養老孟司のレビュー一覧

  • 読まない力

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    養老孟司氏のコラムは、ふつう、簡単に「差別だ」とか、「エコだ」とかで思考停止しているぶぶんをグラグラ動かしてくれて、ありがたい。

    <国立大学の教授に国家公務員の服務規程を応用したら、大学なんぞ違反行為だけでもある。>とは、これを書いた時点では、「でも、べつに警察もひまじゃないから、まさか、、」ということもあったのかもしれないが、いまや、本気で逮捕されてるひとが出てきている、ということでは予言的なくだりだ。

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    2010年04月03日
  • 無思想の発見

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    日本人には思想がない。

    自我やや自己がないことが書かれている。

    苫米地の考えと共通点あり。

    空や無の言及。

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    2009年12月14日
  • 環境を知るとはどういうことか 流域思考のすすめ

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    ○97産業文明がんぜ環境危機を引き起こしたか。産業文明を執行する意思決定や企画には、地球の要領とか生態系のキャパシティに配慮する感性が基本的に欠けている。
    ★そのとおりだけど、感性って?
    ○112物事を因果の蓄積と見ないで、バラバラの事件のぶつかり合いとして見ていく。
    ★因果関係から共通解を導き出した方が安心するんだろうけど、そこに硬直が生まれるとは思っていないんだろうな。
    ○177そろそろ下水の糞尿からリンを取るシステムを作らなければいけない。
    ★色んなものが枯渇していく中で、新たなシステムを望んでいるんだな。太陽電池だけじゃないんだ。

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    2009年11月07日
  • 耳で考える ――脳は名曲を欲する

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    養老さんはクラシックをよく聴くそうです。モーツァルトが好きだそうです。理由は邪魔しないからだそうです。いかにも聴いてくれと言う音楽は好きじゃないらしいです。俺は常々モーツァルトのいいところは邪魔しないところだと思ってたんですが、まさか同じ感想を持つ人がいるとはね。どうりでこの人の言っていることが妙に納得出来るわけです。多分物事をまっすぐ、世間と同じ角度から見てないんでしょう。一度テレビでも言ってました。「私は、まずハイって言わない」みたいなことを。これをその辺の天の邪鬼がやってるのと同じレベルで見られるとアレですが、大事なことです。本の中身でも触れていますが、目は見るため耳は聞く為についてます、当然ですけど。でもって、それぞれは違う解釈をする為に存在してると言ってます。耳で考えると言うことは、目で見た情報を処理して考えることとは又違うわけですね。
    しかし、この人の本はいっぱい書店に並んでますが、だいたいどこかで田舎暮らしと虫に触れています。そして、人にとって大事なことが多く含まれています。是非読んでみてください。

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    2009年10月07日
  • こまった人

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    本は全く必然性のない買い物。読まなければ死んでしまう、そういうものではない。読んだほうがいいかもしれないが、読まなくたって、べつに困らない。
    仕事は社会のニーズ。ニーズのない仕事はいつか滅びる。

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    2009年10月07日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    普段の考えの土台になっている常識自体が、ひっくり返ったおかしなものになっていることも
    ありますよってこと。それを「逆さメガネ」って呼んで、語ってる。

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    2011年11月09日
  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)

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    言葉とは概念化すること。
    感覚と概念。
    個体と社会。
    あと宇宙。

    昆虫採集を通して脳と社会についての軽いトーク。たしかに概念化(四捨五入)された社会における個体の存在はしょぼい。どうやら動物化ならぬ人間の昆虫化が進んでいるような気がする。もう少し個体として個体に対して敏感になろうかと思った。

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    2009年10月04日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    久方ぶりに養老孟司氏の著作に触れたが独特の視点が非常に面白かった。
    他の著作も読んでみたい。
    どしどしユニークな考えを披露して頂きたい。

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    2009年10月07日
  • 読まない力

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    たまたま、夕食の際に、妻と「いつのできごとだったっけ?」と考え込んでいた出来事の時期が、偶然この本の「注」に出ていたので、すっきりしました。時系列でなく、分野ごとの章立てになっているので、その都度、頭を切り替えて読みましょう。

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    2011年08月03日
  • 脳の見方

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    養老猛司の処世作「唯脳論」の直前に出版されているエッセイ集。あとがきにもあるように、唯脳論や近著「馬鹿の壁」に継がるエッセイが収録されており、興味深い。唯脳論は学生時代に読んだ記憶があるんだけど、内容をすっかり忘れいるので、近く読み返そう。

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    2009年10月07日
  • 男の見方 女の見方

