下川裕治のレビュー一覧

  • 本社はわかってくれない 東南アジア駐在員はつらいよ

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    日経の書評でみて。日本の常識が東南アジアでは常識でないことがよくわかる。文化的、宗教的、習慣的な違いで、こんな事になるとは、笑えること確実。脚注にも面白いことがいろいろ書かれているが、ちょっと文字が小さい。

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    2015年04月22日
  • 週末香港・マカオでちょっとエキゾチック

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    香港、マカオをこよなく愛する筆者のルポ。題名からはホットスポットの紹介的な様相ながら、香港、マカオの歴史から説き起こす力作である。

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    2015年03月01日
  • 「生きづらい日本人」を捨てる

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    アジアで生きていくほうが大変なのではないかと個人的には感じるのだが、本書に登場する、日本を捨てた人たちは、少なくとも日本にいる頃に比べて、ストレスが緩和あれているようだ。水が合う、ということなのだろうか。
    私自身も日本生きやすくて好きだ、という気持ちを持っているわけではないけれど、特にアジアへ逃げ出したいと感じたことはない。けれど、「ほんのちょっとしたきっかけ」で変わってしまうということはあるのかもしれない。そんな気にさせられる内容だった。

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    2014年08月24日
  • アジアの誘惑

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    アジアの旅の香りが記された書です。かっこよくなく、何となく漂う。若者の心を刺激するものではなく、無責任でいいなあ、という感じ。でもこれが旅でしょ。道中記ではなく。
    羨ましい。そんな無責任に言うなよと叱られそうだけど、いいよね。

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    2014年06月01日
  • 週末台湾でちょっと一息

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    2012年に台湾に行ってからもう夢中です。
    あの気候、ゆるく親切な人々、夜市のにおい。

    青木由香氏の本の様な女性向けのレストランやショップなどは一切出てきません。
    庶民の集う食堂や廃駅などなど。
    台湾の歴史にも触れ、日本人とどうしてこんなに考えが似ているのかなどの考察もされています。
    これまでそういった類の本を読んでいなかったので、読みふけってしまいました。
    歴史についても理解を深めると更に台湾がいとおしくなります。
    あー今すぐ行きたい!

    2013/09/06-08

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    2013年09月08日
  • アジアの旅人

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    著者には珍しく文学的な表現が多い。貧乏旅行を開始した頃から今日(といっても1997年頃だが)に至るまでの心情が綴られていて、とても興味深い。アジアの達人も一日にしてならず、なのだ。

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    2012年06月09日
  • オカマのプーさん

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    過去に読んだ本。読んだのは、大学生の時だったかな?

    性同一性障害の人が、タイでは大勢暮らしているということを、この本で初めて知った。

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    2011年09月10日
  • アジアの旅人

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    アジアの湿気と熱気があちらこちらから感じられる旅行記でした。

    中には写真や挿絵も多く楽しく読めました!

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    2010年09月06日
  • アジアの誘惑

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    アジア貧乏旅行のプロ(?)の著者による旅行記。
    旅先でのハプニングや、貧乏旅行のノウハウなどが紹介されており
    気軽に読める一冊。
    アジア旅行に出たくなってしまいます・・・。

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    2010年05月05日
  • アジアの旅人

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    得られたものがあるとすれば、「自信」です。「私は見た」という自信。金魚ばちの外から眺める風情と、その中の光景はまるで違う(朝日新聞2001年9月3日、下川裕治インタビュー)。とまあ熱く語る下川裕治氏ですが、著書はどれもほど良く力が抜けており、自然体でアジアに接する姿に共感持てます。

    表題作の第4章は、アジアを彷徨う日本人が紹介されていたり著者のバンコク語学留学への想いが綴られていたり面白し。「自分の専門分野をつくっていかなくちゃいけない」という一文が心に残ります。

    解説は素樹文生。

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    2009年10月18日
  • アジアの誘惑

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    何だかんだでたまに手に取ってしまう下川裕治氏の著作。確か本書が初の講談社文庫での著作です。その後同じ色合い(茶色)で、講談社文庫は旅行本(バックパッカー的旅行本)をたくさん出版していきます。

    第1章は軽くアジアでの旅行体験や出来事を面白おかしく伝え、第2章を挟み、第3章は少し真面目に、変わりゆくアジアそして自身を考察しています。ごくたまに著者が見せる、切ない文章は意外といいです。共感できる部分も多いし…。

    解説は小林紀晴。

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    2009年10月18日
  • 世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア大陸横断2万キロ

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    昔々の話かと思ったら2010年執筆と意外と最近の旅行記。ソビエト時代の色がまだまだ濃い地方の電車旅に始まり、中国の国家権力のアクが強い鉄道旅、そしてまた中央アジアのオスマン帝国時代からの軋轢を引きずる歴史旅、そして近代国家を目指さんとする西洋に近づいていく旅。
    途中一旦帰国して再出発したら、乗るはずだった運行便が無くなってたり国境越えでおじさんがオシッコに困る話があったり、極め付けは最後にまだもうちょい鉄道旅できたなぁ〜みたいな悔しさがなんとも苦い。
    どこか筆者の書き付け感漂よう本。劣悪な宿泊環境に耐えたり、粗食続きの旅に耐えたり、横柄な言葉もわからない駅員や車掌とのやりとりに耐えたり、ものす

