川原繁人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ言語学ってなに?ってレベルだったけど、学問の本らしからぬハジけた装丁(うまい)と、ドラクエやポケモンなどの文字列にまんまと惹かれて読んでみた。
そして期待通り、わかりやすく楽しく言語学・音声学を学べた!
一緒に法則を発見しながら読んでいけて、面白さがちょっとわかった。入門としてとてもすてきな本。
普段意識していなくても、自分もみんなも当たり前に身につけている言語や音声の法則がこんなにあるんだなあ。英語圏の人が英語の構造をそんな理解せずに使っているという感覚が謎だったけど、日本語でも同じことが起きてて理解できた。「にせたぬきじる」も、当たり前に「にせたぬき」+「しる」だと分かる。
連濁とライマ -
Posted by ブクログ
生成AIは使い方によっては超便利。
一方で、「これに頼りきってたらなんかやばそう」という危機感や違和感もある。
そこをスッキリ科学的な視点から言語化してくれるのかなという期待を込めて手に取った。
意外とそうでもなかった。
「なんかやばそう」の域を出るような科学的な根拠はまだないんだなと。「まあ、、そうだよね、まあね、そうなんだけどね」という感想を抱く時間が多かったかな。
使い方によって危険なものになりうるという部分は完全同意だけど、その論調が強くて、一貫はしてるけど同じことの繰り返しのように感じた。
専門の言語学に関する知識は興味深かったし、対談もよかった。あとがきも葛藤が見えて面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ言語の発達に欠かせないのは社会的随伴性。子供はテレビから言葉を学ばない。言語とはコミュニケーションのツールであって、文字情報ではない。
子ども、特に乳幼児にA Iはよくない。
生成AIは本当のように嘘をつくことがある。
生成AIは音声を正しく発声できない。
生成AIは人間のような体を持たない。
これらのことを、知っておくことが重要。まさにそう思う。
生成AIがいくら進化しても、人が人として考えたり、間違えたり、失敗しながらも、笑ったり、泣いたり、怒ったり…そんな人間らしい姿があると信じて、子どもにとって何がいいか、新薬と同じようにじっくり考えていきたい。
とりあえず、スマホはできるだけ持たせる -
Posted by ブクログ
生成AIを(特に子どもに)使うことについて警鐘をならしています。
一方的に批判的であった著者は、実際にChatGPTを使い性能を確かめます。
その結果、言語学者として、ChatGPT音声のアクセントがポンコツであることが、「アクセント辞書」が著作権保護のために訓練データとして取り込めていないからだと気付きます。
また、生成AIを得体の知れないものと捉え、それに子どもを委ねることの危険性を説きます。
そこには、1 身体性の欠如、2 非常に限定的な感覚刺激、3 非言語コミュニケーションの欠如、4 他者理解の困難、5 誤情報・偏見のリスクがあり、子どもにとっては未知数だと言います。
曰 -
Posted by ブクログ
音声に関わる学問、今まで想像したことのない分野だった。きっとアナウンス、歌唱などの発音のベストを目指していく上では非常に有益な学問だろうと思った。そして詩歌の音の響きも。俳優の上白石萌音、そして歌人の俵万智、ゴスペラーズの北山陽一、ラッパーのZeebraがこの著者に関心を持って接点が生まれたことはそのことを物語っている。萌音の「千と千尋の神隠し」の主役を演じる時の音響と地声で「さびしくなるよ」の比較分析は興味深かった。文字にするとニュアンスが出ないが、彼女の声は明確に違いを打ち出していた!文字の限界を補うために生まれたのが、絵文字であるという説明には頷けた。そして俵万智の歌の響きの快さも発音し