下川裕治のレビュー一覧

  • 週末アジアに行ってきます

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    週末にアジアに赴き、ルーズで猥雑な街と人々の空気に浸るという旅行記。
    旅慣れた人でなければ味わえないものを感じさせてもらった。

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    2021年08月02日
  • 鉄路2万7千キロ 世界の「超」長距離列車を乗りつぶす(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ・元祖バックパッカーの著者だからか、インドの章が一番生き生きとしてるように感じた。車内の密度や香辛料の香りが伝わってきた。ビザ代を払うための両替でビザがないから両替できない堂々巡りがおかしかった。
    ・インドやロシアといった輸送手段としての鉄道の方が食べ物が美味しそう。ロシアの松ヤニ風味ガムを食べてみたい。一方、展望席のあるカナダ、アメリカの食事はなかなか辛そう。
    ・飛行機と車の国アメリカだが、肥満で鉄道を使うしかない人も一定数いる。
    ・リクライニングでなく、二席分使って“腰を伸ばしたい”著者のこだわりに笑った。
    ・途中に挟まれる写真が抜群に良い。阿部カメラマンお疲れ様でした。 

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    2020年08月21日
  • 週末香港・マカオでちょっとエキゾチック

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    一般的なガイドブックではないけど、読んでいると街の空気が漂ってくる そんな感じ。紀行文っていうのかな。これに限らず、下川さんが記された旅行記はどれも面白くとても興味深い内容が多い。私は大好き。

    香港もマカオも以前のように気軽に行ける日は戻ってくるのだろうか。特に香港。もうここに書かれた日常は2度と見ることができないのかな。

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    2020年06月29日
  • 本社はわかってくれない 東南アジア駐在員はつらいよ

    購入済み

    現実を知るのに是非お勧め

    NHKあたりで東南アジア報道といえば、タイの無難なところを中心に当たり障りのないシーンが続くようだが、ここでかかれているような実態はなかなか報道されない。多くの日本人に知ってほしい苛烈な現実のようだ。

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    2020年05月30日
  • 10万円でシルクロード10日間

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    仏教圏の中国で石仏を見て
    ロシアの影響の強い中央アジアを通り
    イスラム圏のウズベキスタンまで
    遺跡もあれば高層ビルもある
    盛りだくさんな旅行
    10万円でいけるのはうれしいけど
    10日といわず もっと沈没してみたい旅行でした

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    2020年01月20日
  • 12万円で世界を歩くリターンズ 赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編

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    30年前に行った12万円の外国旅行を再現するという企画だが、プロローグに週刊朝日のデキゴトロジーというコラムのことが書かれていて驚いた。実は結構好きだった。そうなると、当時、「12万円で世界を歩く」もリアルタイムで読んでいたのかもしれない。覚えていないが。
    30年の間のインフレにも関わらず、LCCの登場で、当時よりも安く早く旅ができてしまうというのは驚きだ。他方、当時と同じコースをたどろうとすると、定期バス路線の衰退などでかえって難しいというのもまた驚きだ。
    本書では、赤道編、ヒマラヤ編、アメリカ編の後に、バングラデシュに住んでみるというちょっと毛色の変わった企画が載っているが、これが一番面白かった。ひたすら目標に向けて歩みを進めるという旅と違って、現地の人との交流があったりして落ち着く。また、ヒマラヤ編も興味をそそられた。この目でアンナプルナを見てみたい。

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    2020年01月13日
  • 週末ベトナムでちょっと一服

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    タイトルから旅行記と想像していたが、ベトナムの政治、歴史にも触れられていて、読みごたえがあった。
    単なる旅行記とは違った。

    あとがきに「日本は豊かで、アジアは貧しいという発想は、いまのアジアでは通用しない。東南アジアの国々の多くは、日本より高い経済成長の軌道に乗っている。若い人たちの人口が多いベトナムのポテンシャルエネルギーは、これからの経済成長を支えていくといわれる」とあるように、
    ベトナムのエネルギーを感じられる内容だった。

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    2019年09月08日
  • おとなの青春旅行

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    ★3.7(2.95)2018年7月発行。9名による世界15ルートの紹介。特に後半は一部シニア層の一人旅を想定。各人の旅行記だが、要は何を目的に旅をするかということですね。日常の雑踏から離れて、自由気ままに旅をする醍醐味は、実際体験した人でないと分らないかもですね。若いころ、東欧、北欧、東南アジア、中南米、中東、北アフリカを旅した僕にとっては、なんか懐かしくもあり、また、これから旅をしようという気持ちにさせてくれる本ですね。昔と違い、今はネットで様々な情報が得られ、旅の醍醐味も変わってきたかもしれませんね。

