川原繁人のレビュー一覧

  • フリースタイル言語学

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    才気走った言語学者の自分語り。けれん味たっぷりだが嫌味がない、というか、嫌味にならないよう工夫して書いている。(その「配慮してますよ」感もにじみ出ているが)。言語学の面白さ・大切さを、軽い語り口でしっかり届けようという著者の目論見は見事に達成されている。すごいなと思う。

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    2023年04月26日
  • 音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む~プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで~

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    専門用語が並べられた説明部分は、充分に理解したとは言いが難いが、後半の名付けに関する説明は、自分や家族の名前を思い浮かべながら読んだのでとても興味深かった。
    本文ではないが、英語教育に関する著者の考え方と中学受験のエピソードについてのコラムが面白く、共感できた。
    音声学って面白い学問なんだと感じることのできるオススメの一冊。

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    2023年04月15日
  • フリースタイル言語学

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    本屋でたまたま目に入り購入。
    自分自身、日本語ラップやアニメが好きなので興味を持った。
    生まれてからずっと使い続けて来た日本語の深さに触れることができた。

    新たに知ることができたこと。

    メイド名研究の項で、音声学には共鳴音と阻害音という区別があるという事。濁音が付くのが阻害音、つかないのが共鳴音という事らしい。
    確かに、昔からレナとかリナとかナナとかはギャルっぽいとか源氏名っぽい名前だな、って思ってた事が言語化されて長年の疑問が溶けた。そうか、そういう名前は共鳴音という濁音がつかない文字で構成されていたんだな。
    阻害音が入る名前はどこか和風なイメージがぼんやりあったのもそういうところだ。

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    2023年01月07日
  • 音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む~プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで~

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    根っからの理系で音声学は一度も学んだことはないが、入門としても丁度いい一冊だった。
    必要な用語は噛み砕いて説明されており、一冊通して意味を理解できた。
    両唇音はかわいい、破裂音などは強い、など確かに考えてみればそうかもと感じる例(ポケモンやプリキュア、メイドなど)から説明されていてわかりやすい。
    子供の言い間違いは発音が未熟なわけではなく理由があるとわかり、例にあがっているその間違い方もなんとも可愛く感じた。
    忘れたころに読み返して知識を定着させたい。

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    2022年12月04日
  • フリースタイル言語学

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    「はじめに」で著者が書いている通り、言語学について真面目に扱いつつも具体的なエピソードが交えられておりとても面白い。
    共鳴音と阻害音を伝えるために「女性の写真では共鳴音を含む名前がより魅力的とされ、男性の写真では阻害音を含む名前がより魅力的とされる傾向にある」という論文から、メイドには「萌えタイプ」と「ツンタイプ」の2タイプがいると仮定して「萌え」=「女性的」=「共鳴音」、「ツン」=「男性的」=「阻害音」を検証しようとする発想がすごい。
    著者の義母の使う好きな方言ランキングで、「んだっちゃ」をあげ、それが同意を表していること、さらにそれに似て非なる『うる星やつら』のラムちゃんの「だっちゃ」が「

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    2022年11月14日
  • フリースタイル言語学

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    ネタバレ

    もともと興味のある分野だったということもあるが、内容は間違いなく面白かった。唯一のネックだった文体の寒さというか痛さは、後半に行くにつれて減じていったので一安心。
    漢字1字の2字の読みに見られる子音や母音の限定とか、促音化する語しない語の違いとか、どれも面白くてとても覚えきれないので、手元に置いていつでも参照できるようにしたい。

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    2022年09月16日
  • 音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む~プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで~

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    教職科目で言語学あるいは日本語額を学習している人は、その実践及び例示のために読むと知識の整理に役立つであろう。実験もありあるいは研究者としてのエピソードも書かれているので面白い。
     写真についていくつかあるが、イラストの方がわかりやすい気がする。

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    2022年09月14日
  • 音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む~プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで~

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    NHKラジオ「飛ぶ教室」で本書を知った。紹介に違わず、家族愛と研究とが相まって、飽きない。

    ポケモンを勝手に作り上げて、どの名前が適切かを各国で実験するなんて。研究資金の獲得場面もかなり面白かったのではないか、と勝手に想像してしまう。

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    2022年09月07日
  • フリースタイル言語学

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    ネタバレ

    言語学ってなに?ってレベルだったけど、学問の本らしからぬハジけた装丁(うまい)と、ドラクエやポケモンなどの文字列にまんまと惹かれて読んでみた。
    そして期待通り、わかりやすく楽しく言語学・音声学を学べた!
    一緒に法則を発見しながら読んでいけて、面白さがちょっとわかった。入門としてとてもすてきな本。

    普段意識していなくても、自分もみんなも当たり前に身につけている言語や音声の法則がこんなにあるんだなあ。英語圏の人が英語の構造をそんな理解せずに使っているという感覚が謎だったけど、日本語でも同じことが起きてて理解できた。「にせたぬきじる」も、当たり前に「にせたぬき」+「しる」だと分かる。
    連濁とライマ

