【感想・ネタバレ】705号室に、泊まらないでくださいのレビュー

あらすじ

ビジネスホテルに宿泊した男は、隣室からの壁を叩く音に辟易しながら奇妙な夢を見た。

しかし翌朝、客室係に聞くと、隣の705号室は使用を禁止しており、宿泊者はいなかったという。

別の日、希死念慮を抱えるデリヘル嬢が同じホテルに行くと、引き寄せられるように705号室に辿り着き……。

705号室が引き起こす惨劇は、どのような着地を迎えるのか。禁断のホテルホラー、新装版で復活!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

タイトルに表紙デザイン、どんだけ怖い話なんだろうと期待しながら読みました。
期待を裏切らないミステリー、ホラー。
最初に心霊的怖さで、よくある話…と思いきや、しっかりと怖さを解明してくれて、最後まで怖がらせてくれました。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

面白かった。視点がコロコロ変わるものの、1人1人に物語があり読み応えがあった。
ホラーテイストのミステリーはあまり読んだことがなかったので、新鮮な気持ち。別の作品も読んでみたい。

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2025年09月18日

Posted by ブクログ

一文が長すぎて読みづらい箇所も多々あったが、全体的によく書かれていて怖かったと思う。
特に最後のあたりは「そうきたか」という感じだった。

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

ホラー話かと思ったらミステリーっぽくなり、ミステリーだったのかと思ったらホラーだよって感じだった。文章は読みやすかった。

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2025年08月26日

Posted by ブクログ

ビジネスホテルに宿泊した男は、その部屋で妙な感覚に捉われながらも一泊するのだが、そのときに見た夢が奇妙で、隣りの部屋から壁を叩く音がする。
翌朝、隣りの部屋を覗いてみたがすっかり清掃が終わった後のようだった。
客室係に聞いてみるとその部屋はリフォームしたばかりでまだ誰も泊まったことはないと言う。

始まりから曰くつきの事故でもあった部屋なのか…と思いながら読み進めるが、どうやらかなり前に宿泊した客に関わりがあったようで。

江戸時代のいつか…山伏が持っていた竹筒から端を発する伝承のようで、それが代々続いて旅籠から民宿、旅館の女将へと女ばかりに継承していくおくだり様だ。
それを断ち切ることは完全にできたのか…


呪いの伝承というのか…このような呪いが現実的ではないとわかっているのに怖い。
また、ビジネスホテルの一室となるとゾワッとするのは狭く閉じ込められた感が否めないからだろうか。




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2025年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025.08.10 (日)

人生で、この部屋なんか…嫌な感じ…って感じたことがある人は、ゾワゾワが止まらないと思う
わたしは中学と高校の修学旅行で感じた気味悪さを思い出した……

初めて、嫌な感じがして夜に読めなかった…
怖かった……こんな季節だっていうのに、指先が冷たい……最後の最後、あとがきまで怖い…なんならあとがきが本編で、それまではただの序章に過ぎないような……怖い………!面白かったけど、怖かった…全身鳥肌が止まらないまま、恐怖で笑いながら読み終えた……

これから部屋番号あるホテルで、カラオケで、ふと思い出してここがそうかも、と怖くなっちゃうわ……

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2025年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!
最後に登場人物が繋がっていくところとか楽しめて満足しました。
呪いものも非常に興味深くて楽しく読めました!

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2025年07月26日

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ネタバレ

前半は、登場人物たちのそれぞれの視点からこのホテルとの関わりや、生い立ちなどが語られる。
正直冗長過ぎやしないか?と思われたが、後半は一気に物語が動きだし、背景が明らかになった瞬間、ゾッとする。

本来は誰にも知られることのない、頭の中にふと思った考えまでもが恐ろしい結果に繋がっていくなんて、もう、どうしたらいいの!?

最後の最後まで不気味でした。

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2025年07月11日

Posted by ブクログ

ビジネスホテルで起きるホラーな話。
私ホテル1人で泊まったことないんだよな。
一人一部屋、とかならあるけど本当に1人、ってのはなんか怖くてできない。でこの本を読んでますます無理!ってなったよねー。ホテル側はなんにも悪くなくて、ただただ巻き込まれただけで可哀想...。
このミス大賞とのことだけど、これはミステリーじゃなくてホラーかな。最後の最後の結末は、まだまだこの話は終わらないんだなってことがわかった。怖い。

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

本当なのかフィクションなのか、あとがきを読み終わっても...ぇ⁉︎...って気持ちになるお話し!
ちょっとした筒状の物に敏感になっちゃいますね...