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    2019年06月23日
  • 一両列車のゆるり旅

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    夏の北アルプス、吹雪の日本海、里山の無人駅―超ローカル線の車窓をぼーっと眺め、昭和の名残漂う駅前旅館に泊まる旅。JR地方交通線「身延線・大糸線」「水郡線・只見線」「日田彦山線・久大本線・豊肥本線・肥薩線」「鳴門線・牟岐線・徳島線・予土線・内子線」「陸羽東線・陸羽西線・五能線・津軽線」「留萌本線・宗谷本線」のほか、台湾・韓国のローカル線と駅前宿の旅コラムも収録。(表紙裏)

    海外紀行作家・下川祐治さんの、珍しい日本紀行文。
    シリーズのように読んでいた貧乏旅行と違い、制約があまりないので、いつもの七転八倒するような面白さは薄い。
    じゃあ何が良いんだっていうと、ローカル線を乗り継いでご当地の旅館(駅前旅館?)に泊まるっていう行程がもう羨ましくて羨ましくて。
    そこは勿論ローカル線だから、『何もない』辛さも繰り返し出てくるんだけど、それでも文庫本片手に…という妄想が噴出してしまう。

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    2019年01月10日
  • アジアの誘惑

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    夕暮れどきにアジアの街に着く。肌が熱帯のとろりとした空気に包まれ、肩の力がスーッと抜けていく。忙しかった日常の垢も溶けていく。日がな一日、茶屋で人々を眺めたり、あてもなく街をぶらつく―怠惰に過ごすという快楽。貧乏旅行の達人が、アジアの旅の魅力と極意を綴った痛快・愉快・トホホな旅読本。(裏表紙)

    前半はあらすじどおりですが、後半は少しシビアな話も含まれています。
    今まで読んできた作者様の著書ではあまりそういうネガティブな話題が少なかっただけに驚きもありましたが、これもまた現実なんだぁと。
    …もう、二十年以上前の本だったりしますが。

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    2018年06月29日
  • 僕はLCCでこんなふうに旅をする

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    週末貧乏旅行の紀行文を何度か読んだことがある下川裕治さんの新しい本を見つけたので、読んだみた。
    LCCは出始めの頃にエアアジアとかノックエアーに乗ったけど、最近はとんとご無沙汰。マイルの上級会員になっちゃったから、レガシーキャリアばかりだな。
    ホントは、正月の台湾旅行も、LCCでって考えたんだけど、深夜早朝の移動と疲れを考えると、JALでいいやってなっちゃった。
    でも、この本を読んでると、ふらっと飛びたくなっちゃった。安いタイミングに、気軽に休みが取れればいいけれど。

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    2018年03月05日
  • 僕はLCCでこんなふうに旅をする

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    レガシーキャリアとLCCの差がなくなっているのはそうなのだろう。
    香港航空なんかは微妙なのだという。
    機内食まで出しちゃうLCC。
    LCCのおかげで旅がしやすくなったのは間違いない。

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    2018年01月31日
  • 東南アジア全鉄道制覇の旅 タイ・ミャンマー迷走編

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    アジアに行くと鉄道よりバスが移動手段として速いし、確実に目的地に行ける。ミャンマーの鉄道は特にその傾向が強いと本書を読んで感じました。しかし、ミャンマー国鉄はその運賃の安さを武器として貧しい人たちを取り込んでいます。ミャンマー国鉄がこれからどのような道筋をたどるのか気になります。日本という鉄道がとてつもなく精密に運行されている国に住んでいるからこそアジアでの鉄道旅が酔狂なものになると本書を読んで感じました。

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    2017年11月19日
  • 「生きづらい日本人」を捨てる

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    東南アジアで暮らす日本人の生き方を追いかけた内容です。確かに、日本人は時間やお金に追われていて、閉塞感はあります。本書で出てきた人物のように、日本を離れ、ほどほどに生きる、という生き方もありかなーと思いました。ただ、自分自身は、旅行者や仕事の一環としていくのはよいけど、家庭のことを考えると、彼らのような生き方は難しいかなと思ってしまいます・・・。東南アジアに一度行ってみたい!という思いには駆られました!

