塔山郁のレビュー一覧

  • 毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理

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    コロナ話題。爽太の勤めるホテルで相次いで高熱者が発生!?今だから、もう過去のこととして読めたけれど、何年かすれば歴史の一大事だよなー。最中は大変だった。みんな、だれもが。風評とか命とか、向き合うべき問題が浮き彫りになった。
    ほかにも、子どもを守ろうとするあまり医者にかかりすぎる母の話とか。あの母なりに必死だったんだろう。

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    2025年04月02日
  • 薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理

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    ネタバレ

    医療関係の仕事をしているため、気になり読んでみました。話の内容は主人公が薬局に行き、そこで知り合った薬剤師に興味を持ち、薬剤師がどのような仕事をしているのかを知るという話です。
    薬剤師がどのような仕事を詳しく知りたいとか薬に少し興味があったりする人は面白いと思います。
    若干、薬剤師はここまでしないのでは、、、
    で主人公が1人の薬剤師にここまで興味を示すものなのか?などと気になる点はありましたが、楽しめる1冊となっていると思います!

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    2025年03月10日
  • 薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理

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    タイトルと表紙のイラストから面白そうだなと思い手にとった。

    テンポよく話が進み、登場人物の個性も立っており読みやすい。

    次へ次へとページをめくる手が止まらない。

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    2025年02月25日
  • 病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理

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    新キャラの薬剤師さん、毒島さんとどんな関係なのかと気になりつつも、その知識量がすごくて。
    漢方薬とか生薬とか、ややこしいのにすらすら出てくるのは尊敬です。
    これだけ語られたら少し面倒くさい感じもあるかもしれませんが、いわゆる「薬バカ」?嫌いじゃないです。

    記憶喪失の女性客の話は、考えさせられるものがありました。
    当事者も家族も、すごく難しい問題。
    抱えるものが多ければ多いほど、関わり方、向き合い方が難しいですね。

    サプリのマルチ商法。
    客観的に見ればおかしいなと思えることも、メンタルが弱ってるときとか、信用してる相手だったりとか、すっと心に入られてしまうんでしょうね。
    効果がないだけならま

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    2025年01月11日
  • 薬なければ病なし 薬剤師・毒島花織の名推理

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    今回は短編の間にさらに短い「3分で読める」物語が挟まっている。日々、小さな出来事が起きるから、こういう趣向も面白い。
    このシリーズは、水尾爽太と毒島花織のお話だと思っていたら、爽太は軽井沢に出張中で出番が無かった。ちょっと寂しい。
    薬の説明を読むのは少し気合が必要だが、勉強になることも多い。
    何よりも、問題解決には、相手の話を聞き漏らさずによく聞くことが大切だと毒島さんから教えられる。
    ・認知症老人と家族の問題。
    ・子供の浅知恵はとんでもない危険を招くことがあること。
    ・チュアブル錠の正しい飲み方。
    ・オブラートに包んで薬を飲むときの正しい使い方。

    【第一話 認知症と株券】
    原木くるみの家で

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    2024年12月13日
  • 「舌」は口ほどにものを言う 漢方薬局てんぐさ堂の事件簿

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    ネタバレ

    漢方薬局てんぐさ堂の事件簿。毒島さんが出てこない新シリーズらしい。大麻は甘い匂いがする。夏梅の実は青いどんぐりのような形で木天蓼またたびの実で、アブラムシが寄生した虫こぶから作る漢方薬になりリウマチに効く。世界一まずい飴、フィンランドのお菓子サルミアッキはリコリス菓子で甘草が入っているから大量に摂取しないよう注意しなくてはならない。最後に経営者奈津美の父親がしっかり飲み屋で健康関係の話題で話しかけては、体調に悪いところがあれば漢方薬がいい。近くにいい漢方薬局があると宣伝してるようだ。続きがでればいいな。

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    2024年11月28日
  • 薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理

