宮口幸治のレビュー一覧

  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    率直に言うと、非行少年の「その後」への提言としてはもう少し深くできたのではないかも思う。大事なことは書かれていると思うが、やや疑問に思う点も多かった。

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    2026年03月21日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    ネタバレ

     児童精神科医で、病院や医療少年院といった施設での勤務経験を持ち、非行少年と接する著者が、生育環境によって治療も受けられない、発達障害や知的障害を持つ少年たちが非行を起こしてしまう実態やそのメカニズム、構造上の問題、認知トレーニングによる改善の手立てについて述べた本。
     本の帯には「2020年のベストセラー」となっていて、確かにひと昔前に、ケーキがいびつに「三等分」された図とともに話題になっていたような記憶がある。確かに今の学校でも「スペクトルの中に位置付けられた発達障害や学習障害」を抱える生徒たちに接することは結構あるし、なんだったらその保護者とか、なんだったらおれも、ある意味では発達障害的

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    2026年03月19日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    少年院にいる少年たちと発達障害の関連を実例と共に述べた本。
    発達障害によって認知が歪み、それが犯罪の原因になっているというのは、改めて言われてみると「そりゃそうだよな」と妙に納得してしまった。
    親としは、定型発達であることを前提にせず、少しでも子が何か困ってそうなことや違和感があれば、すぐにサポートできるようにしたいと思った。

    一方で、発達障害があっても真っ当に生きている人はもちろんいるし、逆に高IQで超優秀な人でも罪を犯すことがあると思うが、こういう人達の共通因子って何なんだろうか。

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    2026年03月13日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    少年院に入るような少年達の中には、犯罪に加担していると気付かず罪を犯しているとは衝撃だった。犯罪をおかしてしまうことを正当化できないが、大多数が知的障害であることや家庭環境に恵まれないなど、社会的弱者であることを世間が知って理解してあげることで彼らが犯罪をおかすことなく生きやすい社会になることを望む。

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    2026年01月27日
  • 境界知能 存在の気づかれない人たち

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    支援の現場で、境界知能だなと思うケースが多く、端的にタイトルになっている本書を見つけたので読んでみたのだが、ある程度、発達心理学とか認知心理学とか障害福祉関連とか、そのあたりの知識がないとちょっと難しいかも。

    丁寧に説明してくれてはいるが、結構学術的な記述が多くて、それなりに臨床での経験がないと理解しにくい。
    文字組みも大きくてページ数も少なくて新書だし、と『ケーキの切れない〜』シリーズと同じような感覚で手にすると面食らうかもしれない。
    ただ、実際に臨床場面でそういう人たちに接している人には、具体的にどう援助するのが効果的か説明があるので助けになりそう。

    最終章で言及されているジローナ宣言

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    2026年01月27日
  • マンガでわかる!境界知能の人が見ている世界

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    今まで性格の違いだと思ってた「理解できない人」の中には、知能的な問題から生きづらさを感じている人もいる。他者理解をする上で多面的にみることの必要性を改めて感じた。

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    2026年01月25日
  • 「頑張れない」子をどう導くか ――社会につながる学びのための見通し、目的、使命感

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    子どもに寄り添い、親に寄り添い、教師にも寄り添う。
    「頑張れない」子に寄り添うには、どこまでも温かいまなざしが必要……理想だ。あまりにも理想的すぎて、理想論だ、と言ってしまいたくなるほど。
    でも、あとがきで共著の一人、田中氏の生い立ちを読んで、少し考えが変わった。つらい思いをした人から発せられる「理想」。これは重い意味を持つのかもしれない。

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    2026年01月20日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    非行少年の非行行動は、実は認知機能の低さに起因しているとが多い、という著者の見解なるほどと思いました。ケーキを3等分に切る、というのはあくまでも一例であるが、今般、問題視される軽度知的障害や境界知能を持った人の生きにくさ、それゆえに犯罪に至ってしまう現状がよくわかった。本書の良いところは教育現場で何をすべきかを提案しており、ただの解説本になっていないところだと思った。

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    2026年01月18日
  • 「頑張れない」子をどう導くか ――社会につながる学びのための見通し、目的、使命感

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    コツコツ勉強する事と人から怒られる事が嫌いだった子供時代の原因が分かった気がした。
    理解していない、分からないことは悪いことではないという記述に思わず頷いたし、親からよく本当に?と信じてもらえなかった事が嫌だった事にも気づけた。
    学問は競争するためのものではない事、人を傷つけたり侮蔑するためのものではないと繰り返し書かれていた事が印象的。
    今、大人になって改めて英語を再勉強している事が楽しく、他人からは今から勉強して何になるの?と心無い言葉をかけられたこともあるが、自分は間違っていないと思えた。

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    2026年01月17日
  • 境界知能 存在の気づかれない人たち

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    ケーキの切れない非行少年たちが気になっていて、シリーズ著者の最新刊が出ていたので読みました。

    内容は、境界知能(普通と障害の間)の最近の研究をまとめたものです。
    7人に1人がこの境界知能にあたると知りとても驚きました。
    しかし、これだけ多くの境界知能者がいるのに世間の認知は低く不思議思いました。

