塔山郁のレビュー一覧

  • 毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理

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    薬剤師・毒島花織(ぶすじま かおり)と、彼女に淡い思いを抱く、ホテルのフロントマン・水尾爽太(みずお そうた)のシリーズ第3弾。

    やはりこのシリーズも、コロナの試練は避けて通れない。
    なんと、馬場が発熱し、馬場から感染したかもしれない爽太と二人、勤務するホテルの最上階で自主隔離することになってしまった。
    第一巻以来の、「馬場からうつされた疑惑」(笑)
    症状のない爽太が馬場に食事や着替えを運んだりの世話をすることになった。
    ほぼ日記形式で、刻々と変化する馬場の症状と、症状がないのに外に出られない事でストレスを溜めていく爽太が描かれる。
    そしてなんと、従業員間でクラスター発生か!?

    緊迫したコ

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    2023年01月23日
  • 薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理

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    毒島花織シリーズ5冊目です。
    今回もとても勉強になる内容でした。何より、読みやすいです。
    第1話から第3話まで繋がっており、読みごたえがありました。
    大麻や麻薬の話が主題で、そこにミステリーを加えた感じです。
    参考文献からも分かる通り、しっかり知識を入れて勉強されてから、執筆されているだけあって、本当に勉強になります。
    馬場さんの今後の行く末が気になります。

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    2025年12月11日
  • 蠱毒の家

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    ホラー読んでると蠱毒や犬神という呪術がよく出てくるけど、それが虫や犬でなく人間だったらどんな力を発揮するんだろうか。想像だにしない。
    表紙だけ見るとおどろおどろしいけどサスペンス要素強めで、徐々に真実が明かされていくのが面白くてサクサク読めた。

    ただ美優には終始イライラした。30手前にしては行動が子供すぎる。

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    2025年12月07日
  • 病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理

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    シリーズ4冊目です。

    漢方の話が勉強になりました。
    西洋医学は病気を治して、漢方医学は病人を治す。
    医学の歴史から現在に至るまで、順序よく噛み砕いてストーリーに組み込まれており、とても分かりやすかったです。
    何より、読みやすく、ことわざなどが多々使われており語彙の勉強にもなります。
    使う場面があるか分かりませんが、「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」って言葉好きになりました笑。

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    2025年12月06日
  • 蠱毒の家

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    こわいこわい。
    「705号室に、泊まらないでください」と同じようなこわさ。
    最後まで気が抜けなかった。

    気になった誤表記:
    P. 162 暗闇に目が慣れてくると。→句点ではなく読点であるべき。

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    2025年12月06日
  • 薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理

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    従来のシリーズと異なり、珍しく山荘ものの様相で進んでいく。登場人物の意外な過去なども分かり、爽太の思考と共に推理していく感覚で感情移入しやすかった。

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    2025年11月25日
  • 甲の薬は乙の毒 薬剤師・毒島花織の名推理

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    シリーズ2作目

    毒島さんと主人公の関係性にあまり変化が見られないので、影山という謎の人物が出てきて、いいスパイスになったかもしれない。

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    2025年11月13日
  • 甲の薬は乙の毒 薬剤師・毒島花織の名推理

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    実務実習を終えた薬学部5年の者です。
    実務実習で習ったことなどたびたび出てきて、勉強になりました。
    サナダムシのくだりは、病院実習で教えてもらい私も知っていましたが、正直、作者がここまで突っ込んだ内容を入れたことに驚きました。
    最後の毒の話が非常に面白かったです。

    薬学生、薬剤師の方はもちろん、そうでない方にこそぜひ、読んでほしいです。

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    2025年11月04日
  • 蠱毒の家

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    怖かったー……
    ええー、本当にやるの!?
    ちょっとちょっと、と、突っ込みたくなるようなリアルさがあります。登場人物たちのつながりが、少しずつ解明されていくところや、毒の母親を持つ苦しみなども描かれており、読みごたえがありました。…そして、ラストも恐怖。

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    2025年10月17日
  • 705号室に、泊まらないでください

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    タイトルに表紙デザイン、どんだけ怖い話なんだろうと期待しながら読みました。
    期待を裏切らないミステリー、ホラー。
    最初に心霊的怖さで、よくある話…と思いきや、しっかりと怖さを解明してくれて、最後まで怖がらせてくれました。

