工藤勇一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ教育に対する凝り固まった考えをリフレ―ミングしてくれる内容。当事者意識がない現状、誰かがやってくれるだろうと受け身で乗り切る時代を生きてきた私としては今変わらなくてはいけない時なのだと改めて考えさせられた。失敗もデコボコも当たり前だと思うこと、こどもに安心感を与え自分で考えて行動することを見守ることが大切なのだと思った。
子どもに自己決定を促す「3つのことば」
「どうしたの?」
「君はどうしたいの?」
「何を支援してほしいの?」
こうした声かけで、放任するのでも答えを先回りに用意するのでもなく、必要ならば支援する準備があることを伝えて伴走していくことを実践できたらいいと思う。 -
Posted by ブクログ
とある管理職(候補含む)や指導主事に向けた研修会で講師として招かれていたときに初めて存在を知り話を聴いた(というか聴かされた)。
本書でも書かれているとおり、著者の実力は間違いなくトップレベル。「最上位の目標として、誰一人置き去りにしない」という教育理念も素晴らしい。
でも、この人をいわゆるウチの教育行政の中核を担う研修会で呼んだとて、ウチの市の教育内容がドラスティックな変貌を遂げるどころか、変わらずそのまんまである。つまり、ウチの市では影響力は皆無であったと言っても過言ではないと思う。
そういう感想と同じ感想が、この1冊を読んでいて率直に感じたことである。
教育現場に「スーパー・ティーチャー」はいらないと言っている本人がスーパー・ティーチャーなのだから、致し方ないかと(笑)
批判的なレビューだが、この本で書かれている理念は本当に素晴らしいということは、念を押しておきたい。知らんけど。 -
Posted by ブクログ
工藤先生と子育ての本当の目的を考える一冊。
ここでもキーワードになるのは「自律」でした。
親として留意したいなと思った点は
14.なんでもかんでも叱らない
→叱る順位を見極めるバランス感覚が必要。
16.言葉や態度にしなければ、想いは伝わらない
→自分の子だからこそ勝手に伝わるだろうと思いこまない。叱ったあとこそ、できるだけ早く怒っていないことを伝えてあげる。
17.子どもを変える「タイムマシン・クエスチョン」
→子どもに未来を「選ばせる」ことが大切。
など。
生まれてきた時は、「元気でいてくれればいい」はずだったのに、大きくなるにつれて、理想が膨らんでいたことを反省しました。改めて原点に帰る大切さを感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「心理的安全性」と「メタ認知」をキーワードとした、文字通り「自立する子」の育て方。
●いま、教育現場で何が起きているのか
・日本の社会全体がサービス産業化し、教育現場でも子どもに手をかけすぎている。その結果、自律が阻害され、当事者意識のない「他責」思考を持つ子どもが増え続けてしまう。
・教育現場における「手段の目的化」
●心理的安全性とは何か
・脳の原則
①Use it, or lose it.
②人の意識は有限
③人は本来、ネガティブ思考が作動しやすい
・「心理的安全性」が確保されていない、ストレスがかかりやすい環境では、人は思い描いた行動をとることができない。
・完全なストレスフリーが良いのではなく、適度に負荷をかけ、「やらなきゃ」という状態を自分で作り出すことが大事。子どもたちが「自分で」自分を上手に追い込むやり方を求めたり、「自分で求めて」トレーナー等の第三者に追い込んでもらえるわうに。
●子どもが安心できる環境をつくる
・心理的安全性を高めるには?
①学校を、安心して過ごせる場に
②心理的安全を自ら作り出すことを得意な脳に
・子どもに自己決定を促す「3つの言葉」
①どうしたの? ②君はどうしたいの?
③何を支援してほしいの?
・人と比較せず、「今の自分」と「未来の自分」を比較して、成長するために何が必要か。
・結果ではなくプロセスを褒め、時に第三者を介して褒める。
・ストレスコーピングの際に「課題を小分けにする」ことを教える。
●メタ認知とは何か
・自分を「複数の視点」から俯瞰する。獲得が難しいスキルではあるが、これができない子どもは「他責思考」に陥りやすい。
・自己の内面に目を向けてもらえるよう「葛藤」「夢」「嬉しかったこと」を考え、振り返る習慣をつけること。
●子どものメタ認知能力を鍛える方法
・優れた人は自分を知っている。
・大人が子どもに一方的にダメ出しをしてはいけない。大人の声かけが子どもに与える影響は大きい。
・依存心の塊である子どもたちを自律の道に誘導するためには「自己決定」の習慣づくりが必要不可欠。