あらすじ
最強の薬剤師・毒島さんが今回挑む事件のカギは大麻!? 毒島さんに最大の危機が迫る!
累計15万部突破! 大人気お薬ミステリーシリーズ最新刊。
薬剤師の毒島さんは、その豊富な知識を活かし、薬にまつわる様々な事件を解決してきた。
山荘で渡された怪しげな種子の正体とは? ハイテンションな女性が家出した本当の理由は?
毒島さんはいつものように鮮やかに謎を解き明かし、同僚の刑部さんとホテルマンの爽太を驚かせる。
そんなある日、毒島さんたちが訪れた山荘に関して、新たに衝撃のニュースが飛び込んできて……。
帯には、薬剤師国家試験の勉強のために作成した、わかりやすい付箋ノートをInstagramに投稿し、人気となったくるみぱんさん(現役薬剤師)のコメントを掲載。
また、くるみぱんさんのとっても可愛い近影イラストも!
感情タグBEST3
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従来のシリーズと異なり、珍しく山荘ものの様相で進んでいく。登場人物の意外な過去なども分かり、爽太の思考と共に推理していく感覚で感情移入しやすかった。
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薬剤師・毒島シリーズ第5弾です。
今回は大麻の話しで事件性のあるミステリーでした。毒島さんと水尾くん、だいぶいい感じだと思うんだけど、次の巻には水尾くんが出ていないという噂があるけど‥。続き楽しみだけど、水尾くんが出てないのは寂しい。
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初めての作家さん、どうやらシリーズ⑤作目の模様
デジタル・デトックスの宿泊体験、孤立した山荘話と見当をつけて読むも中途半端な話の展開、薬の蘊蓄を書き連ねる作品かなと評価を下げつつ、第二話、ホテルマンの上司がうつ状態という状況と、トラブルメーカー長期滞在女性客とのドタバタ、薬や病気の蘊蓄乙
ところが三話目で謎の不良新人薬剤師が巻き起こすトラブルが一話・二話とつながり、若干物足りなさを感じつつ読んだ本作の自己評価が爆上がり、シリーズ過去作も読む事にする
大麻の話は北海道や大麻政党含めて時々話題になるから、本作の纏めが分かり易いなと感心
大麻取締法の意義って実は巷間伝わる別の意味がある・・・
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薬剤師毒島花織の名推理第五弾。馬場さんがうつ病になってしまった。うつ病と双極性障害は似て異なるもの。医者でも初めは区別がつかない。第一選択薬でフルボキサミンを処方。その薬を継続か増量したことによって躁に転じてしまった。オランザピンを追加して躁状態を改善しながらフルボキサミンを減量する方法を選択した。セロトニン症候群とは発熱ふるえ、不安感、いらいら、そわそわした気持ち、自分で自分の抑えがきかなくなっている感じ。幸福の種子として配られた大麻の話もおもしろかった。CBDのみ合法だがTHCも解禁される日が来るかな
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薬剤師・毒島花織と、ホテルマン・水尾爽太のシリーズ5作目。
今回、毒島さんは縁の下の力持ち的な存在?
一作目では、私個人的にちょっと頼りないと思っていた爽太だが、とにかく親切だしよく働く。
ホテルマンってそこまでするの?というツッコミもしたくなるけれど、それで面白くなるのが、小説・漫画・ドラマである。
爽太について、ルックスは平均的だが、誠実で純粋な人柄・・・などというイメージを勝手に思い描いていたけれど、今回の某宿泊客の感想によれば、「垢抜けていて恰好いい感じ」ですって!!
「薬も使い方によっては毒になる」が、このシリーズの共通テーマだと思いますが、今回は「麻薬」
医療用としての利用について詳しい説明もたくさん載っていたけれど、私は、末期癌の痛み止めにモルヒネが使われる事くらいしか知らなかった。
大麻に関する本のタイトルなど、宇月啓介がメインの漢方薬局のシリーズとシンクロしている。
爽太の先輩で、今まで仕事においても、さまざまな事件においても深い関わりがあった馬場さんがちょっと大変で・・・
これから新メンバーが加わったりするのでしょうか?