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

非科学的なものや憑き物系は、話に色んな展開をもたらすことができるからミステリーものとしてはどうだろう、という気持ちで読み進めた。しかし、途中から、結局はその人の持つ本質的な部分が露呈しただけで、だれにでも説明できない行動を取る可能性はあるのではないかと思えた。そう考えるとやはり人間は恐ろしい。

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

これは、心霊現象か、それとも巧妙なトリックか。最後のページを閉じるまで、読者はその境界線で宙吊りにされるだろう。『705号室に、泊まらないでください』は、ホラーの皮を被った、極めて精巧なミステリー作品だ。

じっとりとした恐怖が肌にまとわりつくような序盤から中盤にかけての雰囲気作りは、まさしく一級品のホラーのようだ。

しかし、本作の真髄は、その巧みに張り巡らされた伏線の数々にある。何気ない室内の描写、登場人物の些細な会話、主人公が感じる小さな違和感。それらが終盤、パズルのピースがはまるように一気に収束し、事件の全貌が明らかになる瞬間は圧巻の一言に尽きる。

読み終えた後、もし結末に「ピンとこない」と感じたなら、それこそが作者の術中にはまった証拠かもしれない。超常的な恐怖を期待する心を逆手に取り、あまりに現実的で論理的な「真相」を突きつける。本作の本当の恐ろしさとは、幽霊や呪いではなく、人間の作り出した悪意や偶然が生む、現実のすぐ隣にある脅威なのだ。

読者の思い込みや先入観を鮮やかに裏切る、計算され尽くした傑作。ホラーファンにもミステリーファンにも、ぜひこの極上の「騙される快感」を味わってみてほしい。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

705号室の怪異に絡め取られた人達の話から始まり、その後そこに怪異を持ち込んだ人の話へと移り、また絡め取られた人達の話に戻るという展開。
タイトルから、705号室で色んな怪異が繰り広げられる話なのかと思ってたけど、微妙に違ってました。

ホテルマンに命を奪われたあの女性が、何故あのお部屋に呼ばれたのか、その理由が終盤に明かされるところが印象的。
大体は、偶然とか生に執着していないとか、ふんわりとした理由で終わりそうなのに、しっかりめの原因があったところ、そこが良かったです。

ただ、枝葉の部分が長めで…しんどかった。ちょっと斜め読みをしてしまいました。雑誌で連載されてたの?って思えるくらいの肉付けだったから、もう少し短くても良かったかも…
あと、一文がものすごく長い箇所がそこかしこにあったので、とても読みづらかった(泣)
お話の内容はとても面白いのに、一文が長いのと枝葉が多いのとで、年配の女性のなかなか進まない話を聞かされているようにも感じられて…
その2点が残念でした。
(年配の女性…私も含めてのことです。もっと要領よくとよく夫に言われてる 泣)

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

最初はどうゆう進展を見せるのだろうかと思う始まりだったが,とあるホテルのとある部屋に関わる人たちが,時間を巻き戻したりしながら,繋がっていくストーリー.若干くどいほどの描写は筆者独特のものだと思うが,まどろっこしいと言うのが感想.ホラーというほど怖くもなく,過去にとある一族が契約を交わしたとされる呪い神(と言うのだろうか?)が現在に至ってもその一族を族滅し尽くす.ただ不気味さを感じたのは,物語の最後にそれで終わりにはならないことを感じさせているところだった.美也子は,水谷千春は大丈夫なのだろうか?

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2025年08月05日

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読み始めはガチのホラーかと思ってたのに猟奇殺人要素あり呪い要素にミステリー、因縁と恐怖が詰め込まれた作品だった。最後には意外なところで繋がったりで…。それにしてもホテルは巻き込まれて災難だなと思う。
あとがきまで楽しめた。

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2025年07月31日

Posted by ブクログ

終始不穏な気配で様々な登場人物の視点で展開されその視点が変わるにつれて奇妙な出来事が次々と起きる。そして終盤どんどん登場人物が繋がっていく様子と解決したように思わせて終わっていないラストが恐怖。

