川原繁人のレビュー一覧

  • 言語学的ラップの世界

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    「ラップは韻を踏む上で子音も大切」といった内容の言語学の分析がメイン。FLOWだったり母音での韻が気持ちいい要因だと思っていたので、今後はそこも意識して聴きたい。

    ラップの歴史にも軽く触れており、知らなかったので知れてよかった。参考文献にあった、『ラップスター宇多丸の「ラップ史」入門』はいずれ読みたい!

    最後はラッパーにインタビューをする章で、特にMummy-Dへのインタビューがよかった。当時の様子などが知れたし、Mummy-Dが丸くなっているというのも含めて。

    本書で紹介された、聴こうと思った曲をメモがてら以下に記載。
    ・BUDDA BRAND「人間発電所」
    ・LAMP EYE「証言」

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    2025年06月07日
  • 音とことばのふしぎな世界 メイド声から英語の達人まで

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    息子がまだ小さかった頃の話で。
    車に乗せていたら窓に映る自分の顔を見ながら
    「ぼくのかお、きたないなあ」
    と突然言い出した。

    えっ何言ってんの!?と驚いて聞き返すと、実は自分を見ていたわけではなくて窓の外に見える風景を見て
    「ここのかわ、きたないなあ」
    と言ったのだと判明した(まあまあの雨が降ったあとで川が濁流みたいになっていたのだ)。

    いきなり自分の顔に嘆く○歳児が登場したわけではなくて安心したが、こういう聞き間違いが私には多い。

    ******

    川原繁人先生の著書は一筋縄ではいかない。
    というか、言語学というものが扱う範囲の広さに驚きつつ感動するのだ。
    初めて読んだのは、先生ご自身の

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    2025年05月18日
  • 言語学的ラップの世界

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     言語学者である川原 繁人(かわはら しげと)さんの日本語ラップについての本です。
     音声学的に日本語ラップの韻について詳しく解説されています。

     川原先生は、研究者になる前からラップが大好きだったそうで、研究者となってからは日本語ラップを大学教育に取り入れて数多くのラッパーを授業に招いているそうです。

     ラップの最大の特徴は韻を踏むことですが、「脚韻」と呼ばれ古くから詩歌に使われていたことは、ご存知のとおりでしょう。
     日本語ラップの韻は、母音と子音の韻だけでなく、音節構造を保持して韻を踏むということも行われているそうです。(詳しくは、「第2部 言語学的ラップの世界」の「第7章 講義4:

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    2025年05月06日
  • 絵本 うたうからだのふしぎ

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    絵やキャラクター設定がかわいい。ふだん何も考えずに出している声、どんな仕組みで声になり歌になるのかをわかりやすく説明している。歌が聴けるQRコード付き、キレイなハーモニーに心癒されるかも。

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    2025年01月30日
  • なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える

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    小学生の「ことば」に関する質問を言語学者である著者が授業を行い、それを本として残したもの。
    それぞれの章が小学生の素朴な質問にできるだけ専門用語を使わないように授業をするパートとそれを補足するパートに分かれている。
    本のタイトルにもなっている「ぱ行」について、元々は「は行」は「ぱ行」だったという面白い研究から論を広げていく。
    小学生の合いの手のおかげもあり、言語学を楽しく学べる一冊。

    本編は良かったのだが、著者あとがきに「子どもにはテストで100点を取る必要はないと言っている。なぜなら世の中の答えは明確にあるものではないからだ。」のような記載があった。
    これには賛同しきれない。
    小学生のテス

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    2024年12月02日
  • 日本語の秘密

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    楽しい一冊。
    歌人、ラッパー、声優、言語学者との対談から言葉の本質に迫っていく。
    母音の使い方や韻の踏み方・使い方など「なるほど」と思うことばかり。
    ことに声優の山寺宏一さんの技術・探究心は、さすが「山ちゃん」だよね。

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    2024年09月21日
  • フリースタイル言語学

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    日本語ラップなどを題材にしたユニークな研究が注目されている言語学者による、言語学エッセイ。


