下川裕治のレビュー一覧

  • 10万円でシルクロード10日間

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    中国の西安からウズベキスタンのブハラまで鉄道などでシルクロードを旅する本。写真が美しい。。シルクロードっていう響きが旅情を誘うのです。リタイアしたら行ってきます。

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    2024年10月27日
  • 「裏国境」突破 東南アジア一周大作戦

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    情景が目に浮かぶような描写と筆者のつぶやき(愚痴?)が見事に表現されていて、本当に面白い。バックパッカー的な旅が好きなら、下川裕治の本は気にいるはず。

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    2024年04月27日
  • 週末台湾でちょっと一息

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    かなり楽しく読んだ。台湾現地のこと、歴史のことをいいバランスで書いてあり、台湾をまた少し知れた気がした。
    この人の旅の仕方が好き。憧れるけど私にはできなさそうだからこそ、他の本もまた読みたい。

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    2024年03月10日
  • 旅する桃源郷

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    いくつもの国を旅してきた著者が、世界各地の桃源郷だと思う場所を語っている。一つ一つが短く、気になるところから読める。
    あっさりとした語り口が、よりその想像を膨らませる。語りの中に著者のここまでの人生が見え隠れするのが、いい。自分は数カ国しかまだ行ったことがないので、これからどんな国を、どんな場所を訪ねられるだろうと思って読んでいてわくわくさせられた。

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    2023年09月13日
  • 沖縄の離島 路線バスの旅

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    車の運転のできない者としてバイブルのような一冊!
    であるが、やはり沖縄をばすで旅することは難しいのだなとよーく学ぶことができた。

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    2023年03月27日
  • 12万円で世界を歩くリターンズ 赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編

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    日本がバブル経済最盛期の1990年に出版された同著者による「12万円で世界を歩く」で実施した旅を30年もの年月を経て再現した一冊です。格安旅行とか貧乏旅行とかで括られるバックパックスタイルの旅行(バックパッカー旅)では格安バス(できれば夜行)を乗り継いで予算内で目的地に向かうのをイメージしますが、LCCの普及で旅の地図が見事に書き換えられたと本書を読んで痛感しました。とくにアメリカ編ではグレイハウンドのアメリパスがなくなった旅の難しさを感じました。60歳を越えても変わらぬスタイルも旅を続ける著者の姿勢には感銘せざるを得ません。

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    2020年07月26日
  • 「裏国境」突破 東南アジア一周大作戦

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    「国境好き」を自負するバックパッカースタイル旅作家である著者が東南アジア五か国をマイナー国境経由で巡る一冊です。カンボジア~ベトナムに至るメコンデルタ下り、ベトナム~ラオスに至るルートはバックパッカーでも一般的ではないルートなのでとても興味深く読みました。著者が最後難所と述べたミャンマーについての章は陸路でのミャンマー国内の移動の難しさ(2013年時点)がひしひしと伝わってきました。著者はこの旅の終わりに還暦(60歳)を迎えていますが、著者が若かりし頃と変わらないスタイルで旅をつづけていることに感動すら覚えます。私が60歳になった時も著者のような旅がしたいなと思う一冊でした。

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    2020年02月05日
  • ディープすぎるシルクロード中央アジアの旅

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    下川裕治が仏教に関心があるとは知らなかったが、三蔵法師こと玄奘がたどったとされる行路を鉄道、バス、乗合タクシーなどを使って、相変わらずの貧乏旅行をした旅行記。
    玄奘の時代も旅のリスクは大きかっただろうが、現代も国境問題があってアフガニスタンに入れず一部行程を断念したり、中国のウイグル地区では中国政府によるやたらと厳しい検問や外国人のホテル利用制限に苦労したりした。特に、新疆ウイグル自治区におけるウイグル族への監視は、最近も世界各国から批判されているが、相当厳しく抑圧的であったようで、著者も「魔王がいる」かのようだと言っている。
    それに比べると、キルギスやウズベクあたりはかなり自由な感じらしい。

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    2020年01月25日
  • 週末沖縄でちょっとゆるり

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    バックパッカースタイルの旅作家である下川裕治さんによる週末沖縄旅の魅力を伝える一冊です。タイ通のイメージがある下川氏が沖縄もアジアだ、と以前から言っているのは知っていましたが、私自身が沖縄は結局日本だし高いし、という先入観でこの本は敢えて読んでいませんでした。読んでびっくり、沖縄には本州にはない空気感があり、また東南アジアの魅力に負けない南国的な楽しみがあるのではと思いました。今はただ沖縄に行きたいです。

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    2020年01月19日
  • 鉄路2万7千キロ 世界の「超」長距離列車を乗りつぶす(新潮文庫)

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    面白かった。著者の文章は下手だとか不平不満ばかりだというレビューもあったが、そんなことはなく、旅の雰囲気を十分に伝えてくれる。たしかに、いくらバックパッカーの元祖と言われたとしても、還暦の身で超長距離列車の貧乏旅行というのはきついだろうし、場合によってはグチも出るだろうが、旅行作家の意地なのか、これが生業と割り切っているのか、見るべきものをしっかり見て読者に伝えてくれている。
    今回は、インド、ロシア、中国、カナダ、米国の5つの代表的長距離列車に乗っているが、前半3つがやはり面白い。北米でも、その地ならではの事情が見えるのだが、何となく観光列車のような感じで、その点、アジア・ユーラシアのものはも