    境界知能が、認知されることで救われる人もいるし、差別される人も出てくるかもしれない。
    かなりデリケートな問題だと思いました。

    本文は専門用語が、いっぱい出てくるので論文調が苦手な方は、読むのが大変かもしれません。

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    2026年01月17日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    見る力、聞く力、想像する力などの認知が歪んでいるから、どんなにしかったり反省させても理解できないことが根本原因

    勉強ができない→いじめられる→イライラする→自分が加害者になる

    自己評価がズレている

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    2026年01月11日
  • 「頑張れない」子をどう導くか ――社会につながる学びのための見通し、目的、使命感

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    しばらく本棚に置いていたが、ふと気になり手に取った後、そのまま1時間足らずで読破。

    受容・共感、プラス前向き言葉、アドラーの未来志向と、これまでに広く言われていることが出てくる内容で、新しい気づきはほとんどなかった。

    前半はちゃんと読んでいたが、後半はパラパラ読みに変更。

    大人の忍耐力ってやっぱり必要だよね。


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    2026年01月10日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    「頑張ったら支援する」という考え方は、一見すると公平だが、「頑張れない人」を支援の対象から外し、支援のループから脱落させてしまう。その結果、困難は固定化し、さらに頑張れなくなる。

    頑張れない人をどう支援するのかを考えさせる一冊。

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    2025年12月15日
  • ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

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    IQが基準値でも、他の箇所に問題があるかもしれない。そういう子たちは気づかれない。「知能は正常」と判断されるので、反社会的な態度を取ると「怠けている」「性格が悪い」と言われてしまう。そういう子たちにはただ厳しくするのではなく適切な方法で寄り添うのが大切だ。
    自分の子供や周りの人がそうだった時、この本はきっと役に立つと思う。

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    2026年02月13日
  • 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ

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    再読。発達方面で仕事をしていたこともあるし、今もかかわっている。ときどき自閉系でもなく、多動があるわけでもない、でも集団行動になじめない、という子はいるものだ。院生時代、Mikd mental retardationというのは、論文で読んでいたし、知識がないわけじゃない。ただ、統計上何人に一人は必ずここにあてはまる、といわれると、どこかキツネにつままれた、という気はしてしまう。能力で統計をとると、正規分布を描くし、一定の割合この中にはいるというのは、理屈ではわかるんだけどね。

     実行機能の役割とか、最近読んだ別の本でも出ていた。自分が論文を書いていた時、プランニングとか実行機能って研究してみ

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    2025年11月30日
  • ケーキの切れない非行少年たち 10巻

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    『くらげバンチ』2024.9〜2025.1

    第九巻より続く。

    覚醒剤使用で女子少年院に入ってきた子の使用経過と退院。
    幻覚に苦しめられていた瑠花が、ようやく退院することになるが、すぐに、新しい薬物依存の女子が入ってくる。

    また、九巻に出てきた認知機能に問題がある少年への矯正教育のため、主人公の六麦医師が開発した認知機能強化トレーニング。
    開発当初は少年からも意味がないと反発され、職員からも反対が多かった。改良を重ねて、少年たちのやる気もでてきた。
    小学校から中学校に上がるにつれ、急に勉強の難易度が上がり、ついていけず非行に走る子供たち。急に方程式など教えるのではなく、考える習慣をつけさせ

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    2025年11月11日
  • ケーキの切れない非行少年たち 9巻

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    『くらげバンチ』2024.2〜2024.7

    今回は、彼氏に使用させられた覚醒剤のフラッシュバックで、幻覚に苦しめられる女子のその後と、小学校からずっと面倒を見てきた障害を持った子が少年院に入ってしまい、葛藤する小学校の先生のストーリー。

    特に、小学校で手を焼かれていた友典が、特別支援教育コーディネーターの井伊先生に心を開き、小学校卒業の頃には得意分野を他人に教えられるまでになり、前向きになる。読んでいる私までうるっときてしまう。
    しかし、中学からは勉強も難しく、先生も厳しく、人間関係も複雑になり、孤立化して非行の道に入る子どもが非常に多いということだ。

    とりあえず次の巻に進みます。

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    2025年11月11日
  • どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)

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    本書では頑張れない人への適切な支援方法が書かれていた。以下、箇条書きで個人的に重要と思ったことを抜粋する。

    「後のフォローがない指導もどき」は、やる気を奪うと指摘している。特に教育現場では教師の威厳を示すための指導が、それに該当するとのことである。もちろん、現場には子どもを指導する場面は多々あるだろう。しかし、子どもを指導することのみに留まるのではなく、その後にどうしたらいいのかが分かり、相談できる誰かがいるなど、しっかりとした受け皿が用意されている必要がある。

    「頑張れる」を支える3つの基本として、①安心の土台②伴走者の存在③チャレンジできる環境があげられている。②の伴走者の存在について

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    2025年10月28日
  • 「頑張れない」子をどう導くか ――社会につながる学びのための見通し、目的、使命感

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    三宅香帆・新聞書評から。どのタイミングで、どんなものに対して、どの程度、頑張れるのかって、あまりに未知数過ぎて、しかも自分のことしか経験したことがないから、子の塩梅が掴めず、つい口出ししてしまったり…。どこまでが寛容でどこからが放任なのか。考えは尽きませんな。

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    2025年10月15日
  • 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

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    前著までと比べるとインパクトが少ない。話が堂々巡りで著者の引き出しがもう尽きているのでは?と感じた。または自分の視点がすでに広がったものになっていたから、かもしれないが。

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    2025年09月28日