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    2025年09月28日
  • 「舌」は口ほどにものを言う 漢方薬局てんぐさ堂の事件簿

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    毒島花織シリーズのスピンオフ的な作品。
    宇月さんの勤めるてんぐさ堂の人々がこれまた魅力的であっという間に読み切ってしまいました。
    その後の話も気になるところ。続編出てほしいなぁ。

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    2025年09月20日
  • 705号室に、泊まらないでください

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    面白かった。視点がコロコロ変わるものの、1人1人に物語があり読み応えがあった。
    ホラーテイストのミステリーはあまり読んだことがなかったので、新鮮な気持ち。別の作品も読んでみたい。

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    2025年09月18日
  • 705号室に、泊まらないでください

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    一文が長すぎて読みづらい箇所も多々あったが、全体的によく書かれていて怖かったと思う。
    特に最後のあたりは「そうきたか」という感じだった。

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    2025年09月11日
  • 薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理

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    同業者として表紙を見て興味を持った書籍です。薬と生活との密接な関わりを改めて感じとることができました。パロディー化された薬名も面白く、軽く読み流せる感じでした。

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    2025年09月11日
  • 705号室に、泊まらないでください

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    ホラー話かと思ったらミステリーっぽくなり、ミステリーだったのかと思ったらホラーだよって感じだった。文章は読みやすかった。

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    2025年08月26日
  • 705号室に、泊まらないでください

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    ビジネスホテルに宿泊した男は、その部屋で妙な感覚に捉われながらも一泊するのだが、そのときに見た夢が奇妙で、隣りの部屋から壁を叩く音がする。
    翌朝、隣りの部屋を覗いてみたがすっかり清掃が終わった後のようだった。
    客室係に聞いてみるとその部屋はリフォームしたばかりでまだ誰も泊まったことはないと言う。

    始まりから曰くつきの事故でもあった部屋なのか…と思いながら読み進めるが、どうやらかなり前に宿泊した客に関わりがあったようで。

    江戸時代のいつか…山伏が持っていた竹筒から端を発する伝承のようで、それが代々続いて旅籠から民宿、旅館の女将へと女ばかりに継承していくおくだり様だ。
    それを断ち切ることは完全

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    2025年08月19日
  • 705号室に、泊まらないでください

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    ネタバレ

    2025.08.10 (日)

    人生で、この部屋なんか…嫌な感じ…って感じたことがある人は、ゾワゾワが止まらないと思う
    わたしは中学と高校の修学旅行で感じた気味悪さを思い出した……

    初めて、嫌な感じがして夜に読めなかった…
    怖かった……こんな季節だっていうのに、指先が冷たい……最後の最後、あとがきまで怖い…なんならあとがきが本編で、それまではただの序章に過ぎないような……怖い………!面白かったけど、怖かった…全身鳥肌が止まらないまま、恐怖で笑いながら読み終えた……

    これから部屋番号あるホテルで、カラオケで、ふと思い出してここがそうかも、と怖くなっちゃうわ……

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    2025年08月10日
  • 病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理

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    今日も爽太のホテルでは奇怪な行動を取る人がいる。そして毒島さんの力を借りたくなるような案件も。
    漢方に強い毒島さんの先輩登場!二人の親密な雰囲気が気になる爽太。同僚の馬場さんと言えば、コロナ騒ぎの一件の後、一人暮らしを心配に思うようになったらしく、まさかの婚約パーティ?!

    さて、毒島さんはどこまで爽太が本気で薬について知りたい一般人だと思っているのだろう?

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    2025年08月05日
  • 705号室に、泊まらないでください

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    ネタバレ

    面白かった!
    最後に登場人物が繋がっていくところとか楽しめて満足しました。
    呪いものも非常に興味深くて楽しく読めました!

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    2025年07月26日
  • 705号室に、泊まらないでください

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    ネタバレ

    前半は、登場人物たちのそれぞれの視点からこのホテルとの関わりや、生い立ちなどが語られる。
    正直冗長過ぎやしないか?と思われたが、後半は一気に物語が動きだし、背景が明らかになった瞬間、ゾッとする。

    本来は誰にも知られることのない、頭の中にふと思った考えまでもが恐ろしい結果に繋がっていくなんて、もう、どうしたらいいの!?

    最後の最後まで不気味でした。

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    2025年07月11日