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    毒島=ぶすじま。初めて知った。薬マニアのヒロイン(?)にはぴったりな名前。いろいろな薬を自ら飲んで試しているのはすごい。実は、実家ともめていたことを最後の話で知る。

    作中のKクリニックのような医者は本当に存在するのだろうか。怖いな。

    ナルコレプシー、最近、よく聞くな。

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    2024年11月28日
  • 薬なければ病なし 薬剤師・毒島花織の名推理

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    ネタバレ

    おぉ、今回水尾さん出番なし。会話にはよく出てきたけど。
    毒島さんは真面目だなぁ。作者さんが真面目な方なんだろうなぁと、キャラの会話から思う。

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    2024年11月16日
  • 薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理

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    ホテルマンの水尾が足の痒みをきっかけに薬剤師の毒島と出会い薬に纏わる日常の謎(事件)を解決していく。今は市販薬がかなり豊富で処方箋取り扱いの薬局もあるので身近なものだけどこうして効能や副作用など詳しく読むと勉強になる。…いや、これは薬に関する謎解きで蘊蓄ではないのだけど。是沢のように横柄で説明せず薬を大量に出す医師っているよなぁ。そして医師は直ぐ怒るイメージ。毒島の親問題で最後うやむやになったけど是沢にガツンと言え、解決できる日は来るのかな。毒島に対する水尾がじれったすぎたけど面白かったので追いかけたい。

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    2024年10月28日
  • 薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理

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    題名から薬剤師が主人公かと思うと、実はホテルマン水尾が語り部。薬の名前は難しいが、主人公と一緒に教えてもらっている感じ。登場人物の関わりが楽しく読める。

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    2024年10月15日
  • 甲の薬は乙の毒 薬剤師・毒島花織の名推理

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    正直期待していなかったのですが、食わず嫌いでした。

    昨今の医療問題や薬の問題、社会や情報について薬剤師の仕事を通して描かれる。
    薬剤師としての仕事なのかいち市民としてなのか。
    仕事の使命感として日常生活での葛藤、矛盾することなど取り上げられている。
    医療関係者あるある話かも。

    ちゃんと娯楽としての本になっているのも良いです。
    セオリー通りのミステリー。
    寅さん的あるあるパターンなのですが、それも心地よいです。

    この小説を読めば医療リテラシーがあがる。
    そして、薬剤師へ薬や体調について困っていることを聞けばよいかのヒントになると思います。
    もっと薬局を利用したくなる本でもあります。

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    2024年10月06日
  • 病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理

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    今回も毒島さんと爽太くん、それに新キャラ「宇月さん」が大活躍でしたね。
    薬からその人の人生まで、明らかにしていくのが毎回面白いです。

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    2024年10月04日
  • 甲の薬は乙の毒 薬剤師・毒島花織の名推理

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    刑部夢乃オサカベユメノ、方波見涼子カタバミキヨウコ、毒島花織ブスジマカオリ、水尾爽太ミズオソウタ

    細菌は細胞をもち、自力で栄養を摂取したり、エネルギーを生産したりして、細胞分裂をして増える。しかしウイルスは細胞をもたないので、自力で栄養を摂取したり、エネルギーを生産することができない。動植物の細胞に入り込み、その細胞の機能を使うことで自身のコピーを増やすのだ。

    「抗生剤は細菌を死滅させたり、増殖を防ぐためのものですから、ウイルスが原因の風邪の治療には効果がないことくらい、知っていてしかるべきだと思います」

    「よくご存じですね。でも毒と薬という言い方は人間の都合によるものです。あらゆる生薬

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    2024年09月26日
  • 薬なければ病なし 薬剤師・毒島花織の名推理

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    今回水尾さんはお仕事でお留守。くるみの家の介護問題は解決?お母さんの後押しもあったから自分の夢に向かって踏み出せるといいね。イクラに似た薬、というだけで薬を当てた毒島さんすごい。元警察官に気がついたのもシャーロックホームズか!猫アレルギーに猫の唾液で・・・、て中学生にしては幼いのでは。闇バイトをしようとした千夏は思いとどまったけどあの705号室は結局どうなったのかな。この先わかるのかな。

