ガストン・ルルーのレビュー一覧

  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】
    最近、こういうレビューが多いけど…
    最初に期待したハードルを越えられなかった、それだけにとどまらず大残念作でした。

    事件の謎は魅力的やったんやけど、探偵のキャラも今ひとつ、後出しと思わせぶりが必要以上に多過ぎ(と個人的には思え)て興ざめする、最後に語られる真相(の一部)が強引すぎて納得いかない、等...続きを読む
  • オペラ座の怪人
    結局オペラ座の怪人は何者だったのか。
    始めは描写から死者?と思いましたが、終盤では実体のある存在?のような描写があった気が。
    オペラ座の地下、怖いというか、すごい・・・。
  • 黄色い部屋の秘密〔新訳版〕
    時代が時代なので情報の後出しや超展開、リアリティに欠くトリックなど突っ込みどころは多いが、ルールタビーユのいかにもな名探偵ぶり、それを盛り上げる議論、法廷場面の演出、巧みな話運びなど「探偵小説」として楽しめる。三津田信三など後世の作家への多大な影響も読み取れる点にも価値がある。
  • 黄色い部屋の秘密〔新訳版〕
    初めて完全な密室を取り入れた歴史的価値のある作品。「黄色い部屋」の密室殺人未遂事件だけでなく、T字型廊下での瞬間人間消失事件も心理的な盲点を突いたトリックで素晴らしいと思います。
    しかし、読者が推理に参加するためのデータが全て提示されないですし、犯人が被弾しているのに身体検査をしない、わざわざ犯人を...続きを読む
  • オペラ座の怪人
    オペラ座の怪人は、なんとなくあらすじを知っている程度。
    音楽の天才で、でも顔が醜いゆえに素顔を見せずにオペラ座の地下で暮らすエリック。
    ラストぎりぎりまでは無理矢理クリスティーヌを連れて行こうとしたり、全てエリックに操られているような感じ、不気味でいかにも怪人という風に思っていたのですが、最後にクリ...続きを読む
  • オペラ座の怪人
    映画と舞台から入って読みました。どこに盛り上がりがあるかよくわからず、ダラダラと続く小説だなーというのが第一印象。古典だから余計そう思うんだろうな。
    これを読むと、舞台や映画がいかにこの小説を元に綺麗に纏められているかが良くわかりました。時間を置いて、また読んでみようと思います。
  • オペラ座の怪人
    かなり前に読んだけど、昨日劇団四季のミュージカル見てきたので再UP。
    色々回収していない伏線とか大雑把なところとかあるけれど、ネタが好み。

    頭が良くて才能があるのに本人がどうしようもない理由(性別とか外見とか)で思うように生きられない話はry
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】
    久しぶりに小説を読んだ。
    ○一世紀も前の作品だと思えないほどの密室トリック・犯人の意外性・探偵対探偵の構図
    ×2つ目、3つ目の犯人の消失が微妙・犯人の正体のアンフェア感・文化が違うからかもしれないが、被害者があの理由で命を危険にさらしてまで頑なに口をつぐんだことが理解できない 歴史的価値はあると...続きを読む
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】
    フランス有数の頭脳、スタンガースン博士が住む
    グランディエ城の離れの一室で、惨劇は起きた。
    内部から完全に密閉された《黄色い部屋》から響く悲鳴。
    ドアを壊して駆けつけた一同が目にしたのは、
    荒らされた室内と、血の海の中に倒れた博士の令嬢の姿のみ。
    令嬢を襲った犯人はいったいどこへ消えたのか...続きを読む
  • オペラ座の怪人
    原作は確かに怪奇伝。
    だけれど、この物語をよく、ロイド=ウェバーはあんなに美しいラブストーリーに仕立てることかできたものだと
    心から感嘆する。

    原作を読んでエリック(ファントム)がどういう人物だったのか深めることができた。
    人間の優しさに涙を流したエリックは生まれ変われたのではないかと思う。
  • オペラ座の怪人
    オペラ座の怪人についての調査報告書って感じの構成と文章。普通に三人称の物語として書いた方が登場人物に感情移入できたんじゃないかなぁ。ストーリーや設定は面白い。
  • オペラ座の怪人
    映画もミュージカルも見ていないけれど、原作のファントムは思いのほか恐かった…
    恋愛小説ではなく怪奇小説なのですね…
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】
    青年新聞記者探偵と大御所探偵の推理バトルのような展開?謎解き場面の言葉のやり取りは面白いです。
    古典的でありながら読みごたえがあります。ただフランスらしい言葉の言い回しになれるのに時間がかかったなぁ?
    引き合いにコナンドイルを何回か出して皮肉っているけれど、なんとなく相棒とのやり取りはホームズとワト...続きを読む
  • オペラ座の怪人
    "ガストン・ルルー
    フランスの推理小説家
    元はジャーナリスト

    1910年刊行

    焦がれ死ぬ怪人エリック
    どこかで幸せかもしれない
    ラウル・ド・シャニー子爵
    クリスティーヌ・ダーエ

    私(たぶん作者)がオペラ座の怪人の謎を解いていく形式
    そこに集めた証拠(支配人やペルシャ人の手記)が加えられる

    ...続きを読む
  • オペラ座の怪人
    終盤"ペルシャ人の手記からの引用"になったあたりからサスペンス要素が
    増して、ぐっと面白くなります。それまでは、疑心暗鬼の繰り返しで少し退屈かも。
    けれど、読んでおいて間違いのない古典なのは確かです。

    MVP:なし
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】
    密室犯罪。二人の探偵による謎解き競争。人里離れた古城の黄色い部屋で、令嬢が何度も襲われ、その都度犯人が脱出不可能な状況であることが示される。構成も語り口も良く、面白いが、謎ときの結末が貧弱?
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】
    かなりの名作との話題だったので、楽しみにして読んだのですが・・。

    探偵はわずか18歳、ルールタビーユ君。彼はあまり助手の助けを必要としないタイプ。
    しかし彼は若いだけあって、というか、なかなかやんちゃ、破天荒、な感じで、かわいい。
    謎は<黄色い部屋>の密室をもっと不気味にやってくれるのかなぁ、と思...続きを読む
  • 黄色い部屋の謎【宮崎嶺雄訳】
    とりあえず、たまには古典モノも、ということで読みました。
    ・・・つか、創元推理文庫50周年フェアで目に止まったもので。。
    密室殺人、怪しい関係者、清廉潔白そうな家族、探偵の対決、
    のろまな警察・司法関係者と、なんかもう、ザッツ!推理小説!してます♪
    いいですねぇ〜、こういうノリ♪
    続編もあるようなの...続きを読む
  • オペラ座の怪人
    映画化されて話題になった原作の文庫本。自分が持ってるものはこの表紙じゃなかった。
    読んでみたけど難しい……怪人は結局なんだったのかわからずじまい……。



    というわけで2度目の読破に挑戦。
    今度はやっと話が理解できた。1度目のときは精神的に子供だったんだ(え

    最初のうちは怪人の行為がすべて魔術と...続きを読む