下川裕治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
おわりに、で、下川さんは
旅というものは、ひとつの山の頂きを目指すようなものではない。様々な人と交通機関に翻弄され、それをこなしていく日々に旅は宿っている。、と書いている。
国境を越える時のあちら側とこちら側の時間、事情の違いからの緊張感は日本では馴染みのないもの。
中国とくにウイグルの人々の街での異常な緊張感。
三蔵法師玄奘のことを書いた記録 大慈恩寺三蔵法師伝の引用
そこからの道は展転として中国に達している
展転、転がり巡り移ること
くるくる変わり一定しないこと。
展転
この歳で自分これから展転の旅をできるだろうか。
下川さんとフォトグラファー中田浩資さんの2人旅。写真に下川さ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ近頃はジャーナリストだとか新聞記者だとかで映画やドラマに取り上げられたりしているけれど、昭和の時代までは羽織ゴロとかブン屋とか呼び捨てられていたものだ。かっては新聞記者であったがタイに魅せられ長く滞在し、日本でタイ人のコミュニティに溶け込みなにかと頼りにされるまでになった作者は食い扶持を稼ぐためにスクープ・ネタを週刊誌やテレビ局に売り、結果的に権力の介入を招きリトルバンコクを潰すに至る。情報源になった数人を警察から匿うことで自らの良心を慰めたかのように臆面もなく語っているのは元ブン屋の居直りか「矜持」なのか……。ともあれ、アジアの国々の民主化運動の場に好んで身を置きながら作家が語る民族運動や政