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    2024年09月23日
  • 薬なければ病なし 薬剤師・毒島花織の名推理

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    ネタバレ

    今回は水尾不在だったのが残念でした。

    お気に入りは「認知症と株券」
    認知症の祖母の株券を売って施設代に充てたいとなるが、本人が売らなければ家族であっても勝手に売れない。
    このおばあちゃんのデジタルネイティブに驚きました。それと、デジタルなら売れるのにあえて売らないってのも意外でした。

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    2024年08月31日
  • 薬なければ病なし 薬剤師・毒島花織の名推理

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    新聞の新刊広告で何となく興味を惹かれ・・・もちろん、はじめての塔山郁。
    調剤薬局に努める薬剤師が、薬学的知識と冷静な観察眼で顧客の困り事や知人からの相談を解決していく短編集、所謂“日常の謎”系のライトなショートミステリです。
    大変読みやすい文体で、優等生なミステリ。サクサク読めます。
    ただ、これが第6弾という事を知らずに読んだため、一部過去の話題がイマイチ・・(^_^;)

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    2024年08月18日
  • 薬なければ病なし 薬剤師・毒島花織の名推理

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    待っていました、薬剤師・毒島花織の名推理シリーズ。
    閑話休題のような、それでもしっかりお薬ミステリになっている小話をいれつつ、短編六編。
    今回もとてもおもしろかった。
    ただ一つ残念だったのは、水尾さんの出番がなかったこと。
    何か意図があったのかもしれないが、そこだけが残念でしたねぇ…

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    2024年08月08日
  • 薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理

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    病気に纏わるミステリーがあるなら薬に纏わるミステリーがあってもいいよね。
    しかもとても面白そうだし。
    そんな軽い気持ちで読み始めた本だったのですが、まぁ予想を上回る面白さで一気読みしてしまいました。


    とにかく真面目で薬にとにかく興味が尽きない薬剤師の女性とその薬剤師に恋をしたホテルマン、その2人が薬に纏わる日常の謎(事件?)を解き明かしていくお話。
    それぞれの話はうっすら繋がってはいるのですが単体で読んでも問題ない感じですね。
    そして話のメインテーマは薬。
    薬って聞くと難しそう……とか専門用語多そう……ってついつい思いがちなんですけど、このシリーズは分かりやすく説明をしてくれているので「?

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    2024年08月06日
  • 薬なければ病なし 薬剤師・毒島花織の名推理

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    薬剤師・毒島花織のシリーズ6巻。

    それぞれのお薬についてのミステリー、全6話。
    ついつい隣りの会話で、服用している薬に副作用が表れる食べ物を頼もうとしている人がいると、他人でもひとこと気をつけるべきだと話しかける毒島さん。
    気になることがあれば職業柄というのもあるだろうが、声をかけてしまう。
    でもけっして無駄ではなく、とてもだいじなことだと思う。
    今回も薬の知識も凄いのだが、話し方もわかりやすくて、てきぱきしていて言葉使いは丁寧で、威張ったり、偉ぶったりしないところは相変わらずで、完璧だなと思わせる。

    第一話 認知症と株券
    いつもながら薬についてのことがよくわかる。
    特に服用している場合は

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    2024年07月31日
  • 薬なければ病なし 薬剤師・毒島花織の名推理

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    私の大好きなシリーズの第6集

    今回は認知症の話や、未成年者による薬物転売の話など今風の話がたっぷり。特に、未成年者の薬物転売の話は面白かった

    相変わらず毒島さんの推理は鋭くて、薬に関してメチャクチャ詳しくて、性格は真面目一本槍で、自分の恋愛には鈍感

    すぐ次のシリーズを読みたくなります

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    2024年07月20日