塔山郁のレビュー一覧

  • 薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理

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    〈薬剤師・毒島花織の名推理〉シリーズ第五作。

    今回は毒島花織の活躍は控えめ。逆に主人公の水尾爽太が頑張っている。

    「毒消し山荘の奇妙な事件」
    『デジタル・デトックス』を売りにした伊豆山中の宿にやって来た、爽太・毒島・刑部の三人。だが五月女という男性客は何故か毒島を気にしているようで、爽太は気が気ではない。
    ヨガやアロマもこういう使い方をされると妖しさ満載。その結末は…。
    余談だが、帰路で『無人島に行くときに薬を一種類だけ持っていけるとしたら』という話で盛り上がる毒島と刑部の薬剤師の話が面白かった。結局一つに絞れず三つになっていたし。

    「うつの双つの顔」
    あの馬場さんが食欲をなくし気力もな

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    2023年06月16日
  • 病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理

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    爽太は、ホテルマンの職員、色々な人が出入りするホテルには入ってくるお客さんをよく見ていないといけない大変な仕事である、その為、薬剤師の毒島さんと友人である爽太にとっては最も心強い人、最後に生きる力は、人間、 植物、動物誰にでもあるこれを話した宇月は真由美を助ける。

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    2023年05月21日
  • 病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理

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    今作のテーマは漢方。
    漢方やサプリメントなども、気軽に使ってしまう人も多いけれど、やっぱり飲み合わせもあるしな〜と思ってたらマルチ商法に繋がっていってびっくり。

    馬場さんに春が来たとおもったらまさかの展開。
    残念だけど、宇月さんが良いお友達になれてよかった。

    宇月さんいいキャラだったのに、レギュラーにならないようで残念。

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    2023年05月09日
  • 薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理

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    新刊うれしい!もう第5弾なんですね。

    毒消し山荘の奇妙な事件、うつの双つの顔、カンナビス・クライシス
    3編収録だが、繋がっているので読み応え合った。
    このシリーズは面白いし勉強にもなるなあ。いろいろと。

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    2023年04月27日
  • 薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理

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    ネタバレ

    馬場さん受難続き…復活させてあげてー!
    いつも待たされる人間ドッグが楽に過ごせた(^^)

    大麻がからんでくると身近なミステリーじゃなくて
    フィクションぽい
    登場人物のリアル感がなくて親しみが減っちゃった
    まあ百目鬼社長の杏里さんがカッコよかったです
    でもやっぱり毒島さんの活躍が少ないとつまんない
    家族関係も幸せにしてあげてー

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    2023年04月14日
  • 甲の薬は乙の毒 薬剤師・毒島花織の名推理

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    今回は毒島さんの薬に関する知識の使い方が中途半端で、前作よりは物足りない。
    おまけになぜ麻雀を無理矢理使ったのか。緊迫感の無いシーンが続いたうえに半荘の結末もあまりに予想通り過ぎて残念だった。
    一作目で期待し過ぎたのか、、、

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    2023年04月02日
  • 病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理

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    この頃平和な小説を読んでたので
    ミステリーはドキドキしてしんどい笑
    このシリーズは爽快で好きだったはずなんだけど
    認知症のテーマがしんどいからかな

    続けてマルチ商法と有毒植物…
    重たいテーマが並んで暗い過去の人物も登場
    ラストにハッピーな光が見えて良かったー
    お次はお茶目な展開にならないかなぁ

    しかし今年のタリウム事件を予言するような内容も
    この本読んでた??コワイ

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    2023年04月03日
  • 毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理

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    ネタバレ

    「ノッポちゃんとアルコール依存症」
    展開的にはなんとなく想像できるけれども、少し強引かなぁと思った。
    水尾は、偽薬を飲ませたかもしれないと言っていたけど、一般人がそんな簡単に手に入れられるものなのかしら。いまいち、めでたしめでたしとはいかないストーリーだった。

    「毒親と呼ばないで」
    免疫の仕組みやワクチンの働きなどの説明は、今こそ読んでほしいな。
    でも、いくら仮名で話してる設定とはいえ、医療職でもない赤の他人に何の病気で罹ったかべらべら話す薬剤師は嫌だなぁ。最後に他言しないように釘は刺していたけれど。

    「見えない毒を制する」
    これは面白かったし、とても緊張感のあるストーリーだった。鳩に関係

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    2023年02月10日
  • 毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理

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    第3弾。
    コロナ禍、影響を受けてホテルは客が激減。
    始まった頃はだいぶ混乱してたなあ、とか思い出してしまった。
    アルコール依存、頻繁に病院をかえては薬局に来る親子、ホテル内感染を3編だが、がっつり繋がっていた。

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    2022年12月29日
  • 毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理

