川原繁人のレビュー一覧

  • フリースタイル言語学

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    そもそも文系理系と分けるのも好きではないが、いわゆる文系分野の研究者が理系的思考で研究している。
    言語学の面白さを語った本かと思いきや、そればかりでなく、感動の涙も流れた。著者の人間味溢れる内容で、どんな経験も無駄にはならない、何が研究と繋がるかわからなく、自分で選り好みせずに果敢に外界に携わっていくべきだと思える。

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    2025年01月30日
  • 言語学的ラップの世界

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    ネタバレ

    日本語ラップのライムを、言語学・音声学から分析した音韻論がとても良い一冊。
    語り口が平易で読みやすい。(一部、過去の小論をそのまま使った章もあるが、そこまでお堅い話ではない)

    知り合いのラッパーにお勧めしておいた。
    ルールを知ったうえで技量を磨いたライムが世にでてくる日が楽しみである。

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    2024年10月23日
  • フリースタイル言語学

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    直接的な感想にはならない抽象的な視点になるが、自分が楽しく学び続けることは尊さを教えてもらった。

    特別支援教育に携わる者として、最終章のマイボイスの取り組みは、胸にくるものがあった。

    学問として何の意味があるがわからないものも、いつかは人の役立つ時が来るという、人生の伏線回収的な部分を見させてもらった。

    自分も言語学の勉強を少しずつ始めているが、今学んでいることが将来受け持つ子どもたちに、生かされることを切に願う。

    川原先生は音声学の先生であられるが、専門性だけでなく生き方からも学ばせてもらった。

    関係ないが、やはりいい大学にはいい先生がいると再確認した。

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    2024年09月16日
  • なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える

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    普段何気なく使っている言葉
    その言葉に対する興味が湧いてくる、とても面白い本で、思わず人に話したくなる内容が満載ですが、この本の魅力はそれだけではない!!

    著者の川原さんの子供たちに接する態度がとても優しく、どんな意見も肯定し、前向きに捉えていくところがとても良い。
    子育て中の大人はもちろん、子がいない私にとっても、周りの子供達に接する時の参考になるような本でした。

    「大人が困るような質問をしてください。」
    実際、私がそんな質問されたら、素っ気なく対応していたかもしれないけど、川原さんみたいに子供に寄り添いながら一緒に考えてみても楽しいかもな。

    心が荒れてる時に読み返したい

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    2024年06月03日
  • 日本語の秘密

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    ネタバレ

    ・「靴下」は連濁しない。
    ・短縮された単語は五段活用。「いきる」は五段活用、「生きる」は上一段活用。
    ・使用頻度の高い単語ほどアクセントは平板化する。

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    2024年03月24日
  • なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える

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    濁音は強くてゴツくて大きい。破裂音は小さくて可愛らしい。
    歴史も風習も違うのに、世界中の言語で似たような傾向が存在して、世界中の人々が似たような感覚を持っている。
    当たり前のように使っている言葉だからこそ、そういう不思議があることには気づけないし、それに気づいたときの面白さはひとしお。

    小学生に向けた授業の記録を元に書かれた本だから凄くわかりやすいのに、内容はしっかり専門的な内容に切り込んでる。
    言葉への興味が湧き立ってくるだけでなくて、学問とは何か?研究とは何か?勉強するのはなんのためか?といった部分まで考えさせられる、本当に深い本だったと思う。

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    2024年03月18日
  • 日本語の秘密

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    よくもこんな対談を実現したとつくづく思う。これが芸術・芸能の本ではなく、言語学の本だという、その括りも恐るべし。

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    2024年03月12日
  • なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える

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    小難しい部分もあったけど、私にとって新しくて面白い事実がてんこもりだった
    にせたぬきじるとにせだぬきじるの違いに始まり
    プリキュアにはなぜパピプペポなどの両唇を合わせる音が入る名前が多いのか?濁点のある音が入る長い名前は強そう、など何となく感じていたことを言語学の観点から解説されて面白かった

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    2024年02月19日
  • フリースタイル言語学

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    タイトルに「言語学」というワードが入っており、難しい本かなっと思い、読んでみましたが、とてもわかりやすく解説されており、楽しく読むことができました。言葉について専門的に学んでいない人にも優しく教えてくれる本だなと思いました。
    タイトルに引かれた方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか??

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    2024年02月12日
  • なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える

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    筆者(言語学の研究者)が小学生に行った授業を対話型形式+補足にまとめた本。「にせたぬきじる」は「偽+たぬき汁」、「にせだぬきじる」は「偽たぬき+汁」と感覚的に分かるのはなぜ? それは日本語話者である私達が言語学のある法則を無意識のうちに知っているから……という導入からして既にめちゃめちゃ面白い! 濁点を付けられる文字と付かない文字の違い、なぜパピプペポの文字を使うのは海外の言葉が多いかなど、普段当たり前に使っているけれど意識したことのない疑問を言語学・音声学の観点から答えてくれる本。通勤電車内で読んだので声を出せなかったのが心残りで、次は実際に声に出しながら再度読み返そうと思います。巻末にある

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    2024年01月30日
  • フリースタイル言語学

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    大学時代に音声学の授業を取っていたものの、内容に特段興味を持てなかったのだが、、早くこの本に出会えていれば、もう少し音声学へ興味を持てたかなと思う。