    言語学、その中でも特に音声学を専門に研究している言語学者・川原繁人さんの言語学・科学エッセイ本です。

    言語学・音声学って何? どんなことやってるの? 何か役にたつの? といまいちピンとこない人にこそ読んでほしい。
    ドラクエの呪文、ポケモンの進化前と進化後の名前の変化、メイド喫茶のメイドさんや、プリキュアの名前の分析、日本語ラップの韻の踏み方などとっつきやすい題材から言語学とはどのような学問かを分かりやすく、かつ楽しく説明してくれます。

    日本語話者だと普段何気なく使っている母音と子音。「にせたぬき

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    2024年09月16日
  • 音とことばのふしぎな世界 メイド声から英語の達人まで

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    「キーフレーズ」
    ⭐︎音象徴
    音から意味の連想が直接起きる現象
    ⭐︎阻害音と共鳴音
     阻害音;カ、サ、タ、パ、ハ行
     共鳴音;ナ、マ、ヤ、ラ、ワ行
     日本語で濁点がつく=阻害音=角張ったイメージ
     日本語で濁点がつかない=共鳴音=丸いイメージ
    上記のように一般的なイメージを想起させることがある。

    川原繁人 音声学、音韻学専門

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    2024年09月15日
  • 言語学的ラップの世界

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    制約は想像の母である
    ルールがあってこそ表現が広がるということが、言語芸術であることがよくわかった。
    何を評価する、批判するにしても歴史を学ぶことが必要ということも知れた。(ピカソの歴史を知ってると知ってないとで、鑑賞の楽しさや感じるもののおおさかが違うということも)
    自分にとって言語は特別な教養であり、心酔できるよりどころであるが、
    その正体は芸術に近いものとしれて納得できた
    歌、言語
    人間にしか追求できないこの二つの奥にあるのが、
    絵画だったりするのかなとも思いました。

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    2024年08月30日
  • 日本語の秘密

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    研究者の面白視点がすごい
    普通に生活してて疑問に思わなそうなところに注目して調べるのすごい

    言われてみると短歌とラップは結構近接した分野な気がしてきた

    「あい」を一音として考える話面白かった

    気になるのは音を重視してる文章作品をろう者の方はどう捉えるのだろうか
    気持ちいいという感覚は共有できるのか?

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    2024年08月27日
  • 音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む~プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで~

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    かわいい音声学!

    学生の頃、少しかじった音声学・音韻論。残念ながら発音も聞き分けるのも苦手だし、例の表は覚えきれなかったが、分析は好きだった。この本は著者が子どもの言語習得を観察しながら言い間違いに注目して音声学の分析を語る本である。プリキュアからポケモンまで、自分で考えたくなる例がたくさんある。自分が小さい頃の事例で知っているのは、「スパゲチー」(スパゲッティ)と「おとしやか」(おしとやか)だ。分析してみたい。

    ほかにも名前とあだ名の共鳴音・阻害音とか、卒アル片手に研究したいくらい。そういえば、p.218で触れられていた「ガッキー」と「ばっさー」は、サバサバ系というかいわゆる「女子」的な

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    2024年08月18日
  • フリースタイル言語学

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    川原繁人先生の面白言語学の集約本。親しみやすいけれど中身はガチ成分も多め?
    川原先生を初めて知ったのはYouTubeの「ゆる言語学ラジオ」という番組。なので、本で触れられた研究内容はそこそこ知っていた。それでも楽しめた。
    研究内容も面白いが「言語学」といういわゆる「役に立たない」学問をやることに対する、先生の熱い思いに触れられるのが醍醐味

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    2024年07月07日
  • 音とことばのふしぎな世界 メイド声から英語の達人まで

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    面白い研究してる言語学の教授がいる!
    説明がわかりやすい!
    日本語のラップとか
    メイドさんの名前とか
    親しみやすいテーマで言語学を身近に感じた。

    ゴジラってゴリラとクジラを足して
    出来た名前なんだって。
    じゃ、クリラでもよかった訳?
    クリラじゃ弱そう。
    何で弱そうって感じる?
    そう感じるのは日本人だけ?
    そんな感じで分析されていく。

    言語学入門書として
    最高だと思う。
    高校生が読んだら、
    大学で言語学選択したくなるかもね。

    私の卒論、実は言語学でした!