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    薬剤師毒島さんシリーズ3弾。ホテルマンの爽介は薬剤師の毒島さんに恋心を抱いている。そんな彼女と共に身の回りに起きる不思議な出来事の謎を解いていく。
    酒乱だった父親がお酒をやめられた訳は、弟のかけた魔法のおかげだった?
    頻繁に子供の病気で薬局に訪れる若い母親。彼女は子供を虐待しているのか?そしてホテルマン達がコロナの疑いで隔離されるなか、爽介も発熱。ホテルはクラスターを起こしたのか?毒島さんがその問題を薬の知識によって解いていく。

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    2022年10月15日
  • 病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理

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    シリーズ4作目。

    今回も薬剤師の毒島さんとホテルマンの水尾が、ホテル内での出来事で薬に纏わる難事件を解決する。

    それでもこのシリーズは、毒島さんの恩人だという男性、宇月さんが中心になってる感が、強めであった。
    なにしろ漢方に関する知識が半端ない。
    まさしく漢方医学のプロである。
    漢方って、中国古来のものと思っていたが、違っていたことに、そうなんだ…と。
    やはり、奥が深いなぁと思った。

    第一話 私は誰、ここはどこ?
    第二話 サプリメントと漢方薬
    第三話 秘密の花園

    特に第二話は、マルチ商法的な話でもあり、これは更年期障害の辛さを感じている女性なら簡単に手を出してしまいそうだなと思った。

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    2022年07月23日
  • 病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理

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    【収録作品】私は誰、ここはどこ?/サプリメントと漢方薬/秘密の花園
     認知症の老女と高価な薬、マルチ商法にはまった母親、糖尿病にこだわる婚約者。
     認知症の話も、サプリメントのマルチ商法の話も、糖尿病の話も、身近なものなので、用心用心。

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    2022年06月25日
  • 毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理

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    コロナ禍のバタバタした時期に、混乱しそうなところ、爽太はまたまた毒島さんに助けられた!私も毒島さんみたいな女性に会いたい・・。

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    2022年05月08日
  • 病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理

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     『薬剤師・毒島花織』シリーズ4作目。連作短篇集で3話からなる。薬剤師の花織の活躍をホテルマンの水尾爽太の視点から描く。

         * * * * *

     3話目で珍しく薬草毒物殺人が絡む本格ミステリーになるかと思ったのですが、結局は大山鳴動して~の展開で、やっぱりなと笑ってしまいました。それでも多数の毒性植物の解説はおもしろく読めました。

     ただ、今回初登場の宇月の薬剤の説明は堅苦し過ぎて、まるでテレビやラジオの解説番組を聴いているように感じました。
     もともと説明が多く、文章のリズムが悪くなりがちなのが気になっていたのですが、今回はそれが少し強く目についたように思います。

     内容的に

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    2022年04月13日
  • 毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理

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    新型コロナウィルスに感染した疑いがあるとしてホテルの複数の人たちが最上階のホテルと自宅に隔離された。薬剤師の毒島さんが患者さんを見て しっかり話をする 根気よく優しく相手の話をしっかり聞く 仕事とは言え中々出来る事では無い 最後に身近では鳩の糞などから口の中に入っていろいろな病気の感染症になったりする事の恐ろしさを知った病名がわからないと治療ができない難しさもある。

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    2022年04月01日
  • F 霊脳捜査官・橘川七海

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    生死の境を彷徨う臨死体験を二回経験し、街を歩けば死者と生者の区別がつかない、という状態の能力を警察の未解決事件捜査に生かそう、なストーリー

    一般的に死者=生きてる人より雄弁、嘘をつかない(解剖学とか検死をテーマにした小説にありがち)というのはテーマにされやすいので、のっけから「死者の声を聞くと死者も嘘をつくことがある」という場面から始まるのが意表を突かれる感じでなるほど、とは思った。
    で、死者が語ったことを元に捜査を進めようにも、根拠を求められて死者が語ったからとも言えず悩むというジレンマ。

    設定や事件描写の濃さ(グロさ)の分キャラ設定があっさり目なのかな…

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    2020年06月17日
  • F 霊脳捜査官・橘川七海

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    任務中重症になった女刑事は、重大な状態に陥っていた。

    本人から聞けるので、早期解決…かと思いきや
    死んでいても生きていても、嘘をついたり
    語らなかったりするのが人間。
    とはいえ、これはこれで解決への近道、かもしれません。

    死者から話を聞く、という以外は、普通の刑事もの。
    最初から騙されて読んでしまいましたが
    なるほど、という説明。
    読みやすく、面白かったですが
    この秘密、いつか誰かにばれたり
    大っぴらに語られたりするのでしょうか?

    最後の話の闇サイトだけは、現実にあると
    非常に怖いものがあります。

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    2020年03月02日