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    2022年08月31日
  • フリースタイル言語学

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    川添愛とはまた違って、音声学からアプローチする言語学の啓蒙書。アニメのキャラ名が半濁音を多用する訳は日本人には感覚的に自明であるが、学問的に追求、理論化して英語圏の研究者にも評価されるということなどを解説する。自画自賛をやたら連発する語り口には反発を覚えながらも、意義ある研究成果であることには異議は唱えられないところ。

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    2022年08月28日
  • 音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む~プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで~

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    著者の子育てエピソードがふんだんに盛り込まれた、著者曰く世界一ほっこりする音声学入門。
    音声学の面白さがびんびん感じられた。子どもの言い違いにも音声学的な理があるということで、長男が生まれたばかりの自分としても子どもの成長を見守る観点が一つ増えた。
    プリキュアのキャラには「可愛い」を特徴とする両唇音が多用されている、ポケモンは進化すると名前に含まれる濁音数が増え名前が長くなる傾向があるといった著者の研究が紹介されていて、とても面白いと思った。まさに研究という感じである。

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    2022年08月18日
  • 音とことばのふしぎな世界 メイド声から英語の達人まで

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    表紙はとっつきにくそうに見えるけれど、そんなことはなく、身近な例をあげて音声学について解説されていてとても読みやすかった。発音と意味に相関はあるのか?外国語の発音はなぜ聞き取れないか?など、どれも興味深かった。

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    2021年11月18日
  • 音とことばのふしぎな世界 メイド声から英語の達人まで

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    学生時代音声学に触れて、その頃はあまり面白さを感じなかったのですが、この本を読んで音声学に学生時代に気がつかなかった面白さを教えてもらえました。

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    2020年04月19日
  • 音とことばのふしぎな世界 メイド声から英語の達人まで

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    人の話すことばを、分析し、記述し、実際の現場に活かす学問、音声学。
    舌の位置による調音点や、どのように音を出すかという調音法を分析すると、あら不思議、世界中のどのような言語も記述できてしまうのだから驚きだ。
    このような分析は外国語習得の助けにもなる。

    声紋分析など、音声学には三角関数や対数関数も必須。
    様々な分野ともつながる、興味深い学問だ。

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    2019年04月22日
  • 言語学者、生成AIを危ぶむ 子どもにとって毒か薬か

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     生成AIを(特に子どもに)使うことについて警鐘をならしています。
     一方的に批判的であった著者は、実際にChatGPTを使い性能を確かめます。
    その結果、言語学者として、ChatGPT音声のアクセントがポンコツであることが、「アクセント辞書」が著作権保護のために訓練データとして取り込めていないからだと気付きます。
     
     また、生成AIを得体の知れないものと捉え、それに子どもを委ねることの危険性を説きます。
     そこには、1 身体性の欠如、2 非常に限定的な感覚刺激、3 非言語コミュニケーションの欠如、4 他者理解の困難、5 誤情報・偏見のリスクがあり、子どもにとっては未知数だと言います。
     曰

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    2026年03月12日
  • 言語学者、生成AIを危ぶむ 子どもにとって毒か薬か

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    とても有意義なツールだが、自ら読み解く力を育成しないと、特に子供にとっては経過も大切だということを改めて感じた。

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    2026年02月27日
  • 音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む~プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで~

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    人が解明したいという欲求は、様々な学問を生んでいる。どのようにして発音し、その発音の成り立ちからどのような言葉が生まれるのか。その不思議に気づき、解明することを目指している人がいることがいることを知らなかったが知れて良かったと言葉に出したい

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    2026年02月08日
  • なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える

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    和光小学校の生徒さんの賢さと、家庭教育の意識の高さに驚いた。笑
    ちょっと構成がガチャガチャしてて読みにくかったが、それぞれのトピックは面白く、最後の橋爪大三郎との対談がよかった。

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    2026年01月11日
  • 言語学者、生成AIを危ぶむ 子どもにとって毒か薬か

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    生成AIおしゃべりアプリを、無造作にまだ幼い子どもに与えていいのかという素朴な疑問を、切々と訴えていた。
    私も、まだ未知数で扱いきれないものを、簡単に成長途上の子どもに与えてしまうことには不安がつきまとう。
    スマホ育児をしてしまったかなという私自身の反省とともに、自分の子どもにスマホを買い与えるのはもう少し先にしようと思った。

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    2025年12月08日
  • なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える

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    ●大人も気になる言葉についての小学生からの質問に言語学者が本気で答えた特別授業がもとになった本。
    ●「日本語には「゛」が付く文字と付かない文字があるのはなんでですか?」や「ピィとグラードン、なんでグラードンのほうが強そうなんですか?」など、こういう疑問を持てる子どもの発想が素晴らしいを感じた。そして、これらの疑問に対して、言語学の知見から小学生でもわかるように回答しているので読みやすかった。

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    2025年12月05日