    もっと他の著書も読みたい。
    ワクワクする学術書でした。

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    2024年07月20日
  • 言語学的ラップの世界

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    韻を踏むことが母音だけじゃないということに驚いた。私は第3世代からなので、それ以前を聞いてみたい。
    今回この本の中では音楽性が出て来ず、私の好きなヒップホップポイントが挙がらなくて少し残念に思った。言語学にフォーカスしているからしょうがないが、歌い方やバックサウンドもヒップホップには非常に重要だと思う。

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    2024年06月24日
  • 日本語の秘密

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    言語学学者の川原繁人さんが、俵万智さん(歌人)、Mummy-Dさん(ラッパー)、山寺宏一さん(声優)、川添愛さん(言語学者)対談されている。
    短歌やラップは、言語学的な考えを用いず作られているが根底には繋がりがある。
    声優さんは、声帯や喉頭筋の使い方が多様である。
    新たな発見でした。

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    2024年06月15日
  • なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える

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    ライブ感のあるやりとりでぐいぐい読んでしまう。
    自分の頭で考え、質問を寄せる子供たちが素晴らしい。
    それに応答する川原先生も専門家として、素晴らしい。
    最後の対談も現代の言語をめぐる状況を抉っていて、素晴らしい。

    ・ぱぴぷぺぽの面白さ。今ははひふへほになっている。
    ・プリキュアの主人公の名前の命名法
    ・ポケモンの進化は名前で分かる。
    ・原始人はどうやって喋っていたか。音だけで30種の意義が伝えられる。
    ・なんで先生の名前を縮めて呼んだら失礼なのか。長いのは努力が必要でその分に丁寧に感じられる。

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    2024年05月05日
  • 言語学的ラップの世界

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    ヒップホップ・ラップについて無知でしたが、おもしろかったです。出てきた曲をYouTubeで聴きながら読んだ。読んでいるうちにやりたくなって考えてみたけれど、全然言葉が出てこない。ラップを身近に感じられるようになるいい本でした。
    あと、共著しあさんの曲も聴いてみて、ラップ色は薄いと思いますが「幸せですね」という曲にも出会えました。

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    2024年04月30日
  • なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える

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    ー授業後の振り返り、p110から抜粋ー
    小養先生(川原の中学年の担任) /
    今までの授業もすごくいいんだけど、小学生に「わかった?」 って聞いちゃダメ。「わかった?」って聞かれたら、小学生は「わかった」としか思 えなくなる。だから「わかった?」っていうのは禁句の一つ。

    三苫先生(川原の幼稚園の担任) /
    そうねえ。それはそう。

    川原/
    全然意識してなかったです。じゃあどうすれば?

    小菅先生/
    いろいろあると思うよ。「質問ある?」でもだいぶ違うと思う。それから、「どれくらいわかった?」って聞いてもいいと思う。
    あとは、長丁場だから、授業を聞いてるだけじゃ小学生は飽きちゃう。何か子ども同士

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    2024年04月21日
  • 言語学的ラップの世界

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    学生の頃に出会いたかったなぁ!
    学問そのものへの興味だけでも学びは面白いけれど、他の興味と結びついた瞬間物凄い勢いで面白さが加速していくと思う。この本は正にそれだった!

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    2024年04月18日
  • なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える

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    話題の川原先生の本。
    でも実はちゃんと読むのは初めてかも。

    本書は、川原さんの母校でもある和光小学校で実施した特別授業を編集したとのこと。
    2時間半だったと知ってビックリするのだが、次々と面白い質問が並ぶ。

    平仮名には濁点がつけられるものとそうでないものがあるのはなぜ?という冒頭の質問からいきなりビックリ。
    そういえばそうだよなあ…と思いながら、長い間それを聞いてはいけないような気がしていた。
    説明は、「濁点は声帯が振動する記号」、つけられない音は、そもそも声帯が振動する音だから、とのこと。
    さすが音声学者という感じのわかりやすさだった。

    それから、阻害音、共鳴音という区分を初めて知った

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    2024年02月22日