ガストン・ルルーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ200ページほどは退屈だった。
怪人が醜い顔に生まれたオペラ座に棲みつく人間であることがわかって、ラウルとペルシャ人が怪人の棲家を探すことになってからは面白かった。
ラストにキスされたことで今までの辛さが昇華されたようだった様子がちょっとかわいそうだったけれども、それまでの人殺しの罪が消えるわけではないので、なんというか醜い顔のせいで人からの優しさを得られずに生きてきた結果自分勝手に生きることでしか生きていけなかったんだなあと思った
ラウルもクリスティーヌも死ぬと思っていた
愛するクリスティーヌに泣いてもらって、額にキスされてもうそれだけで満足しちゃうのは、これまで人から虐げられて散々な目に遭 -
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古典ミステリーが読みたくなり「ガストン・ルルー」の長篇ミステリー作品『黄色い部屋の謎』を読みました。
密室殺人ものの古典的名作として高く評価されている作品なので、以前から読みたかった作品です。
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フランス有数の頭脳、「スタンガースン」博士の住まうグランディエ城の離れで、惨劇は起きた。
内部から完全に密閉された“黄色い部屋”からの悲鳴に、ドアをこわしてはいった一同が目にしたのは、血の海の中に倒れた令嬢の姿だけ… 犯人はどこへ消えたのか?
不可能犯罪に挑むは青年記者「ルールタビーユ」。
密室ミステリーの金字塔にして、世界ベストテンの上位に選ばれる名 -
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「密室」で起こる事件、どれほど多くの探偵や刑事達が数知れないほどの物語の中で、その解明に挑戦しているか……。
「黄色い部屋の謎」は、そんな「密室」ミステリーの古典中の古典。
作者は「オペラ座の怪人」の原作者として有名なガストン・ルルー。
巻末の「訳者覚書」にもあるように、日本で発表されるやいなや江戸川乱歩が本作を絶賛している。
海外の「古典」と称される「名作」は、日本語への新訳がなされるたびに、新たなファンが生まれ、いく世代にも渡りファンに読み継がれるのも楽しみの一つ。
また、どんなミステリー作家がどんな「密室」をうみ、どんな解決で物語るのか……読者の楽しみは尽きない。
それだけでも -
Posted by ブクログ
古典中の古典、初めて読んた。
訳のおかげか思っていたより読みやすい。
密室ものということ以外筋も知らずに読んだので、「えっ事件パートこれだけであとずっと推理なの!?」と驚きながら読み進め…面白かった!
若干18歳の駆け出し記者ルールタビーユはまだ青年にはなりきれない少年ぽさが残って爽やかで可愛らしく、刑事と推理対決!みたいな話の筋も楽しく読めたけど、やっぱりなんというか、伏線の張り方とかで犯人は結構早めにわかってしまう…。古典だから、これを踏まえた色々な作品を読んでるからだと思う。でもそれはそれとしてとても楽しめたな。
ルールタビーユが黒衣の貴婦人がどうのこうのってすごくいうのが、なんとい -
Posted by ブクログ
ネタバレ古典ミステリを読もうと思う周期があり、ちょうど新訳しかもカバーデザインがクラフト・エヴィング商會なので買った。
翻訳ものは苦手で敬遠していたのですが、こちらはとても読みやすかったです。
まず勘違いしていたのが、黄色い部屋は何か犯罪後の異常な事態でそうなっていたのかと思っていたら壁紙が黄色い部屋のことだった。
密室の謎も物理というより心理によるもので、そこは確かになるほどなと思わなくはないが、少し拍子抜けでもある。
廊下の消失は、変装そんな凄いの⁉︎服装同じじゃない⁉︎あ、これオペラ座館のやつだ!(一番ダメな気付き)数十年越しにオペラ座だから同じ作者の作品からパクったと知りました…。
撃