【感想・ネタバレ】週末ベトナムでちょっと一服のレビュー

あらすじ

バイクの波を眺めながら路上の屋台コーヒーを啜り、バゲットやムール貝から漂うフランスの香りを味わう。追憶のなかから今を描く、ゆるくて深い週末ベトナム。

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Posted by ブクログ

週末シリーズの4作目。ベトナムは仕事でかなり行ったのだが、書かれている通り北と南では全然違う。
歴史的な背景を知らないと、朝鮮やドイツのように元々ひとつの国だったかのように思いこんでしまうが、実際はそうではないのだ。そのあたりは外国人の我々としてはとても分かりずらい。
前作の台湾と同様に、歴史的な部分にかなり踏み込んだ内容になっていて、とても興味深い。なるほどと思える部分が多いのだ。

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2014年03月23日

Posted by ブクログ

ハノイやホーチミン、地方によって物価がかなり違うのが不思議に思いました。
ベトナム人はとても逞しく、エネルギッシュな民族でこれからますますベトナムの若い人たちによって大きく発展していくんだろうなと思いました。

本の中でベトナムコーヒーの話が出てきて、何度もコーヒーを飲みたくなりました。個人的にはコーヒーの花の話が印象的で、どんな匂いがするのか気になりました。いつかコーヒー畑を見てみたいと思いました。

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2023年03月06日

Posted by ブクログ

タイトルから旅行記と想像していたが、ベトナムの政治、歴史にも触れられていて、読みごたえがあった。
単なる旅行記とは違った。

あとがきに「日本は豊かで、アジアは貧しいという発想は、いまのアジアでは通用しない。東南アジアの国々の多くは、日本より高い経済成長の軌道に乗っている。若い人たちの人口が多いベトナムのポテンシャルエネルギーは、これからの経済成長を支えていくといわれる」とあるように、
ベトナムのエネルギーを感じられる内容だった。

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2019年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

下川も書いているようにベトナムとは一筋縄では対応できない。矛盾する面を持っている。親切かと思ったらぼったくるのも日常的。社会主義の厳格さを示しているその側から商人の顔を持っている。特に第4章の「フランシーヌの場合」世代の迷走。には考えさえられた。彼と同年代なので彼が何を言いたいのかが理解できる。ぼくもベトナム戦争については未だに総括ができていない。
この本は別の意味で忘れられない本でもある。ベトナムのラオカイから中国の河口に日帰り旅行した。その帰りベトナム側で入国を拒否された。今だにその本当の理由は解らないのだが、要は出国したら再入国するときはビザが必要だと言うのだ。英語もベトナム語も中国語も話せないので困った。泣きそうになった。結局85$を払ってビザを入手したのだが、その手続きの間不安で不安で仕方なかった。その時に持っていたのがこの本だ。不安を解消する為に、何度も同じところを読んでいた。ただベトナムは一筋縄では対応できないと思いながら字面だけ追っていた。2時間後無事ベトナムに再入国できた。

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2016年09月18日

Posted by ブクログ

ホーチミンとハノイの街の様子の違い、歴史、食べ物、コーヒーなど、今までほとんど知らなかったベトナムについて知ることができた。

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2022年09月03日

Posted by ブクログ

ベトナム旅行記というかエッセイというか。

複雑なベトナム戦争をかなりの紙幅を使って伝えており、南北それぞれの視点からも考察しています。
さらに西側諸国で起こった反戦活動とその世代が反省すべき点もしっかりと書かれており、相当に勉強になります。

「南北統一のためにアメリカに相対した」くらいの認識しかしていなかった自分に反省です。


それにしてもまた行きたい、フォーに大量のパクチーを千切ってぶっかけたい。
コンダオ島もちょっとだけ紹介されてます。

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2014年05月14日

Posted by ブクログ

アジアを独特の視点で描く作者の本なので、ただのベトナムのガイドブックではない。ただ、その中で考えさせられたのは、中国とフランスの支配を受けてきたベトナムの南北差や、くびきから放たれた後のベトナムの変化。観光をしにベトナムに行くのではなく、ベトナムを理解したい人への本に思う。

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2014年04月02日

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