とりあえず次回も楽しみ!宇月さんのシリーズも!
第一話 『毒消し山荘』の奇妙な事件
第二話 うつの双(ふた)つの顔
第三話 カンナビス・クライシス
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デジタルデトックスまでいかないけどスマホなどに使う時間を減らそうとしてます、四六時中見てるんで。馬場さんがうつ病になるとは。私の会社でもこの2年くらいで数人うつ病で休職に。誰がなってもおかしくない病気なんだと改めて思いました。最終章では身勝手な犯罪者に目をつけられてしまった爽太と毒島さん。救世主となった謎の人物は新キャラだったのね、百目鬼社長の過去も明かされた。次巻が楽しみ。
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登場人物の話し方がすんごいかたい。愚痴の時でも理路整然。毒島さんはともかく、刑部さんは違和感あるなぁ。
馬場さんは元気になるといいね。
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シリーズ5作目。
相変わらず薬剤師の毒島さんは、言葉少なに淡々と事件を解決する。
しかも自分中心じゃなくて知らぬ間に解決へと導いて行く。
第一話 毒消し山荘の奇妙な事件
第二話 うつの双つの顔
第三話 カンナビス・クライシス
①デジタル・デトックスの宿泊施設があるというので伊豆山中にやってきた毒島さんたち。
アロマテラピーやヨガを組み合わせたリラクゼーション体験やハイキングなどできるというが、既にあやしい予感。
健康的で美味しい空気を吸って解放するというのは良いのかも…と飛びつきたくなるプランだが。
何ちゃらオイルだの種子だのと言われても…⁇という感じだが。
②爽太の上司の馬場さんがどうやらうつの様子で…。
ここでは、うつ病にも双極性障害があるということに気づく。
たまたまホテルの長期滞在客の女性がそのようで、ちょっとした騒動に。
しかし、心の病は目に見えなくて他人にもわかりずらいうえに自分で何とかしようにもできない。
薬ひとつとっても効果が現れるのに時間を労し、副作用もあるとなると拒否したくなるだろう。
病院まで行くのに二の足を踏むのもわかる気がした。
③ラストで第一話からの繋がりがまるッと解決する。
毒島さんが危機的状況でどうなるのかと気を揉んだが、下手をすることはないわなぁと。
百目鬼社長の前職や奥さんとの馴れ初めに驚いたが、あまりにも自然に告白するので何とも言いようがなく…。
今回は、漢方薬というか特に大麻を含む植物がよく出てきた。
薬を知ることは飲む飲まないに関わらずある程度は、知っていたら便利だと思う。
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デジタルデドックスの為の山荘宿泊した毒島、水尾、刑部。その山荘が所々気になる箇所はありましたが、まさかそんな事件になるとは…
百目鬼社長の意外な過去と、歳の離れた奥さんとの馴れ初めなど、色々判ってそこは楽しかったです。
馬場が退場したり刑部が毒島に対して闇を抱えていたりとか、裏側が見えてしまったのがちょっと切なかったです。
今回毒島の活躍がちょっと薄かったかな?
次巻も楽しみです。
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シリーズ5作目にしてとうとう麻薬絡みの事件が。
いつかは来るだろうと思ってはいたけれど。
爽太や毒島さんも巻き込まれてしまうが、毒島さんの知識で無事に解決。
解決できると分かっていても面白い。新しく出てくる顔ぶれもよいし、まだまだ期待できるシリーズだ。
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『薬剤師・毒島花織』シリーズ5作目。薬剤師の花織の活躍をホテルマンの水尾爽太の視点から描く。本作もこれまで同様、連作短篇集で3話からなる。
* * * * *
連作短編集の設えではあるけれど最終話に向けたひとつの物語として構成されていることから、長編ミステリーの定型を踏んできちんと描かれていたと思いました。また、シリーズの特徴通りハードさには欠けるものの、これまででいちばんおもしろかったとも思います。
大麻から抽出するガンナビノイド系の薬物にポイントを置き、わかりやすい説明を盛り込めていたのはよかった。
また、現代人の発症率が高くなっている鬱や双極性障害についても興味深く描いているところもよかった。 ( お気楽キャラの馬場さんを鬱病患者にしたことも上手い設定だと思う。)
不満点は2つ。
1つ目は人物設定。
咲良はクライマックスを飾る悪役にしては小物過ぎるし、百目鬼社長は元麻取の腕利きにしては言動がヌルい。そこが物足りない。 ( 杏里のほうが探偵役に向いていると思います。)
もう1つは、花織の活躍シーンが非常に少なかったこと。
彼女の頭脳こそがミステリーとしてシリーズを支えるポイントなので ( 爽太はせいぜいワトソン程度だ ) 、もっと見せ場を作って欲しい。
ということで、次作に期待を込めて☆4つです。
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職場近くの薬局に勤める薬剤師の毒島さんに想いを寄せるホテルマン爽太。今回は爽太と毒島さんと薬局同僚の刑部さんとデジタルデトックスで山荘へ!怪しいにおいしかしない(笑)山荘で目撃したアレはなに?
