宮口幸治のレビュー一覧
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「障害」はその時代の世の中によって作られる、みたいな話を思い出した。
本書の中で挙げられている「非行少年に共通する特徴5点セット+1」がまさにそんな感じだった。
①認知機能の弱さ(見る,聞く,想像する力が弱い)
②感情統制の弱さ(すぐにキレる)
③融通の効かなさ(予想外のことに弱い)
④不適切な自己評価(自信があり過ぎる,なさ過ぎる)
⑤対人スキルの乏しさ(コミュニケーションが苦手)
+1 身体的不器用さ(力加減ができない)
がその内容とのことだが、こういう人を「障害者」にしないといけない所まで現代社会は来ていることの方を個人的には強く意識させられた(もちろん程度の問題ではあるし、著者がどの -
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こんなにも普段近くに存在して、
密接に関わっているはずなのに
自分がいかに目を向けられていなかったのか。
うっすらと感覚としてしか考えたことのなかった部分の解像度が上がった気がする。
そしてこういう所で日々闘っている人達がいるという事を知れて良かったし、
それだけではなく、将来自分の子供、もしくは誰かしらに教育をするという立場になった時に
実践的で意味があり、
この本を読んでいたからこそなにか気づけたということがあるかも知れないと思った。
また、こういったかなり
センシティブで、デリケートな分野の内容を不謹慎さもなく、嫌な感じもせずに読めるのは、
先生が本気で取り組んでいるからこその情熱 -
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●子どもが「明日を見通せる地図」を持てるようになるための具体的な視座を提示した本。
●一人の大人として子どもの成長に寄与できることを考える。→子どものやる気を育むための知見を学べた。
●児童精神科医でもある著者は、子どものやる気を引き出すためには「見通し・目的・使命感」を持たせることの重要性を説く。大人が良かれと思って放つ「努力しないと厳しいよ」という言葉が、実は子どもの地図を塗りつぶす「負の暗示」になっているという指摘には、多くの大人がハッとさせられるはずだ。「あなたが生まれてきたから、親が苦労している」と祖母から言われた子、片目を失明しても親に知らせられなかった子のことを本書で触れているが -
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1. 「当たり前」の崩壊と衝撃
認知の歪みの可視化: 少年たちが描いた歪んだ図形は、彼らが見ている世界の写し鏡である。
反省の前提条件: 「反省」とは高度な認知能力(客観視・因果関係の理解・他者への共感)が必要であり、その土台がない状態では「反省しろ」という言葉すら届かない。
見えない境界: 知的障害とは診断されない「境界知能」の方々が、社会の「当たり前」から取り残されている実態。
2. コミュニケーションへの応用(子育て・対人関係)
「できない」を「やらない」と混同しない: 相手の不手際を「やる気」や「性格」のせいにせず、「認知のキャパシティ(脳の処理能力)」の問題ではないかと一 -
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支援の現場で、境界知能だなと思うケースが多く、端的にタイトルになっている本書を見つけたので読んでみたのだが、ある程度、発達心理学とか認知心理学とか障害福祉関連とか、そのあたりの知識がないとちょっと難しいかも。
丁寧に説明してくれてはいるが、結構学術的な記述が多くて、それなりに臨床での経験がないと理解しにくい。
文字組みも大きくてページ数も少なくて新書だし、と『ケーキの切れない〜』シリーズと同じような感覚で手にすると面食らうかもしれない。
ただ、実際に臨床場面でそういう人たちに接している人には、具体的にどう援助するのが効果的か説明があるので助けになりそう。
最終章で言及されているジローナ宣言 -
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再読。発達方面で仕事をしていたこともあるし、今もかかわっている。ときどき自閉系でもなく、多動があるわけでもない、でも集団行動になじめない、という子はいるものだ。院生時代、Mikd mental retardationというのは、論文で読んでいたし、知識がないわけじゃない。ただ、統計上何人に一人は必ずここにあてはまる、といわれると、どこかキツネにつままれた、という気はしてしまう。能力で統計をとると、正規分布を描くし、一定の割合この中にはいるというのは、理屈ではわかるんだけどね。
実行機能の役割とか、最近読んだ別の本でも出ていた。自分が論文を書いていた時、プランニングとか実行機能って研究してみ