泉房穂のレビュー一覧
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テレビで拝見すると、歯に衣着せぬ物言いで、よくお怒りになっているイメージだが(苦笑)実は泉さんの怒りはヒステリックでも気まぐれなわけでもなく、一貫して困っている人を助けたい優しさからのものだ。泉さんの決して裕福でなかった家庭環境や、障害のあった弟が受けた理不尽な社会に対する怒りを原動力にして、よくここまで心折れずに頑張り続けられるものだなと感心する(ご本人は「ゆっくり休むのは死んでから」とまで仰っている)。
そして口では何とでも言えるが、本気は案外伝わるものだなと思う。明石市民も巻き込んで、自分たちが暮らしやすい町を本気でつくっていったこと。政治なのでもちろん賛否はあるのだろうが、明石市民の -
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弁護士資格を持ち、元衆議院議員で、元兵庫県明石市長。
2025年の今年は、参議院選挙に出馬し当選。
テレビでコメンテーターとして見かけることも多く、多才な方だ。
幼少の頃、自身の家族に対する社会の冷たさを身に沁みるほど経験し、早い段階から政治家になることを志していたという。
本書を読むと、著者の並々ならぬ決意が感じられる。
「こんな理不尽な社会の仕組みを変えたい」
子供の頃に感じてから、真っすぐその道を進み、結果を出したのだから、本当にすごいと思う。
もちろんここに至るまでに、数々の困難を乗り越えてきたのだと想像できるが、どうやって一つ一つの壁を突破していったのかは非常に興味深い。
私はたまた -
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元明石市長の泉房穂さんが行った市の改革を中心に書かれた本。
障害のある弟さんのいる泉さんは、政党や業界団体の支持なく明石市長に当選し、子どもや障害者に冷たい社会を変えようとされます。公共工事の予算を削って福祉に予算をつけようとすると業界団体、議会、公務員の抵抗にあいますが、最後には国からも視察が来るほどのモデルケースとなる市へと改革を行いました。
元々、泉さんは関西のニュースで取り上げられることが多く、色々な発言をマスコミが揚げ足取りで報道している印象でしたが、一方で明石市民から強い支持を得ていることを知って気になっていました。今回、本書を読んで泉さんの人となりや行った改革を知れて良かった -
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うまくまとめたね、泉さん!
泉さんの本としては成功だけど、田原さんの美学は…。どうしても個人的な感想になってしまうけど、その昭和的価値観の個人的な満足にどれだけ若者の芽が摘まれていくのか。自分さえよければ周りはどうでもよいのか?明石市長を経て、さらなる動きを模索する泉さんとは対照的。本来、どちらがいいか悪いかではないんだろうけど、なんだかなぁという感じ。泉さんには今後も期待!
お師匠の石井さんが言った、政治をやめても食べていける力を持て(意訳)は腹オチ。これさえあれば、ビールを注いで回らなくて済むという。仰るとおり。泉さんもこうして、自身の強さを磨かれたんだろうなぁ。対比で描かれるという意味で -
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10代からの政治塾 泉房穂 Kadokawa
当たり前のことから始まったので
期待外れだと思いながら
少し読み進むと段々創造的になってきます
六日間にレクチャーの形をとって
より深い話へと進みます
政治の本質が今日・明日・未来を具体的に夢見て
如何に創造的でやり甲斐があるかを語りかけています
その反面民衆の依存心が強いと
その公的権限を悪用して権力とかした悪代官がのさばる場であるも見えてきます
市民の参加意識次第で主権在民を実現できるかどうかが問われています
一つ気になったのは消費税について
財務省の詭弁を暴かずに説明していることです
少なくとも付加価値税と呼ぶべき税制を消費税と呼び
対価であ -
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政権交代始まる 泉房穂 光文社
日々のニュースを通して書いた
週間フラッシュへの連載をまとめた本
23年5月から一年間に起こった直近の内容で
泉房穂さんが国民目線の政策をカナメにした救民内閣による野党の大同団結によって
早期に政権交代を具体化していく決意表明でもある
小沢一郎の再来とも言えそうだが
一つ気になるのは何でもありの超現実主義者でありながら
残念なことに山本太郎を目の上のたんこぶのように御しがたしと見ている節があることだ
多分野心家でもありプライドの高さと負けず嫌いが仇となっているのでは無いだろうか?
いずれにしろ
当分目の離せない面白い人である -
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元明石市長の自伝。考えや思いが詰まっています。
弟さんに障害があり、幼少期から世間に冷たく感じていたので、自ら社会を良くしたいとの思いから地元の市長になりました。政策は一貫して、優しい街にしたい、そのために子育て支援など広く世界で実施されているものを参考に取り入れた結果、人口増に繋がっています。
『この世に生きる全ての人間が障害者である。』
私は階段、車椅子の人はエレベーターと、人は何か手助けがなければ生きていけません。
これからの時代は障害のあるなし、人数の多い少ないではなく、誰もがそれぞれに必要な支援があるという観点で社会を作っていく必要があります。