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シリーズの5作目だった。
彼女の勤める薬局のトップが百目鬼社長、また同僚も方波見(かたばみ)と刑部(おさかべ)と変わった名前の薬剤師たち。
社長が、変わった名前で苦労したから、あえて変わった名前の人物を雇っているそうだ・・・
毒島を中心に、彼女たちの周りで薬にまつわる様々な事件を専門知識を駆使して解決していくストーリー。
この5冊目だけでも、読んでいくうちに彼らの人間関係やそれぞれの性格などもわかってきて、十分楽しめた。
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今回も面白かったです。……が麻薬の話などが出てくるので嫌いな人もいるかなぁ?
毒島さんの活躍が少ない感じだったのでちょっと残念でした!
次回は毒島さんの活躍を期待します(笑)
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爽太と毒島さんと刑部さんの3人で伊豆の山にあるデジタル・デトックスを売りにした山荘に旅行に行ってとある事件に巻き込まれる話。面白いのだけど,いつもと違って犯罪捜査モノっぽくなっていて,そういう観点で見ると細部の詰めが甘いというか少々矛盾があったり,というところが気になる。
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薬剤師毒島花織の名推理 シリーズ第5弾。
デジタルデトックスに行った山荘で事件に巻き込まれる。
ミステリーとしての読み応えがあり、
舞台が山荘で、違う視点で面白かった。
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シリーズ、第五弾。
このシリーズも面白いですね。
薬学の知識が随所に出て来ますが、それほど苦も無く読めるのは、作者の力量でしょうか。
今回は『麻薬』がテーマ。
果たして、毒島さんはこの謎を解けるのか?
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百目鬼社長夫妻が本格的に登場してきてびっくり。
双極性障害って躁鬱病の語感が悪いから名前変えただけだと思ってた。精神分裂病→統合失調症、痴呆症→認知症、みたいな。糖尿病や脂肪肝も改名検討中らしいね。勉強になります。
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今回は全編を通して話がまじりあっていて
前作とは違った感じで楽しく読めました。
私の知りえる知識の「大麻」とは
もちろん知っていた部分もあったけど
知らない内容も沢山あって、
あぁ~そうなんだ~なんて知識も
得ることができましたが、まぁまだまだ
係わることがあまりないような内容でした。
山荘で出会った早乙女さんや山荘の従業員達、
どうめき薬局社長の過去や新しく入った
薬剤師、まさかのつながりの連続で
驚きながらもちゃんと読んだら確かに
怪しいところもあったのかな?
