塔山郁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
生死の境を彷徨う臨死体験を二回経験し、街を歩けば死者と生者の区別がつかない、という状態の能力を警察の未解決事件捜査に生かそう、なストーリー
一般的に死者=生きてる人より雄弁、嘘をつかない(解剖学とか検死をテーマにした小説にありがち)というのはテーマにされやすいので、のっけから「死者の声を聞くと死者も嘘をつくことがある」という場面から始まるのが意表を突かれる感じでなるほど、とは思った。
で、死者が語ったことを元に捜査を進めようにも、根拠を求められて死者が語ったからとも言えず悩むというジレンマ。
設定や事件描写の濃さ(グロさ)の分キャラ設定があっさり目なのかな…