宮口幸治のレビュー一覧

  • 境界知能 存在の気づかれない人たち

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    ケーキの切れない非行少年たちが気になっていて、シリーズ著者の最新刊が出ていたので読みました。

    内容は、境界知能(普通と障害の間)の最近の研究をまとめたものです。
    7人に1人がこの境界知能にあたると知りとても驚きました。
    しかし、これだけ多くの境界知能者がいるのに世間の認知は低く不思議思いました。

    境界知能が、認知されることで救われる人もいるし、差別される人も出てくるかもしれない。
    かなりデリケートな問題だと思いました。

    本文は専門用語が、いっぱい出てくるので論文調が苦手な方は、読むのが大変かもしれません。

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    2026年01月17日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    見る力、聞く力、想像する力などの認知が歪んでいるから、どんなにしかったり反省させても理解できないことが根本原因

    勉強ができない→いじめられる→イライラする→自分が加害者になる

    自己評価がズレている

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    2026年01月11日
  • 「頑張れない」子をどう導くか ――社会につながる学びのための見通し、目的、使命感

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    しばらく本棚に置いていたが、ふと気になり手に取った後、そのまま1時間足らずで読破。

    受容・共感、プラス前向き言葉、アドラーの未来志向と、これまでに広く言われていることが出てくる内容で、新しい気づきはほとんどなかった。

    前半はちゃんと読んでいたが、後半はパラパラ読みに変更。

    大人の忍耐力ってやっぱり必要だよね。


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    2026年01月10日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    子を持つ親として、非常に示唆に富む一冊だった。

    「褒める」「話を聞いてあげる」といった関わりは、その場の空気を和らげることはできる。しかしそれだけでは、子どもが抱えている本質的な困難は何も変わらない。問題を先送りしているに過ぎないのだと気づかされる。

    大切なのは、できなくて悩んでいることに対して、できるようになるための具体的な支援をすること。環境調整や学び直し、本人に合った方法を一緒に探すこと以外に、根本的な解決はない。

    また、本書で印象的だったのは「自尊心」についての考え方だ。
    自尊心が低いこと自体は、必ずしも問題ではない。問題なのは、自尊心と実際の能力や状況が大きく乖離していることだ

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    2025年12月27日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    ネタバレ

    犯罪を犯す少年たちが社会から「忘れられた」少年たちであるという点が印象に残りました。一見普通の子の様に見えていても、実際には歪んで物事が見えてしまっていることによって苦しんでいる…。でも社会からはその苦しみを見つけてもらえず、先のことを考える力がないため、その瞬間の欲望を満たすためだけの気持ちで簡単に犯罪に手を染めてしまう…という負のループに陥ってしまっていることに気づかされました。物事が歪んで見えてしまっている彼らを救うためにはどうすれば良いのかと考えさせられました。

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    2025年12月21日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    ネタバレ

    世の中の知的障害者の9割?が軽度で、そのほとんどが周りの人には「すごく頭の悪い人」「協調性がない人」と思われる程度で支援を受けられない(本当は支援が必要なのに、本人すら気づいていない)と言う事実に戦慄した。自分が親になったらもう一度読みたい本。

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    2025年12月16日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    「頑張ったら支援する」という考え方は、一見すると公平だが、「頑張れない人」を支援の対象から外し、支援のループから脱落させてしまう。その結果、困難は固定化し、さらに頑張れなくなる。

    頑張れない人をどう支援するのかを考えさせる一冊。

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    2025年12月15日
  • 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ

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    再読。発達方面で仕事をしていたこともあるし、今もかかわっている。ときどき自閉系でもなく、多動があるわけでもない、でも集団行動になじめない、という子はいるものだ。院生時代、Mikd mental retardationというのは、論文で読んでいたし、知識がないわけじゃない。ただ、統計上何人に一人は必ずここにあてはまる、といわれると、どこかキツネにつままれた、という気はしてしまう。能力で統計をとると、正規分布を描くし、一定の割合この中にはいるというのは、理屈ではわかるんだけどね。

     実行機能の役割とか、最近読んだ別の本でも出ていた。自分が論文を書いていた時、プランニングとか実行機能って研究してみ

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    2025年11月30日
  • ケーキの切れない非行少年たち 10巻

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    『くらげバンチ』2024.9〜2025.1

    第九巻より続く。

    覚醒剤使用で女子少年院に入ってきた子の使用経過と退院。
    幻覚に苦しめられていた瑠花が、ようやく退院することになるが、すぐに、新しい薬物依存の女子が入ってくる。

    また、九巻に出てきた認知機能に問題がある少年への矯正教育のため、主人公の六麦医師が開発した認知機能強化トレーニング。
    開発当初は少年からも意味がないと反発され、職員からも反対が多かった。改良を重ねて、少年たちのやる気もでてきた。
    小学校から中学校に上がるにつれ、急に勉強の難易度が上がり、ついていけず非行に走る子供たち。急に方程式など教えるのではなく、考える習慣をつけさせ

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    2025年11月11日
  • ケーキの切れない非行少年たち 9巻

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    『くらげバンチ』2024.2〜2024.7

    今回は、彼氏に使用させられた覚醒剤のフラッシュバックで、幻覚に苦しめられる女子のその後と、小学校からずっと面倒を見てきた障害を持った子が少年院に入ってしまい、葛藤する小学校の先生のストーリー。