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

初読み作家さん。
タイトルから都市伝説系のホラーかと思ったら、割とガチ系の呪いものだったのでびっくり。
序盤の数章は一人の視点で語られていたのが、温泉旅館の因縁話辺りから複数視点に変わりだして、混乱するなぁと思っていたところに、因縁話が長いもんで中だるみしてしまい、怖さがどこかに行ってしてしまった。

やたらと一文が長くて、それを頭の中で音読するとまるでラップをしているかのようで意味が頭に残らないというか上滑りするというか、さすがに長すぎるだろうと文章の長さばかりが気になって、はっきりいって読みづらい…と、このくらいの長さよりもっと長かった(笑)
これがこの方の個性だとしたら私は合わなかった。
あとキャラの口調がなんか不自然で、感情移入できない。これはワザと?

ちなみにおくだり様に願いを叶えてもらったら供物捧げなきゃダメなんじゃなかったっけ?
最初の支配人、何か供物ささげてたっけ…?つーか、そもそも男は全て贄なんじゃなかったっけ…(謎)

ラスト、てっきり頭殴られた彼(名前忘れた)が電話した相手がミヅキかと思ったら違った。さすがにそれはないか。
色々とっちらかった感があるのですが、先が気になって読んでしまったので、きっと面白かったんだろう…なぁ…。
一番怖かったのはあとがきだった(笑)

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2025年07月23日

Posted by ブクログ

泊まると怪異がおこる部屋705号室。女性の不審死から始まりミステリーとしての謎はもちろん、中盤以降からの怪異を巡る複雑な物語には色々な意味で驚いた。この怒涛のような展開は全然予期しておらずホラーとミステリーが丁度よくミックスされて夢中になって読んでしまった。
あとがきも含めて怖さ満点の作品でした。

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2025年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホテル側にしてみれば迷惑極まりない話だなとは思った。
発端を持ち込んだ人は元旅館の人間とはいえ、ある意味とばっちりでは。
それで従業員もお客様も巻き込んでの騒動になっていて気の毒に思えた。

様々な人たちの視点から語られる705室に関わるホラー話。
それぞれの人間の話が妙に生々しく、そんなところまで語らんでもと思える部分まで赤裸々に書かれているので、705室の謎はどうなったと思うことも。

一人称で書かれているところはよかったのだが、三人称のところは一文が異様に長い時があり(何なら何行にも渡る一段落がまるっと一文だったり)読みにくいところも。
もう少し細かく切って欲しかったなあ……ホラー的怖さや705室の謎より書き方の方が気になった。

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2025年07月17日

Posted by ブクログ

何年も前から、倉庫として利用している、ホテルの一室。705号室。
読み進めれば進めるほど、きみ悪さが増していった。
最後なんてもうゾゾゾッとする。

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2025年07月16日

Posted by ブクログ

リバーサイドホテルの705号室。なぜ倉庫として使われていたのか、そしてそれを客室に改築する中起きる異変。
終始不穏な感じでした。竹筒見つけたらドキドキしそう。

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2025年07月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

706号室に泊まった男は金縛りにあったり705号室からの騒音を感じるが、朝確認すると誰も泊まってないとのことだった。

清掃員の女性も705号室は昔から倉庫だったことを知っているが、この度客室にすると聞いて嫌な予感がしている。(ってか10年で2人が自殺してるホテルって普通なのか?)

デリヘル嬢は805号室で仕事をした後、705号室に立ち寄って、部屋の中から伸びてきた手によって部屋に引き込まれる。

そして施設係の山田が、705号室の改装中に竹筒を壁の中から発見し狂う。デリヘル嬢を引き込んで殺したのも、音を立てていたのも山田だった。

デリヘル嬢の送迎係が705号室に電気がつくのを見てたり、部屋でデリヘル嬢のブローチを見つける。支配人に連絡する。

支配人は先代の支配人や先先代の支配人を訪ね、705号室はなぜ使われて無かったのかを知る。17年ほど前に教授が長いこと研究のために泊まっていた。そして近隣の神社で不審死する。

その教授(ではなさそう)の書いた手記を元支配人が持っており、現支配人が見る。そして竹筒が発掘されてたことを知り、デリヘル送迎と手を組んでホテルに戻る。狐に憑かれた山田とバトルし、山田が飛び降りて、閉幕する。最後、ホテルフロント係の女の子が竹筒を持っている…

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2025年07月06日

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