ガストン・ルルーのレビュー一覧
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もったいぶった言い回しや表現が多く、ややくどいように感じますが、
読み進める妨げになるほどではありません。
むしろ、ページ数の多さにしてはさくさくページが進みます。
密室の謎自体は、出版から100年以上経ち、
トリックや伏線を組むのが巧みなミステリー作家の著作も増えた今となっては、
驚くというよりも、そうなんだぁ、という感じでしたが、
キャラクター造詣が巧みで、細かな描写が多く、
まぁ、よくも頭がこんがらがらずに、こんな話を書いたわ!と感心しました。
乱歩先生が選抜するのも頷けます。
解説にもありましたが、この『黄色い部屋の謎』と、続編の『黒衣婦人の香り』は、
ふたつでひとつといってもいい -
Posted by ブクログ
「オペラ座の怪人」で有名なガストン・ルルーの古典的名作。100年も前の密室トリックとしては本当に見事です。逃げ出せるはずのない密室からいなくなってしまった犯人、廊下のT字路で3方向から追いつめたのに消えてしまった犯人…。
ややアンフェアなところやアラもあるとはいえ、伏線もそれなりに回収してるので個人的には満足でした。探偵同士の推理合戦や犯人の意外性など、現在の推理小説に多大な影響を与えた記念碑的作品と言えそう。
18歳の新聞記者である主人公が裁判所で大勢の聴衆の前で謎解きをする場面はまるでアニメ・ゲーム的展開で思わず笑ってしまった。逆転裁判のなるほど君かと。 -
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オペラ座の怪人。
海外小説としてはあまりにも有名な小説だが、あらすじが全くわからない作品
ホラー小説のジャンルらしいが、時代設定が19世紀末のパリで裕福層がミュージカル舞台を観覧するための著名なオペラ座で事件が起きる。
ミステリーみたいな話かなと勝手に想像しながら読み進めると、怪人のクリスティーヌに対する一方的な恋愛や、クリスティーヌに好意を寄せた子爵が、
怪人からクリスティーヌを救い出そうと、怪人のアジトに乗り込む等冒険譚の要素もあって、楽しめた
怪人の風変わりなアジトの拷問部屋の設定には、驚かされた。
やや、ラストが雑な感があったが500ページを超える大作で読み応えはあった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ200ページほどは退屈だった。
怪人が醜い顔に生まれたオペラ座に棲みつく人間であることがわかって、ラウルとペルシャ人が怪人の棲家を探すことになってからは面白かった。
ラストにキスされたことで今までの辛さが昇華されたようだった様子がちょっとかわいそうだったけれども、それまでの人殺しの罪が消えるわけではないので、なんというか醜い顔のせいで人からの優しさを得られずに生きてきた結果自分勝手に生きることでしか生きていけなかったんだなあと思った
ラウルもクリスティーヌも死ぬと思っていた
愛するクリスティーヌに泣いてもらって、額にキスされてもうそれだけで満足しちゃうのは、これまで人から虐げられて散々な目に遭 -
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古典ミステリーが読みたくなり「ガストン・ルルー」の長篇ミステリー作品『黄色い部屋の謎』を読みました。
密室殺人ものの古典的名作として高く評価されている作品なので、以前から読みたかった作品です。
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フランス有数の頭脳、「スタンガースン」博士の住まうグランディエ城の離れで、惨劇は起きた。
内部から完全に密閉された“黄色い部屋”からの悲鳴に、ドアをこわしてはいった一同が目にしたのは、血の海の中に倒れた令嬢の姿だけ… 犯人はどこへ消えたのか?
不可能犯罪に挑むは青年記者「ルールタビーユ」。
密室ミステリーの金字塔にして、世界ベストテンの上位に選ばれる名 -
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「密室」で起こる事件、どれほど多くの探偵や刑事達が数知れないほどの物語の中で、その解明に挑戦しているか……。
「黄色い部屋の謎」は、そんな「密室」ミステリーの古典中の古典。
作者は「オペラ座の怪人」の原作者として有名なガストン・ルルー。
巻末の「訳者覚書」にもあるように、日本で発表されるやいなや江戸川乱歩が本作を絶賛している。
海外の「古典」と称される「名作」は、日本語への新訳がなされるたびに、新たなファンが生まれ、いく世代にも渡りファンに読み継がれるのも楽しみの一つ。
また、どんなミステリー作家がどんな「密室」をうみ、どんな解決で物語るのか……読者の楽しみは尽きない。
それだけでも