なかなか目まぐるしい展開で
あっと言う間に読み終えました。
薬の知識やホテルのちょっとした
仕事内容なんかも読めて知れるので
個人的には好みな作品です。
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シリーズ5作目。今回は大麻・鬱がメインでストーリーが気になると共に勉強になる。躁鬱って鬱の症状と思ってたのに双極性障害で鬱と別物というのが目から鱗レベルに初耳やった。今回は社長の過去も知れたり他にも色々びっくりなことが多々あり
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どうめき薬局という変わった名前の薬剤師ばかりが働く薬局の薬剤師毒島さんと、彼女に恋するホテルマン水嶋が身近な事件に巻き込まれ解き明かすミステリー。
本作では山荘を舞台にした事件から始まる。
ささいな事件を薬の知識で解決する一風変わったミステリー。
他にはない設定なので新鮮で楽しめます。
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薬剤師さんが探偵役を務める作品。
作中に描かれる薬剤師さんの仕事や薬剤師制度、薬の知識が読んでいて楽しかった。
今回は大麻や抗うつ剤に関する事が中心のようです。
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薬剤師の毒島さん今回は出番は少ないかった。要点だけはしっかり押さえていた。翔太がずいぶん活躍したような気がする、山荘 鬱 大麻
しっかりと自分の仕事をしていた、最後社長の奥さんが出て、自分の過去を話し始め一緒に生活して行くのに適した相手と思い、結婚をした、なかなかこういう男性は居ないような気がする。
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〈薬剤師・毒島花織の名推理〉シリーズ第五作。
今回は毒島花織の活躍は控えめ。逆に主人公の水尾爽太が頑張っている。
「毒消し山荘の奇妙な事件」
『デジタル・デトックス』を売りにした伊豆山中の宿にやって来た、爽太・毒島・刑部の三人。だが五月女という男性客は何故か毒島を気にしているようで、爽太は気が気ではない。
ヨガやアロマもこういう使い方をされると妖しさ満載。その結末は…。
余談だが、帰路で『無人島に行くときに薬を一種類だけ持っていけるとしたら』という話で盛り上がる毒島と刑部の薬剤師の話が面白かった。結局一つに絞れず三つになっていたし。
「うつの双つの顔」
あの馬場さんが食欲をなくし気力もなくして欠勤が続いている。シリーズ初期の無茶苦茶な馬場さんはすっかり息をひそめて変わり果てた姿に。
一方で爽太の勤務先のホテルにもお騒がせ客が。彼女は馬場とは逆にハイテンション。だが彼女もまた何かしらの病を患っているらしい。
毒島の知り合いの漢方薬剤師・宇月再登場。全く嫌味の無い誠意も知識もある薬剤師に見える。結局医師や薬剤師と患者もまた相性やいい出会いかどうかというもののように思えてくる。
爽太が懸命に馬場に気遣っているのが嬉しい。
同僚・くるみ同様、わたしも双極性障害については昔「躁うつ病」と呼ばれていたころの知識しかなかった。うつ病とは全く違うメカニズムで起こる病気で治療法も違うということを初めて知った。
馬場が良くなることを祈るのみ。続編では体調が良くなった姿を見たい。
「カンナビス・クライシス」
どうめき薬局に新たに加わった薬剤師がどうも問題児らしく刑部は苛々している。そして爽太は旅行会社の予約サイトの口コミに批判的な書き込みをされて頭が痛い。
だがその二つの事件は爽太をピンチに追い込んでいく。
どうめき薬局の秘密が少し明かされたのは興味深い。これまでミステリアスだった百目鬼社長の人間味が見えてきた。
二話の問題客については希望の光のようなものがあったが、三話についてはどうなのか。家族にこういう人間がいると堪らない。だが本人もまた何らかの問題を抱えているし、その中でどう周囲の人たちと折り合いをつけ社会で生きていくのかは難しい。
そこに手を差しのべる百目鬼や当人を冷静に分析できる毒島は素敵だが、個人的には刑部に近い私としてはどうしても刑部に肩入れしてしまう。
彼女の劣等感も感情も分かるので彼女が今後前向きになってくれたら良いなとも思う。
次回こそ爽太と毒島の関係に変化があるのか、また馬場の体調がどうなるのかに注目したい。
※シリーズ作品一覧(全てレビュー登録あり)
①「薬も過ぎれば毒となる」
②「甲の薬は乙の毒」
③「毒をもって毒を制す」
④「病は気から、死は薬から」
⑤「薬は毒ほど効かぬ」本作
Posted by ブクログ
新刊うれしい!もう第5弾なんですね。
毒消し山荘の奇妙な事件、うつの双つの顔、カンナビス・クライシス
3編収録だが、繋がっているので読み応え合った。
このシリーズは面白いし勉強にもなるなあ。いろいろと。