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    2020年01月06日
  • 週末ちょっとディープなタイ旅

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    プミポン国王ご逝去の話題にも触れていて最近のタイ関連トピックがいろいろとあり興味深い一冊です。タイ料理とタイ中華料理。。。次タイに行った時にはそのことを意識しながら食堂に行ってみたいと思いました。

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    2017年11月04日
  • 週末ちょっとディープなタイ旅

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    プミポン国王逝去後の情報や写真が記載されていて、その情報の速さに驚いた。
    タイが最も専門や筆者の目からも、軍事政権以降のタイはかなり変わったという。自分も感じてみたくなるような内容だった。

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    2017年02月12日
  • アジアの友人

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    新卒で入った新聞社を辞めて長期の旅へ出発した著者は気がついたらアジアとの付き合いが20年を超えていた。著者はその間何度もアジアへ足を運び、いくつもの出会いを経てアジアに友人もできていた。もちろん日本国内にも。本書では日本で暮らす在日朝鮮人の彼と不法就労のタイ人女性のカップルの話が描かれているが、とても興味深かった。日本で頑張る異国(アジア)の友人の生きざまを通して著者は日本社会の現実を見てしまうのであった。その日本社会の現実とは著者がアジアに逃げてでも距離を置きたかったそのものである。

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    2016年11月02日
  • アジアの旅人

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    ネタバレ

    「タイ人が「牛肉はおしっこ臭い」という・・・」これには私も思わずうなずいてしまった。著者である下川氏のタイに対する観察力は凄いな!と思いました。
    下川氏は新卒で勤めた新聞社を三年目に辞めて、はじめての長い旅に出た。そして帰国したら日本社会において仕事(会社という器の中での仕事)を見つけるのは難しく、人にすすめられるままにフリーライターになった。
    そして下川氏は人生の転機で30歳過ぎてからバンコクに語学留学してしまう。
    あとがきで下川氏自身が述べているが日本社会において職を転々と変えることはマイナス材料である。それがたとえ会社社会で生きる人たちの論理であってもそこで生きようとするかぎり避けて通れ

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    2016年10月29日
  • アジアの誘惑

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    第2章の貧乏旅行実践講座が面白かったです。
    下川氏の作品を読んでいて共感するのは海外貧乏旅行での「あるある!」を淡々と描かれているところです。
    著者の主義や思想があんまり文章の前面に出てしまうとその旅がされた当時の時代背景(当時の実像)が見えにくくなってしまいがちです。本書を読んでいると90年代前半のアジア・日本はそういう時代だったのか。。。と思いを馳せられるのです。

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    2016年10月23日
  • 週末バンコクでちょっと脱力

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    バンコクに対して並々ならぬ愛に満ち溢れた著者が久しぶりにバンコクをテーマに書き上げた一冊です。
    空港からのタクシー、ホテル、マラソンのトピックは読んでいてバンコクの情景が浮かんできて楽しかったです。
    アジアンティークに対する著者の考察は下川氏らしくて私は共感しました。
    巻末のバンコク在住者によるバンコク案内も意外な場所があります。読者のバンコク歴にもよりますが、バンコクでのひと味違った過ごし方の提案としては面白いです。

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    2016年10月04日
  • ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行

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    この人の作品では、観光地の案内的な内容のものよりも、こうした挑戦もののほうが面白いと思う。自ら国境フリークと称しているが、日本人にはなかなか体験できない、というか理解の難しい国境越えの話はとても興味深い。

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    2016年07月14日
  • 週末ベトナムでちょっと一服

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    週末シリーズの4作目。ベトナムは仕事でかなり行ったのだが、書かれている通り北と南では全然違う。
    歴史的な背景を知らないと、朝鮮やドイツのように元々ひとつの国だったかのように思いこんでしまうが、実際はそうではないのだ。そのあたりは外国人の我々としてはとても分かりずらい。
    前作の台湾と同様に、歴史的な部分にかなり踏み込んだ内容になっていて、とても興味深い。なるほどと思える部分が多いのだ。

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    2014年03月23日
  • 不思議列車がアジアを走る

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    下川氏の作品の魅力は、何と云っても単なる旅行記やガイドの類と違って、行った先で氏が感じたことが非常にリアルに伝わってくることだ。まるで自分が体験したことのように感じられるところが上手さなのだと思う。
    本書は列車をテーマにしているけれど、描かれているのは人である。人を運ぶ列車なのだから当然なのだけど。
    本書はいわゆる「乗り鉄」の人にはお勧めしない。何故なら読むとかならず乗りに行きたくなるからだ!

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    2013年10月10日
  • 週末台湾でちょっと一息

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    この人はタイと沖縄が専門かと思っていたのだけれど、その間にある台湾もちゃんとフォローしていた。
    私が下川氏が好きなのは、感覚が似ていること。バンコクに空港に降り立つと、なんとなく緊張感を感じるのだが、台北ではそれがない、という感覚。すごく共感を覚える。
    いわゆるガイドブックの類とは違うけど、経験に基づく内容はリアリティたっぷりだと思う。

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    2013年10月04日