宮口幸治のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
2019年7月刊行の「ケーキの切れない非行少年たち」を、2020年にコミック版で、2022年に小説版で刊行。小説版は精神科医六麦克彦の目から見た事例を紹介しています。個人的には小説よりも原本の方が読みやすかったです。
【まえがき】
男子少年院、女子少年院、医療少年院併せて全国に約50か所、1年間に約1600人程度入院(令和3年度版犯罪白書より)。2000年~2001年の新規入院者数は年間6000人を超えていたが、最近は減少傾向にある。事件を起こして家庭裁判所で処理された年間約4万4000人の非行少年の内わずか3.7%程度が少年院に約1年程度入院。
【第1章 田町雪人】加害者には軽度の知的障害 -
Posted by ブクログ
「非行少年」シリーズの第三弾です。
一弾目は境界知能の存在とIQテストの話と、認知能力や実行能力の欠如とそれを埋めるための取り組みの話、二弾目は一弾目への補足となるような境界知能についての補足の話でした(記憶のため、後でまた訂正します)。
今回は「認知の歪み」をテーマにしていて、「世の中に起こるあらゆるトラブルは、認知の歪みから起こっている」という話です。自分の思う正しさを実行したところで、あらぬフィードバック(反応)が返ってくるのは、認知そのものが歪んでいるということです。
心理学でいうABC理論の話を、「歪み」と表現していてるのでしょう。精神科領域ではこれに対して「認知行動療法」があり