    特に、小学校で手を焼かれていた友典が、特別支援教育コーディネーターの井伊先生に心を開き、小学校卒業の頃には得意分野を他人に教えられるまでになり、前向きになる。読んでいる私までうるっときてしまう。
    しかし、中学からは勉強も難しく、先生も厳しく、人間関係も複雑になり、孤立化して非行の道に入る子どもが非常に多いということだ。

    とりあえず次の巻に進みます。

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    2025年11月11日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    本書では頑張れない人への適切な支援方法が書かれていた。以下、箇条書きで個人的に重要と思ったことを抜粋する。

    「後のフォローがない指導もどき」は、やる気を奪うと指摘している。特に教育現場では教師の威厳を示すための指導が、それに該当するとのことである。もちろん、現場には子どもを指導する場面は多々あるだろう。しかし、子どもを指導することのみに留まるのではなく、その後にどうしたらいいのかが分かり、相談できる誰かがいるなど、しっかりとした受け皿が用意されている必要がある。

    「頑張れる」を支える3つの基本として、①安心の土台②伴走者の存在③チャレンジできる環境があげられている。②の伴走者の存在について

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    2025年10月28日
  • 「頑張れない」子をどう導くか ――社会につながる学びのための見通し、目的、使命感

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    三宅香帆・新聞書評から。どのタイミングで、どんなものに対して、どの程度、頑張れるのかって、あまりに未知数過ぎて、しかも自分のことしか経験したことがないから、子の塩梅が掴めず、つい口出ししてしまったり…。どこまでが寛容でどこからが放任なのか。考えは尽きませんな。

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    2025年10月15日
  • 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

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    前著までと比べるとインパクトが少ない。話が堂々巡りで著者の引き出しがもう尽きているのでは?と感じた。または自分の視点がすでに広がったものになっていたから、かもしれないが。

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    2025年09月28日
  • 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

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    根っこに幸せを求めている気持ちと解釈と判断と行動をみていけばよくわかるのかもしれない。
    少年たちはあまりにも突飛な行動すぎて、どうして!?となったが、わかる部分もあった。
    特に可愛がっていた後輩からの悪口や、子供に料理をつくったが食べなかったことで、否定された気分になり、虐待をしてしまった親など、湧いてしまう気持ちがわかる部分はあった。
    個人的にはもう少し、ではどういう考え方をすればいいか、通常の認知ではどんな捉え方をするかなど詳しく書いてほしかった。スティーブンキングみたいに。
    そしたらもっと自分の認知の視野が広がったかもしれない。
    結局のところといってはあれだけど、最終的にはやはり今できる

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    2025年09月08日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    一歩違えば自分もこうだったかもと思うくらい内容が身近。教育とか社会とか考え方を改めて接していけば変わることはたくさんある気がする。少子化なのだからこそこういうところに力を入れればいいのに。

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    2025年09月06日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    第4章の「大人になって人から期待されることが一番嫌いになった」というエピソードは、一般社会で人にばかり仕事を振られてキャパオーバーになり、嫌気がさす状況とよく似ていると感じた。
    また、第5章の「それでも認められたい」というテーマでは、目的と目標は異なるという考え方や、やる気を引き出すために〈見通し → 目的 → 使命感〉というプロセスを踏む点が示されており、大いに共感できた

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    2025年09月05日
  • 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

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    非行少年にフォーカスされているが、程度の差はあれど、どんな人にも当てはまるし、実際に歪んだ幸せを求めている人から実際に不利益を被ったこともあるし、きっとその逆も然りなのだろうと思うと、特に想像力を働かせるのは大事なんじゃないかなぁと思った。
    (そしてこのシリーズはとても読みやすい。)

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    2025年08月25日
  • 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ

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    一番しんどいのは子ども本人である。
    子どもを理解することから始める。サインは様々な箇所から出ている。子どもを観察するには子どもの目線に落として、何に困っているのかを見ること。そしてしっかりと子どもの話を聞く。大事なのは傾聴の姿勢。アドバイスは求められたら伝えれば良い。
    子どもの能力、IQは伸ばせる可能性は否定されていない。
    子どもの成長のゴールは自立。周囲の大人はその自立を支える、というよりは伴走者、という例えが相応しいのかも。
    宿題したの?という声かけは無意味。一緒に勉強しよう、の声掛けのほうがまだ良い。

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    2025年07月18日
  • 「頑張れない」子をどう導くか ――社会につながる学びのための見通し、目的、使命感

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    学習塾の講師です。
    学習の成果が全く上がらない子どもにどう接するかヒントがほしくて読みました。
    目標と見通しの概念、国語の重視、注意すべき発話、子供の成長ペースとカリキュラムのズレなど得られるものはありました。

    ただ、巻末にて、本文で登場した不幸な生い立ちの子どもの正体が種明かしされるのですが、本書の教訓が一気に「子供を不幸にしないためには親が離婚するな」「親本位の再婚をするな」「親が幸せになれないことを子供のせいにするな」と変質してしまい、本文の内容が意味をなさなくなってしまうことに強い疑問を覚えました。

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    2025年07月09日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    『ケーキの切れない非行少年たち』の2冊め。

    頑張ることや頑張らないこと、頑張れないこと。
    当事者にとってどういうことなのかがよく分かる。
    頑張らなくてもいいという発言が与える意味など、本当によく考えさせられる。

    再読して理解を深めたいと思う一冊でした。

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    2025年06月25日