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    2017年09月24日
  • 不思議列車がアジアを走る

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    かつて「ど○く」で連載されていた頃、愛読していた。
    この本ではなかったかもしれないが、著者は列車に乗車中テロに見舞われた経験を持っているらしい。
    (「ど○く」のコラムでそういう話をしていたように思う)
    とにかく経験豊富なバックパッカーである。
    本に載っているようなディープすぎるところには私なら行けない。
    貴重な疑似体験をさせてもらっている。

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    2016年10月18日
  • 週末ベトナムでちょっと一服

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    ネタバレ

    下川も書いているようにベトナムとは一筋縄では対応できない。矛盾する面を持っている。親切かと思ったらぼったくるのも日常的。社会主義の厳格さを示しているその側から商人の顔を持っている。特に第4章の「フランシーヌの場合」世代の迷走。には考えさえられた。彼と同年代なので彼が何を言いたいのかが理解できる。ぼくもベトナム戦争については未だに総括ができていない。
    この本は別の意味で忘れられない本でもある。ベトナムのラオカイから中国の河口に日帰り旅行した。その帰りベトナム側で入国を拒否された。今だにその本当の理由は解らないのだが、要は出国したら再入国するときはビザが必要だと言うのだ。英語もベトナム語も中国語も話せないので困った。泣きそうになった。結局85$を払ってビザを入手したのだが、その手続きの間不安で不安で仕方なかった。その時に持っていたのがこの本だ。不安を解消する為に、何度も同じところを読んでいた。ただベトナムは一筋縄では対応できないと思いながら字面だけ追っていた。2時間後無事ベトナムに再入国できた。

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    2016年09月18日
  • 週末香港・マカオでちょっとエキゾチック

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    題名から、香港マカオのちょっとだけディープな過ごし方を紹介するガイドブック的な内容を想像していたが、この地域の成り立ちから最近の政治状況まで、それぞれ独特の歴史を知ることができた。期待とは異なったが、これはこれで良い。巻末の地図がもう少し分かりやすかったら、なお良かった。

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    2016年02月13日
  • 「裏国境」突破 東南アジア一周大作戦

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    16人 110マンキープ
    「……」
    手書きの文字をただ見つめるしかなかった。

    下川さんの顔を想像して大爆笑した。

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    2015年12月10日
  • 一両列車のゆるり旅

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    ネタバレ

    アジア格安旅行でお馴染の、下川さんの、国内旅行の本。
    出版は新しく、ごく最近である。
    …にもかかわらず漂う、昭和のかほり。

    この本の旅のこだわりは、まずは各駅停車の旅。
    特急や、リゾート列車などの、オサレなものには乗らない。
    宿泊は、作者が思う、いわゆる『駅前旅館』に限る。
    “温泉旅館”や、“ビジネスホテル”は対象外なのだ。
    映画の寅さんが利用するような宿。
    その時代の行商の人などが(唐草模様の風呂敷背負って?)利用するような宿。
    そういう宿を探すのにも苦労したらしい。
    まず一つには、ホームページが無いから。
    だいたいが、老女一人で運営しているから、サイトなどは作れない。
    中には、もう食事の用意はできないので素泊まりで、というところもある。
    元気なおかみさんが運営する宿は、他人行儀な旅館とは趣が異なり、“下宿”の雰囲気。
    『銀河鉄道999』のような列車で、なんというか、タイムスリップの旅のよう。
    きっと面倒くさいのだろうが、現実逃避できそうで憧れる。
    こういった路線がかろうじて残っているのは、高校生の通学のためだという。
    朝晩だけでも列車を走られれば、彼らは遠くの高校に通うことが出来る。
    でも、高校を卒業したら、都会に出てしまう人も多いのだろうなあ…
    日本は、都会だけに人が住み、あとは荒野になってしまうのだろうか…
    いろいろ考えさせられた。
    ところどころはさまれる、韓国や台湾の旅行記…
    日本の地方交通線から連想できる旅、ということらしいけれど、アジアの旅はなんとなく陽性。
    比して、日本の旅は、冬の演歌のイメージである。
    四国の旅も書かれていたが、印象に残るのは、北国の厳しい冬の旅…
    こんな旅の本が書けるのは、下川さんしかいないなあ~
    と思ってしまう。

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    2017年09月28日
  • 「生きづらい日本人」を捨てる

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    まず、タイトルが素晴らしい。本書は、日本を出て、アジア(沖縄を含む)諸国で暮らしている日本人の生の声を取材したノンフィクション。成功した人を取り上げていないという著者の視点も共感できる。生きづらい日本を出ても、決して楽になったわけではなく、現地で苦労しながらも自分らしく生活している人々の思いが詰まっている。

    実際、日本は生きづらいと感じている人は少なくないと思う。私もその一人だ。周りの空気を読み、人と同調し、みんなと同じように考え、同じ行動を取ることが良しとされる風潮の日本。大学を出て、仕事に就いて、結婚して、子供をもうけ、定年まで働く。そのパターンにはまらない人にとっては「生きづらい」。それでも、私はここで頑張るつもりだけれど、生きづらい日本を出て、他国で頑張っている人も応援したい。

    日本に生きづらさを感じている人にとっては、本書は心に響くものがあるのではと思う。

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    2016年05月07日