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     脳の研究者と行動生態学,進化生物学のお二人がその立場から「男の見方,女の見方」について,その分野のいろんな研究成果が書かれていると思ったが,エッセイ集といった感じが強いです。 まあ,それはそれなりにおもしとかったです。



    (養老孟司)p80〜81
    男女の能力差のように、人類を束ねて二つに割って、その二群がどう違うかという話は、本当はあまりしないほうがいい。なぜなら、たとえば、男が女よりも空間把握能力が高い、という統計を教えると、あの女よりも、おれのほうが偉い、そう考えて喜ぶ馬鹿が、男の中にかならずいるからである。それは、まったくの間違いである。

    (中略)

     男には男の能力があり、女には女の能力がある。そんなことは、わかりきったことである。それと同時に、個性の幅というのがある。個性の幅は、しばしば男女の統計的な差を超える。そういう性質については、じつは統計的に男女差があったとしても、それを論じる意味はあまりない。社会の中でわれわれが出会うのは、それぞれの個人であって、一般的な男女ではないからである。こうしたすべては、ただの常識であろう。


    ※※※

     まあ,そうでしょうね。それは理解できます。でも,それでも男女の能力の差というのには,関心があります。
     「一般に男は・・・,女は・・・・」なんていうのはおもしろいです。空間図形の問題をさせると,女の子はできない。また,逆に言語能力では男の劣ること劣ること

     養老氏と同じようなことを長谷川さんも書かれています。


    ※※※
    (長谷川真理子)p101

     では、決断力、リーダーシップ、数学の能力、言語能力、方向感覚、攻撃性などの性質には、男と女で違いがあるのでしょうか? どう量的に表現するにせよ、これらの性質も、身長と同様に連続的に変化する量でしょうから、集団の平均値の差を検定すれば、もしかすると有意な差が検出されるかもしれません。それでも、ある一人の男か女を取り上げてその人の性質や能力を云々する場合には、服を選ぶときと同様、その人個人の性質が問題なのであって、集団の平均値に差があるかどうかは関係ないはずです。集団の平均値の差を根拠に個性を無視するとき、無用な差別が生まれてくるように思います。

    ※ ※ ※

     そうでしょうね。そこから差別が生まれることもあるでしょう。

     ただ,このように書いているのですが,別の項(文系・理系)ではこのようなことも書いています。

    ※ ※ ※

    (長谷川真理子)p114〜115

     私は自分が理科系で、普段は自然科学の研究をしているので、自分が物事を考える道筋は、ほかの人々にとっても同じだと思っていました。ところが、はじめて非常勤で某大学の法学部の学生に教え、試験の答案を見たときに、あっと驚かされたのです。第一問は、霊長目の中におけるヒトの位置を記述せよ、という問題でした。私は、当然、それぞれの種が分類単位ごとに樹木状に分岐して描かれる系統樹を描いてくれるものと思い込んでいました。こちらは、そのようにして教えたのですから。しかし、法学部の学生で、系統樹を描いてくれた人はいませんでした。全員が、「霊長類は真猿類と原猿類に分かれ、真猿類は、新世界ザルと旧世界ザルに分かれ・・・・」というように、すべてを言葉で書き並べたのです。私にとっては、全部を言葉で表すということは思いもよらぬことでしたが、彼らにとっては、図を描くということは思いもよらなかったようなのです。あとで、法学部の先生にこの話をしたところ、すべてを言葉で書くことに、先生方も別に違和感は感じておられないようでした。

    これが、はじめてのショックで、それ以来、いろいろな学部の先生たちが集まる会議でも、しばしばちょっとした違和感を味わいました。理系的思考では、複雑な事実はなるべく図表化しようとしますが、文系的思考では、文章で描くことを重視するようです。理系的思考では、事実を重視しますが、文系的思考では、個人的解釈の方に重点がおかれるようです。理系的思考では、説明がきれいにつくと喜びますが、文系的思考では、きれいに説明がつくとうさん臭いと思われることが多いようです。また、理系的思考では、仮説などはすぐにも捨てられるものと考えていますが、文系的思考では、自分の仮説とは信念をもって守り抜くもののようです。

     私の経験の範囲では、これらの違いは男女にかかわらず、文系か理系かによって大 きく異なるように思うのですが・・・・・


    ※※※

     おもしろいですね。ぼくも理系的思考と文系的思考にはちがいがあると思っています。
     ただ,分からないのは,上の方で男女の違いは「集団の平均値の差を根拠に個性を無視する」ということで避けているのに,文系,理系の違いはこのようにおもしろく書いている,というところです。

