門地かおりのレビュー一覧
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購入済み
池先生、直野先生、天河先生のお話が面白かったです。でも一番印象的だったのは野球部のお話。あんな強烈なしきたりを描いていながら、最後は甲子園の風景で幕を閉じるっていう…え⁉︎なかなか痛々しかったけど、最後は爽やかなの⁉︎…でも好きです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
終戦後、家族も記憶も失くし生きるのに必死だったところを、
アメリカ人の翻訳家・アレックスに拾われたノエル。
アレックスは、人間に興味がなく、美しいものだけを愛す変わり者ではあったが、ノエルは、自分に名前を与え、光ある温かい世界へと救い出してくれた彼こそが神だと心酔し生きてきた。
本能的に彼の望むように振る舞う癖が身についていたノエルだったが、成長とともに、アレックスの理想である「美しく無垢なノエル」と本当の自分がかけ離れていくのを感じ苦しむようになり……。
クラシカルダークロマン。
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源氏物語の紫の上計画的(子供を奪って自分好みに育てる)なお話で、丸木文華先生の表現が非常に美しく、大変雰囲気のある作品でした。
まさにクラシカルダークロマンという言葉がぴったりな内容です。
閉鎖的且つ病的な愛をテーマにしたお話がですが、そこまでドロドロした感じではなく、基本的には甘々テイストでお話が進むので、そういったテーマの作品が少し苦手な傾向にある私でも最後まで割と楽しく読む事が出来ました。
…それでもノエルの母親の事、記憶の事、ジョージの事など…ラストは多少、モヤッとした気持ちが残らなくもないのですが、全体的に見れば満足度は高く、ギリ許容出来る範囲かな、と。
それにしても、あとがきで作者さんが言っていた“ノエルは子供の頃から大人で、アレックスはずっと子供”というのが凄く納得出来て、個人的には良い意味でも悪い意味でも裏切られたと感じる二人でした。
最初、アレックスは、かなりぶっ飛んだ思考と性癖の持ち主だと思っていたのですが、読み進める内に大人としては間違っているけど凄くひたむきで清らかな事に気付いて、逆に純粋だとばかり思っていたノエルの方が計算高くて、汚れていると感じる始末。
最終的にはアレックスよりノエルの方がずっとタチが悪いようにも思えてしまったり…。
最後の方は一気にお話の濃度が上がるんですが、ノエルなんて最初の慎ましさはどこへいった!?ってツッコミ入れたくなるくらい大胆で、既にアレックスよりも一枚上手な感じがして何かもう色々と怖いです(笑)
掌の上で転がされているのは一体どちらの方なのか…。
とにかくノエルの変貌っぷりに吃驚しました。別に悪くないけど、個人的にはもう少し健気で慎ましやかな方が好みだったかな…。
と、まぁちょいちょい自分の中で引っ掛かる部分はあるのですが、それでも印象に残るレベルの面白さでしたし、門地かおり先生の挿絵も素敵だったので個人的には満足の部類です。
…余談ですが、コミコミ特典の小冊子であやめが登場して吃驚しました。
救済措置なのかな?あやめが元気そうで何よりです(笑)