    普段意識することは無くとも、言われてみれば確かに!となる(例えば音象徴の下り等)こと満載。

    そして、自分の仕事が社会の為になっているのだろうか?という問いは、学者以外にも通ずるものがあると思う。自分の仕事に誇りを持ち、懸命に働こうと思わせてくれる。

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    2024年01月18日
  • 言語学的ラップの世界

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    ラップを言語学、とくに音声学から分析した本……と言いたいところだが、言語学をラップから見た本とも言える。そのうえ、名だたるラッパーの想いや裏話も聞けるし、ラップの歴史もまとめられている。一石二鳥、いや一冊三帖な本。川原先生には学生時代に出会ってみたかった。

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    2023年12月24日
  • 言語学的ラップの世界

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    川原先生のファンなので予約して買いました。
    熱量と発見が1:1で同居しているような本。
    前半は日本語ラップの韻の考え方、相性の良い子音の話などの発見があり、後半に向かうにつれてラップの歴史やラップスター達へのインタビューを通して、川原先生の日本語ラップへの熱量の大きさを垣間見ることが出来ました。普段全然ラップを聞かないけど、ちょっとラップ挑戦してみようかな、と思うようになりました。

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    2023年12月02日
  • なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える

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    読んだことを誰かに伝えたくなる内容です。
    日本人を40年以上もやってるのに初めて知ったよ、という事実も多く。
    「ライマンの法則」と「連濁」はとりわけ興味深かった!
    外国人に日本語を教えるような方だと知ってるのかな。

    一本→「いっぽん」
    一名→「いちめい」など、自然と行っている数えかたの違いも以前から疑問に思っていて、日本語はルールがないのかなぁと思っていたのですが、この本のおかげでスッキリしました。

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    2023年11月10日
  • なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える

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    大学の先生が小学生との授業を通じて分かったことを本にまとめたものです。話し言葉でまとめられているので、とっても読みやすいです。タイトルのお菓子の名前は、というのはパピプペポが可愛い印象を与える。あと、小さい子供がしゃべりやすいということに来ているようです。言語学の難しい話もありますが、結構読みやすいです。

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    2023年10月15日
  • フリースタイル言語学

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    言語学、とくに音声学の面白いところが全部詰まったような本でした。
    学問について語ってはいるものの、肩肘を張らずに楽しんで読めるのでおすすめです。
    言語学をあまり知らない自分のパートナーにも、「ポケモンとかプリキュアの名付けが面白いんよ」と言ってつい話してしまいました。本当なら押し付けて読ませたい。

    特に、最後の章に書いてあったALS患者の母が娘たちに残したい自分の声の話では、自分がその母と同じ歳で子どもがいるのもあり感極まってしまいました。

    川原先生の授業を受けているような気持ちで読めますが、実際に授業を受けたらもっと楽しいんだろうな〜とハードルをあげてみる(笑)

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    2023年10月03日
  • なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える

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    サブタイトルに「言語学者、小学生の質問に本気で答える」ってあるように、小学生の質問に答える形で行われた特別授業の本。小学生の素朴で素直な質問がいいですね。その着眼点など大人では思いつかない疑問があるから面白いです。
    以前「怪獣の名前にガギグゲゴが多い」というような本がありましたが、この本を読むとその理由が分かるような気がします。ポケモンの進化による次第に強くなる名前の変化、プリキュアのかわいい名前など、無意識でもこうしたルールで名前が決められているのかも。本には書いてなかったけど、同じような姿でも、「ピグモン」と「ガラモン」どっちが大きい方か、名前で分かるようになっているのかって思っちゃいまし

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    2023年09月26日
  • 音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む~プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで~

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    メイド名研究で有名な慶應義塾大学教授の川原繁人氏による音声学入門書。
    言語学者夫婦が育てる子どもたちの成長記録は、私にとって新鮮な驚きであった。人間のことばの奥深さ、それを研究することのすばらしさが、学問を究めている人の眼を通して書かれているからこそ伝わってくる。

    一方、主婦という私の立場からいうと、未来に向けて歩む人や、すごすぎる人をサポートすることにも喜びはある。(自分が望むキャリアを犠牲にしなくてもよい世の中に変わってきていることは承知しているが)
    だからこそ、身近な人をケアすることの評価や補償が公正になされる社会になってほしいと思う。

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    2023年03月03日
  • 音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む~プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで~

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    フリースタイル言語学とかぶる内容多数。
    どちらも言語学に興味を持たせる入門書として良く、小児分野に興味のある人はこちらをお勧め。

    子どもの言い間違えが、言えないのではなく言わない、好きなリズムがある、と言う話が面白かった。

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    2023年02月16日
  • フリースタイル言語学

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    一冊の情報量、凄すぎる…。母音3要素・構音点・共鳴vs阻害音や両唇破裂音における音象徴・音声の3尺度・呼吸法・方言と鼻濁音・エントロピー・連濁・無声化・文の構造 などなど。

    楽しく読みました。感想は、音声学って学生時代から好きだったけど、この本は今まで読んだ本の中でも面白い。身近なテーマで入門にとても良いと思います。ライトに書かれているけど、用語の難しさはあります。けれど、言語学(正しくは音声学)に興味のある人が読むから大丈夫、多分。

    言語学界隈で人気の川原先生の本。良い研究者はユニークな実験をされているのね…そしてそれを思いつく事がすごい。こんなに有名な先生でも世の中の役に立っているのか

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    2022年11月06日