あらすじ
“蠱毒”という呪術がある。毒虫や蛇、蠍を何匹も一つの器に閉じ込めて共食いさせ、最後に生き残った一匹を呪いの道具にする、というものだ。すさまじい呪力をもたらし、時の政府に禁じられたこのまじないを、人間で試せば……。とあるエリート一家が住んでいた一軒家は、いつからか霊能力者母子に乗っ取られていた。彼女らが企てる恐ろしい計画とは――。
戦慄のホラー・サスペンス!
※この作品は2014年4月に小社より刊行した宝島社文庫『人喰いの家』を加筆修正・改題した新装版です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
その界隈では有名な家がある。三階建てのその豪邸は医者夫婦とその子どもが住んでいたはずなのだが、いまそこに自称霊能者の美女とその息子が住んでいるらしい。しかもその家は行き場のない女性を迎えてくれる、シェルターとしても機能しているそうだ。近所のひとは新興宗教の集会所のようだ、と噂していて、ご近所トラブルのあった隣の家の住人は不審な死を遂げている。滝川美優は偶然出会った女性から、その家についての話を聞いたことをきっかけに、その家の人間と関わりを持つようになる。そんな美優も、母親や義理の弟との間に問題を抱えていて……。
家族間の不和に起因する不快感が丁寧に描写される導入、(ネタバラシになるので具体的な言及はさけますが)密室空間での凄絶なドラマが描かれる後半、そして明らかになるある人物の本性……、最初から最後まで、緩むことなく続く容赦のない展開と描写に強く牽引されて、手を休めることなく、気付けば最後まで読んでいる、そんなまさに一気読み、という言葉が似合うホラーサスペンスでした。
Posted by ブクログ
本当にひどい奴がたくさん出てくるけど
私個人の感想で言うと、
結局、1番ひどいやつは美優の母親では?
めちゃくちゃ怖いホラーかと思って、ビクビクして読んだけど
大丈夫だった
きれいに伏線回収もされてた
ただ…
ほんともう…しつこいけど
美優の母親がむかついて…そればっかりが気になった
Posted by ブクログ
読み易かった。
主人公の家族にはうんざりしたけど。蠱毒という言葉は知っていたけれど、猿とか、人間とかもその対象になるのは知らなかった。世界は広い。
Posted by ブクログ
ホラー読んでると蠱毒や犬神という呪術がよく出てくるけど、それが虫や犬でなく人間だったらどんな力を発揮するんだろうか。想像だにしない。
表紙だけ見るとおどろおどろしいけどサスペンス要素強めで、徐々に真実が明かされていくのが面白くてサクサク読めた。
ただ美優には終始イライラした。30手前にしては行動が子供すぎる。
Posted by ブクログ
こわいこわい。
「705号室に、泊まらないでください」と同じようなこわさ。
最後まで気が抜けなかった。
気になった誤表記:
P. 162 暗闇に目が慣れてくると。→句点ではなく読点であるべき。
Posted by ブクログ
怖かったー……
ええー、本当にやるの!?
ちょっとちょっと、と、突っ込みたくなるようなリアルさがあります。登場人物たちのつながりが、少しずつ解明されていくところや、毒の母親を持つ苦しみなども描かれており、読みごたえがありました。…そして、ラストも恐怖。
Posted by ブクログ
医者一家が失踪した家に住む霊能力者とその息子。
蠱毒の作り方とかが明かされるも何だか全て既読感が否めない。生まれてくる子も生まれ変わりというし、なんかモヤモヤ要素が多い気がする。匂わせてるのかな。
Posted by ブクログ
『人喰いの家』改題。蠱毒って呪術知らなかった。気持ち悪い描写がこれでもかと続くが怖いもの見たさで読んでしまう。実家に戻った美優、しっかりしてよ!そもそもなんで戻ったの?他の方法を探すべきだし更に仕事やめる必要も…とイライラ。だからこそ怪しい所に飛び込んでしまうんだろう。理解力不足か、あれは回収されたっけ?と思う部分もあったが読みやすい文章だった。
Posted by ブクログ
悍ましく恐ろしいサスペンス・ホラー。
いままでにも幾冊か塔山郁さんの著書を読んだが、なかでも薬剤師・毒島花織の名推理は好きなシリーズだが、それとは全く趣きも異なり驚いた。
滝川美優がフリーのライターになり、家族とは疎遠だったがとりあえず実家に戻る。
近所のエリート一家が住んでいた家が、いつからか霊能力者の母子に乗っ取られていると気づいたときから、そこに住んでいた早瀬一家の行方が気になり…。
最初から滝川美優は、嵌められていたのか…
蠱毒という呪術がある。
毒虫などを一つの器のなかに閉じ込めて、お互いに食らわせる。最後に生き残った一匹を呪いの道具にするというものだ。
それを虫ではなく猿を使ったのを猿蠱(エンコ)というが…この乗っ取りの女・ヨシエが企てた計画が、なんとも常軌を逸しているといった恐ろしいものだった。
Posted by ブクログ
最後まで気が抜けないまま、不穏な終わり方をして後味が悪い。スッキリする結末とは思っていなかったけど、こんなにどんよりした気分になるとは。
予知能力は詐偽だったが呪術は本物だったのか?という疑問と、主人公の行動に共感出来かねる部分が多々あって、そこまで入り込めなかった。
Posted by ブクログ
こわーーーー。
胸糞悪いーーー。
いやほんと宗教(オカルト)にのめり込むの、よくない。でももう何もかも失ってそれしか残ってなかったら仕方ないのか?後味も悪いよー。
家族って救ってあげないといけないのかな。あそこまでひどいことをされたのに?と思ったり。
Posted by ブクログ
何というか・・・怖い話だった。
最初は何で蠱毒というタイトルが付くのか分からなかったけど、終盤に差し掛かるにつれて蠱毒というタイトルを付けた意味が分かってきて、どんどんホラーな感じになってきた。
相手を心理的に縛りつけたり、呪ったりと、意外に実際あるかもと思うとゾッとしてしまう。
ストーリー的に見るとあまりオススメな本ではないかも。
Posted by ブクログ
ミステリに限らずだけど、面白い作品って派手なオチは要らないよな。って改めて考えさせられた。
不快だし結構ありがちな展開なのに飽きるポイントが無くてズンズン読み進められる。美優がただただ不憫すぎて不憫。最初のおっさんはほんとに事故死なのか、呪い殺されたのかは闇の中。そういう少し含ませる結末も良い。