとしてはどうだろう、という気持ちで読み進めた。しかし、途中から、結局はその人の持つ本質的な部分が露呈しただけで、だれにでも説明できない行動を取る可能性はあるのではないかと思えた。そう考えるとやはり人間は恐ろしい。
これは、心霊現象か、それとも巧妙なトリックか。最後のページを閉じるまで、読者はその境界線で宙吊りにされるだろう。『705号室に、泊まらないでください』は、ホラーの皮を被った、極めて精巧なミステリー作品だ。 じっとりとした恐怖が肌にまとわりつくような序盤から中盤にかけての雰囲気作りは、まさしく一級品...続きを読むのホラーのようだ。 しかし、本作の真髄は、その巧みに張り巡らされた伏線の数々にある。何気ない室内の描写、登場人物の些細な会話、主人公が感じる小さな違和感。それらが終盤、パズルのピースがはまるように一気に収束し、事件の全貌が明らかになる瞬間は圧巻の一言に尽きる。 読み終えた後、もし結末に「ピンとこない」と感じたなら、それこそが作者の術中にはまった証拠かもしれない。超常的な恐怖を期待する心を逆手に取り、あまりに現実的で論理的な「真相」を突きつける。本作の本当の恐ろしさとは、幽霊や呪いではなく、人間の作り出した悪意や偶然が生む、現実のすぐ隣にある脅威なのだ。 読者の思い込みや先入観を鮮やかに裏切る、計算され尽くした傑作。ホラーファンにもミステリーファンにも、ぜひこの極上の「騙される快感」を味わってみてほしい。
705号室の怪異に絡め取られた人達の話から始まり、その後そこに怪異を持ち込んだ人の話へと移り、また絡め取られた人達の話に戻るという展開。 タイトルから、705号室で色んな怪異が繰り広げられる話なのかと思ってたけど、微妙に違ってました。 ホテルマンに命を奪われたあの女性が、何故あのお部屋に呼ばれたの...続きを読むか、その理由が終盤に明かされるところが印象的。 大体は、偶然とか生に執着していないとか、ふんわりとした理由で終わりそうなのに、しっかりめの原因があったところ、そこが良かったです。 ただ、枝葉の部分が長めで…しんどかった。ちょっと斜め読みをしてしまいました。雑誌で連載されてたの?って思えるくらいの肉付けだったから、もう少し短くても良かったかも… あと、一文がものすごく長い箇所がそこかしこにあったので、とても読みづらかった(泣) お話の内容はとても面白いのに、一文が長いのと枝葉が多いのとで、年配の女性のなかなか進まない話を聞かされているようにも感じられて… その2点が残念でした。 (年配の女性…私も含めてのことです。もっと要領よくとよく夫に言われてる 泣)
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705号室に、泊まらないでください
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塔山郁
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