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    2025年08月20日
  • 「おくのほそ道」をたどる旅

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    路線バスと徒歩で、奥の細道を辿る旅行記。興味をそそられる設定なのだが、路線バスがつながっておらずタクシーや電車に乗ったり、あまり徒歩で歩くシーンも出てこなくて、旅行記としては今一つの感想。芭蕉と同行した曾良のエピソードとして、徹底的に師に尽くす曾良の姿を想像したりするところなんかは面白かった。

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    2025年03月08日
  • 日本ときどきアジア 古道歩き

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    古道歩きの記録。全部で5本だが、日本1で熊野古道中辺路、日本の海の道1、日本と朝鮮にまたがる道1、台湾1、カンボジア1とバラエティに富んでいる。ただ道を全部歩くわけではなく、ほんの一部を気ままに歩く。中辺路で言えば1泊2日で一部だけ。それはちょっとどうかと思うが。
    著者は私より二つ下にようだ。シニアとしてはこれでいいのだという。確かに私も見習うべきだろうか。
    海外の古道をどうやって見つけたのか知りたいが、きっと豊富に海外を歩いているうちに知ったのだろうな。

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    2024年08月18日
  • 僕はこんなふうに旅をしてきた

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    主に低予算旅行で30年、過去100冊以上の旅行記からのベスト盤

    断片的ではあるが、十分に楽しめる。
    これを読むと、旅に出たいという思いよりも、人間って案外たくましいなと変な安心感を覚える。

    今までこの方の本を読んだことがなかったが、気になったものを読んでみたい。

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    2024年08月18日
  • 週末香港・マカオでちょっとエキゾチック

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    少し読みづらいようにも思いましたが、全体的には楽しく読めました。
    香港の宿のエレベーターの話が面白かったです。現地の人々の生活にどっぷりと浸かって、現地の食堂などにチャレンジされており一般の日本の観光客が体験していないことを体験していると思いました。
    何度も現地に足を運んでおり、その時々で香港•マカオが変化していることを感じました。中国への返還の時の様子や政治状況にも触れており、こんな感じだったんだなと感慨深く思いました。
    マカオも観光客向けに造られた街だと思いました。
    観光でマカオを訪れた時、ベネチアンホテルの空の色が不思議に印象的だったことを思い出しました。
    マカオのカジノ景気は凄いと思う

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    2024年07月17日
  • シニアになって、ひとり旅

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    下川裕治、若い時はタイの旅行記など結構読んだが、これは国内旅行。書き方も当時読んでた時は面白みを感じたが、あまりドキドキワクワク感を感じなかった。シニア旅行だからかなぁ?

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    2024年07月14日
  • シニアになって、ひとり旅

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    著者は1954年生まれの旅行作家。主にアジア・沖縄をフィールドにバックパッカースタイルでの旅を書き続けている。だが、コロナ禍で海外に出る回数が激減、2023年夏、ようやく旅を再開、国内を歩いた。
    本書はその記録である。 花巻のデパート大食堂、ディーゼル車キハ40系が走る小湊鉄道、吉田拓郎の歌で有名な苫小牧発仙台行きフェリー、高尾山登山、路線バス旅などシニアのひとり旅ならではの味わい深い内容になっている。 
    同年代の自分としては、時代を遡ってノスタルジーに耽りながら読めるところに魅力を感じた。
    最後に紹介されている小豆島に辿り着いた俳人・尾崎放哉が酒に溺れ、寺男になったのが山頭火とダブるところも

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    2024年04月30日
  • シニアになって、ひとり旅

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  デパート大食堂が花巻にあった
    第2章  キハの申し子世代、小湊鐵道に乗る
    第3章  暗渠道を歩く
    第4章  苫小牧発仙台行きフェリー
    第5章  高尾山登山に没頭した先に駅ビール
    第6章  七十歳が待ちきれない路線バス旅
    第7章  尾崎放哉。小豆島ひとり酒

    <内容>
    東南アジアを中心に貧乏ひとり旅をし、それを書いてきた著者。コロナで手足をもがれた感じとなり、国内を細々と旅してきた感じの本。前半は旅紀行の感じをあったが、後半はコロナ禍の心象風景と化した。私よりも年齢が上の著者、これも致し方ないか…

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    2024年04月21日
  • 僕はこんなふうに旅をしてきた

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    1980年代からコロナになる前の年2018年くらい前までの旅のエッセイがみっちり詰まっている。
    主にアジア(ベトナム、タイ、中国、台湾、カンボジア、沖縄、インド、インドネシア)
    特に1980年代のアジアは熱かった(気温じゃなくてね)
    私もインドを旅した時のことを思い出したわ。
    こんだけ旅すればもう思い残すことは何もなさそう。
    日本はほんとに時間通りにバスも電車もくるし、清潔だしこの暮らしに慣れちゃうと海外での常識は通用しなくなるから気をつけないとね。
    束の間、旅した気分を味わった。

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    2023年09月01日