     文系,理系も平均の違いで個性もあるのではないでしょうか。そこでは差別は生まれないのでしょうか。

     ぼくは,平均の違いもおもしろがっていいのではないかと思っています。だから,文系的思考,理系的思考の違いってどんなだろう,男と女の思考の違いってどんなだろう,と考えるのは好きです。同じものだと思うのですが,ただ,社会的に男女の違いを述べると差別につながることもけっこうあるからなんでしょう。社会的に成熟していないのかも

     次のとてもかる〜く,おもしろかったところです。

    ※※※


     先日、イェールの研究室に、誰かが持ってきたチューリップがたくさん花瓶にさしてありました。ところがそれを見て、分子遺伝学が専攻の院生の男の子が、「この花は何?」と私に聞くのです。チューリップを知らない生物学の院生がいるということに心底驚愕してしまいました。そこで、教授たちのランチのときに、この院生の指導教授に「マイケルはDNAの構造は熟知しているかもしれないけれど、チューリップを知らないというのは嘆かわしいことだ」と半分ふざけて注意したところ、花の名前を知っているのは女性のすることで、男性は花を贈るだけである、という答えが返ってきました。


    ※※※

     おもしろいですね。ぼくは妻に花の名前を知らないといって笑われるこ
    とがあります。でもチューリップは知っていますよ。

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    2009年10月04日
  • スルメを見てイカがわかるか!

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     ウォーリー所有。6月1日購入。ようたろうの影響か、茂木先生ブームが(笑)養老さんもけっこう好きなんで
    ついつい購入。興味深いっす。

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    2009年10月04日
  • 無思想の発見

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    全体的に難しい・・
    はぁ、私はばかなんだろうか。
    うすうす気づいていてはいるのだけど

    “他人の目と自分の目を、自分について「合わせていくこと」、
    それが完全にできるようになれば、「心の欲するところに従って、矩をこえず」となるであろう。
    それがつまり「自分を作る」ことであり、世間ではじめて働くようになった若者なら、「自分を創る」ことである。”

    日本人の思想についての話。

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    2015年11月12日
  • 自分の頭と身体で考える

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    人間がシステム化し、硬直して行くことの愚かさを考えさせられる。一見合理的で無いところに、真の合理があるのだ。世間による規定も合理的である程、疑ってみるべきだ。

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    2009年10月07日
  • 涼しい脳味噌

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    養老孟司さんの本はおじいちゃんから薦められる本が多いかな。
    難しく書いてないから、読みやすい。
    高3

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    2009年10月04日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    疑ってかかるというよりも、自分で考えることの大切さ、身体を動かす事の重要性を繰り返している。この本によって目を開かされたことが多い。養老本としてはかなり上位でオススメ。(2005.6.1)

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    2009年10月04日
  • ネコのヒゲは脳である

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    若き作家が学者を訪ねた20年前の個人授業が復活!!
    人間と動物の不思議にはじまり、人間・生命・言葉・文学・社会など骨の髄まで解剖する。『バカの壁』の原点がここにある! 歳月を経ても、まったく色あせることのない二人の応酬。
    生命をめぐる技術が進んだ現在、さまざまな不安のなか自分を見つめ直したいこの社会で、むしろ改めて考えたいテーマがあふれている。
    時の人、養老孟司のスタート点―解剖学に立ち返り、もの言わぬ死体を見すえるところから、人間を、世の中を見つめ直す知的興奮の書。

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    2011年07月16日
  • 脳の見方

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    新規購入ではなく、積読状態だったもの。
    購入詳細不明。
    2013/1/21~1/25

    恐らく20年ものの積ん読本。脳の見方、というタイトルだが、脳の話と言うよりは、氏の専門の解剖学を中心とするエッセイ集。もともと哲学書房という出版社から出たこともあるのか、多分に哲学的内容。後に氏の代表作ともなる「馬鹿の壁」という言葉が出てきたのが興味深かった。

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    2013年01月25日
  • 脳の見方

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    前半の神経や解剖の話はあまり面白くはなかったが、中頃から、養老さんの面白い話が始まった。解剖学者がゲーテのファウストやモンテーニュのエセーを論じるとは思いも寄らなかった。

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    2009年10月04日
  • 養老孟司の〈逆さメガネ〉

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    新書じゃなくて、もっとカラフルにしたほうが手に取りやすいかもな。
    といいつつ、タイトルの「養老孟司」で手がのびてしまった自分がいる。

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    2009年10月04日