ガストン・ルルーのレビュー一覧

  • オペラ座の怪人

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    ネタバレ

    光文社古典新訳文庫のキャッチフレーズ「いま、息をしている言葉で」の通り、読みやすいです。
    訳者である平岡敦先生の解説も興味深いです。

    読んでいる途中、アンドリュー・ロイド=ウェバーの音楽(劇団四季のミュージカル、ジェラル・バトラーとエミー・ロッサムの映画)が何度も頭の中で流れていました。

    ミュージカルや映画は設定が多少変えられていますが、本質は同じ。
    「彼はただ皆と同じ人間になりたいと願っただけなのに。けれどもあまりに醜すぎた。もしも容貌があれほどでなければ」

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    2025年11月18日
  • 黄色い部屋の秘密〔新訳版〕

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    フランスの田舎町の古い城館には、科学者スタンガーソン博士と令嬢のマチルド嬢が使用人たちと暮らしていた。
    ある夜、実験を続けていたスタンガーソン博士と老僕は、実験室のすぐ隣のマチルド嬢の部屋、別名「黄色い部屋」と呼ばれる部屋からマチルド嬢の悲鳴と銃声を聞く。スタンガーソン博士と使用人たちはなんとか扉をたたき破って黄色い部屋になだれ込むと、大怪我をしたマチルド嬢が倒れている。しかし完全な密室の黄色い部屋に犯人の姿はないではないか!

    この事件捜査に呼ばれたのはパリ警視庁の刑事であるフレデリック・ランサン。だがこの事件を何としても自分で解決したい!と張り切る若者がいた。まだ18歳の新聞記者ジョゼフ・

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    2025年05月06日
  • 黄色い部屋の謎【平岡敦訳】

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    『十角館』フェアのアガサ→ポウ→カー→エラリイ→ヴァンに続いて、6人目「ルルウ」こと、ガストン・ルルー初読み。

    『オペラ座の怪人』で有名なガストン・ルルー。
    移動手段は馬車の時代。1908年と年代が古いので読みにくいかと心配だったけど、さすが新訳版!読みやすくスラスラ読める。

    内側から施錠された完全な密室で令嬢が襲われた。犯人は一体どこに消えたのか…

    謎に挑むのは、弱冠18歳の新聞記者ルルタビーユとパリ警視庁警部ラルサン。

    犯人がわかってもなかなか明かさずに、かなり焦らされる。
    でも全てがわかった時に、密室トリックの謎と、なぜ焦らされたのかに「なるほど〜!」とすごい納得できた。
    キーワ

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    2024年10月13日
  • オペラ座の怪人(新潮文庫)

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    名作、面白い!
    ミュージカルであらすじは知っていましたが、小説は、サスペンスあり、オペラ座の怪人の真の姿にせまるストーリー。オペラ座に行った時の記憶を辿りながら読みました。次回は、2階の5番ボックスに行きたい!
    最後の解説も、当時の様子・時代背景がわかって良かったです。

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    2022年12月17日
  • 黄色い部屋の謎【平岡敦訳】

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    密室ミステリの古典、と言われる作品(らしい)
    完全なる密室で襲われた令嬢、謎を追う新聞記者と警部。さらに起こる怪事件。
    最終的に3つの不可能事件が鮮やかに解決されるラストは必読!!なるほどな!!これは納得!面白かったー!→

    後出し感はありつつ、カーやクリスティーより前の作品と考えたらこれはすごい。そして、乱歩が高く評価したのもわかる(乱歩のアレはこれのオマージュ?)
    一つ注意点は、作中前半でポーのモルグ街の殺人とドイルのまだらの紐のネタバレがされてます。上記2作品は先に読むのをおすすめします!

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    2022年05月22日
  • オペラ座の怪人

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    「怪人」とラウル子爵、歌姫クリスティーヌの三角関係がベースの小説です。
    タイトルの通りオペラ座が舞台で、「怪人」の台詞はどこか芝居がかったものが多く、読み応えがあります。
    三点リーダが多用されているので、そこは好き嫌いが別れるかもしれないです。しかし、こちらまで胸が焦がれるような面白さがあるので、ぜひ読んでみてほしい作品。

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    2021年03月30日
  • オペラ座の怪人

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    ネタバレ

    哀しくも美しい愛の物語というのは、こういうものだと思った。本当の愛を知ることができたのに、エリック(怪人)とクリスティーヌが結ばれなくて、不憫だった。

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    2020年07月07日
  • オペラ座の怪人

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    観たことはないが、ミュージカルなどで名前を知る程度だったオペラ座の怪人の本家。正直、ストーリーを最初にこの原作で知ることができた幸運を思わずにはいられない。普通の小説のような形式だと思っていたら、そうではなかったというところからして驚き。心理描写も、伏線回収も、ルポ形式だからこそできたのではないかと思う。全くストーリーを知らなかったので、最初から最後まで楽しめた。ドキドキハラハラする展開に、切ない読後感…。ガストン・ルルー恐るべし。色褪せない名作だ。興味があるなら絶対読んだ方が良いと思う。

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    2018年09月13日
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】

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    フランスで原子物理学の権威であるスタンガースン博士の娘マチルド・スタンガースンが、密室で襲われます。そして、新聞記者のルールタビーユ青年が、この≪黄色い部屋≫の事件に挑みます。その後も、≪不可思議な廊下≫の事件など、怪事件が続きます。

    犯人も、方法も、謎に包まれた事件でしたが、ルールタビーユが見事に解決しました。

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    2017年08月13日
  • オペラ座の怪人

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    字の大きさも紙質もちょうど良く、楽しめました。

    映画やミュージカルなど観る前に読んだため、
    イメージも広がり、自分が今オペラ座の地下にいるような、そんな感覚になりながら読めました。

    その後映画をみましたが、やっぱり小説のほうが面白いです。

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    2017年04月28日
  • 黄色い部屋の秘密〔新訳版〕

