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厳重に戸締まりされた「黄色い部屋」に侵入し、スタンジェルソン嬢に血まみれの重傷を負わせたのは誰か――!? 昼なお暗い森の館で企まれた奇怪きわまる密室殺人。この恐るべき謎に挑むべく、弱冠18歳の青年記者ルールタビーユは、勇躍、世紀末のパリを出発する……。息づまるサスペンスと巧みなストーリー・テリング。『オペラ座の怪人』の作者ルルーがおくる、“密室ミステリー”の古典的名作!
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Posted by ブクログ
私が古典的名作を読むきっかけになった作品です。 もちろん今の時代から見たら多少微妙なとこもあるし、 この作品以上の名作も多々あります。 だけど密室トリックの草分けな存在なのはもちろん トリックを解いていくルールタビーユの軽快な動きや 理屈っぽいとこなんかはすごく展開が早く読みやすかったです...続きを読む。 さすがにラストはちょい引いたけどおもしろい作品でした。 余談ですが、小学生の時にトライして意味がわかんなくて 断念したくやしさを大人になって読破できたことは なんだかとてもうれしかったな♪
古典中の古典、初めて読んた。 訳のおかげか思っていたより読みやすい。 密室ものということ以外筋も知らずに読んだので、「えっ事件パートこれだけであとずっと推理なの!?」と驚きながら読み進め…面白かった! 若干18歳の駆け出し記者ルールタビーユはまだ青年にはなりきれない少年ぽさが残って爽やかで可愛らし...続きを読むく、刑事と推理対決!みたいな話の筋も楽しく読めたけど、やっぱりなんというか、伏線の張り方とかで犯人は結構早めにわかってしまう…。古典だから、これを踏まえた色々な作品を読んでるからだと思う。でもそれはそれとしてとても楽しめたな。 ルールタビーユが黒衣の貴婦人がどうのこうのってすごくいうのが、なんというかフランス男〜って感じした。アルセーヌ・ルパンもだった気がするんだけど、若かりし頃に出会った貴婦人を追い求めるフランス男…みたいな。求め方は色々だけども。
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