塔山郁のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
薬剤師・毒島花織(ぶすじま かおり)と、彼女に想いを寄せるホテルマン・水尾爽太(みずお そうた)のシリーズ第4弾。
毒島さんが昔世話になった、という薬剤師の男性・宇月啓介(うづき けいすけ)の登場に、爽太の心は揺れる。
この宇月の、最初の印象と最後まで読んで後の印象の違いは驚くべきものがある。
馬場さんが変わっちゃうんじゃないかと寂しくなったけれど・・・まあ、良かった(笑)
『第一話 私は誰、ここはどこ?』
認知症老人に振り回される爽太と原木くるみ、そこにやはり老人あるあるの事件も絡ませたのがさすが!意外な解決編。
『サプリメントと漢方薬』
病院での更年期障害治療を勝手にやめて、次々と怪しい健康食品やサプリにハマる母親に悩む、同僚の落合さんだが、頑固な人が家族の言うことを聞かないというのも本当にリアル。
勧誘の女性と宇月との舌戦がエキサイティング!
『秘密の花園』
毒草の生い茂る豪邸に暮らす女性。
彼女を深い罪の意識と孤独から解放することはできるのか。 -
Posted by ブクログ
薬剤師・毒島花織(ぶすじま かおり)と、彼女に淡い思いを抱く、ホテルのフロントマン・水尾爽太(みずお そうた)のシリーズ第3弾。
やはりこのシリーズも、コロナの試練は避けて通れない。
なんと、馬場が発熱し、馬場から感染したかもしれない爽太と二人、勤務するホテルの最上階で自主隔離することになってしまった。
第一巻以来の、「馬場からうつされた疑惑」(笑)
症状のない爽太が馬場に食事や着替えを運んだりの世話をすることになった。
ほぼ日記形式で、刻々と変化する馬場の症状と、症状がないのに外に出られない事でストレスを溜めていく爽太が描かれる。
そしてなんと、従業員間でクラスター発生か!?
緊迫したコロナ禍の描写の中に埋め込まれた数々の伏線と。
「味がしない」と言うから、すわ罹ったか!?・・・と思ったらそっち!?みたいな引っ掛けもお見事。
「ホテルミネルヴァ」での騒動に並行して、「どうめき薬局」での事件も描かれる。
接客業は、変わったお客さんが来た時こそスキルが試される。
やたら他の患者に話しかけて間違った親切の押し売りをする堀田さんは、ギリ・変わった人だが、二十歳の母親・神谷亜紀(かみや あき)は・・・
一つ間違えれば赤ちゃんに危険が及ぶ。
亜紀が興味を持って理解できるように、薬の説明に工夫をする毒島さんが素晴らしかった。
ミネルヴァのクラスター騒動には意外な決着が付く。
もちろん、毒島さんの活躍で。
『第一話 ノッポちゃんとアルコール依存症』
同僚の原木くるみの家族の過去。
弟くんが再び。
『第二話 毒親と呼ばないで』
医師や看護師に、母親としてもっときちんとするように叱られてばかりの神谷亜紀は、叱らない毒島花織をすっかり気に入ってしまい、彼女に話を聞いてもらいたくて処方箋を手に入れてくるようになった。
その方法に、薬局のメンバーたちは危惧を抱く。
第三話 見えない毒を制する
馬場と爽太がコロナ疑惑でホテル内に隔離されてから10日目、他の従業員の中から次々と発熱者がで始めた。
何もすることのない爽太は、謎を解こうと調べ始め、ある共通点にたどり着く。
差し障りのない時間に現地調査に赴いたが・・・