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    完璧な密室に、目の前で消える犯人…
    絶対にありえないはずの状況に、あくまでも『論理』に従って謎を解いていくルールタビーユが最高にクール。
    歴史に名を残していることだけあって、これは間違いない名作です。トリックも期待以上のもの。
    新訳版を購入して正解でした。とても自然かつ秀逸な訳で翻訳物独特の読みづらさを全く感じなかった。こんなにページをめくる手がとまらなくなったのは、とても久々。読み終わったあとも後引く面白さに、にやにやしてます。

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    2015年11月12日
  • オペラ座の怪人

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    一気に読んでしまいました。。。。。


    この前観たDVDで、ファントムの事をもっと知りたくて読んだわけですが、この1冊からあの映画が出来たと思うと、鳥肌ものです。。。

    映画の1つ1つのシーンにも意味があることがわかって驚きました。


    パリのオペラ座に行くなら、ガイドBookではなく絶対にこの本を持って行きます。。。

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    2014年08月17日
  • オペラ座の怪人

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    ネタバレ

    ・怪人、どんだけ歌うまいのよ!!(笑)

    ・はじめ、出てくる奴が全員ワガママ&自分勝手すぎて、「やっぱフランス人とは仲良くなれない!」と思いながら(笑)読んでた。

    ・でも、そのエゴイストな人物たちが、この物語を通して、終盤、ほんの少し、相手にふっっと思いを添わせる。。。真意はわからない。上辺だけなのかもしれない。その一瞬だけなのかもわからない。わからないくらい、かすかな描写。

    ・でも、わずかばかりの思いやりを感じたエリックは、嬉しくて嬉しくて、ホッとして、そのまま自殺してしまう。

    ・孤独が癒されたとたん、エリックには、横暴に振る舞う快感を得つづけたいという怪人的欲望が、ちっとも湧き出てこ

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    2014年06月12日
  • オペラ座の怪人

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    ミュージカルでお馴染み。
    ある新聞記者が、オペラ座にまつわる怪奇現象と、それに関わった人々の数奇な運命を調査し、真実を明らかにしていく形式をとっている。
    壮大な推理物として読むこともできるが、怪人とクリスティーヌ、ラウルの悲恋として読むこともできる、まさに怪奇ロマン。
    恋愛は心の投げ合い。取り損ねれば粉々に砕ける脆いもの。理解がなければ始まらない危険な遊び。でも、ちゃんと投げれば、必ず相手は受けとめてくれる。
    怪人の心はその投げ合いに耐えきれないほど繊細で純粋だった。

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    2013年04月03日
  • オペラ座の怪人

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    今までなんとなくストーリーは知っていたけれど、改めて読むと…「こんなに面白かったのか!」と感嘆。


    謎が投げ掛けられ、徐々に解かれていくストーリー。テンポよく読めます。うわ、オペラ座いきたい(笑)

    「きっと私も誰かに愛されれば、優しくなれるのだ!」と叫ぶエリック…
    エリックの苦しみ…醜さゆえに、未だ見ぬ愛に憧れ、求め、狂っていく…

    今はまだエリック目線でしか読めてないけど、また数年後に読むとクリスティーナ目線で読めるかな?

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    2011年11月23日
  • オペラ座の怪人

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    ちゃんと最後まで読まないと、後悔したんじゃないかってくらい、ファントムが魅力的で息苦しくて、さみしい。

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    2011年09月01日
  • オペラ座の怪人

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    ネタバレ

    映画を見てから書籍を読みました。
    映画に出てこないところは、すこし分かりづらかったですが、
    全体の構成要素についての知見があるので、なんとか最後まで読み進みました。

    映画か劇作を見ていなければ,読まなかったかもしれません。

    作品の仕上げ方の勉強になります。

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    2011年08月21日
  • オペラ座の怪人

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    本日(2010.12.17)、映画「オペラ座の怪人」(2004年)がTVで放映されるらしい。例のミュージカル翻案と同じ(ほぼ)映画、劇団四季による全面吹き替え、らしい。映画のほうは実はDVDを持っていて、かなり何度も再生鑑賞した。劇団四季の舞台も、ご縁があって最初の頃の公演を一度劇場で鑑賞した。A・ロイド=ウエッバーの音楽には、他にもけっこう馴染みが。TV、観てみようかな。さて、でも私、この原作角川文庫版を持ってるのにちゃんと読んでなかった!!というわけで、今宵はこれを読み渡してから眠ります。プロローグからして、映画や舞台を知っている者にも、その期待を裏切らない。……当然かも、こっちが本家本元

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    2011年07月19日
  • 黄色い部屋の謎 乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10(2)

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    私が古典的名作を読むきっかけになった作品です。

    もちろん今の時代から見たら多少微妙なとこもあるし、

    この作品以上の名作も多々あります。

    だけど密室トリックの草分けな存在なのはもちろん

    トリックを解いていくルールタビーユの軽快な動きや

    理屈っぽいとこなんかはすごく展開が早く読みやすかったです。

    さすがにラストはちょい引いたけどおもしろい作品でした。

    余談ですが、小学生の時にトライして意味がわかんなくて

    断念したくやしさを大人になって読破できたことは

    なんだかとてもうれしかったな♪

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    2010年03月25日
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】

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    父に勧められて読んだ本。
    ガストンルルーはやっぱりむっっっずかしかった。
    でも面白かったです。
    裁判での逆転がかっこいいvv

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    2009年10月04日