下川裕治のレビュー一覧

  • シニアになって、ひとり旅

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    著者は1954年生まれの旅行作家。主にアジア・沖縄をフィールドにバックパッカースタイルでの旅を書き続けている。だが、コロナ禍で海外に出る回数が激減、2023年夏、ようやく旅を再開、国内を歩いた。
    本書はその記録である。 花巻のデパート大食堂、ディーゼル車キハ40系が走る小湊鉄道、吉田拓郎の歌で有名な苫小牧発仙台行きフェリー、高尾山登山、路線バス旅などシニアのひとり旅ならではの味わい深い内容になっている。 
    同年代の自分としては、時代を遡ってノスタルジーに耽りながら読めるところに魅力を感じた。
    最後に紹介されている小豆島に辿り着いた俳人・尾崎放哉が酒に溺れ、寺男になったのが山頭火とダブるところも

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    2024年04月30日
  • シニアになって、ひとり旅

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  デパート大食堂が花巻にあった
    第2章  キハの申し子世代、小湊鐵道に乗る
    第3章  暗渠道を歩く
    第4章  苫小牧発仙台行きフェリー
    第5章  高尾山登山に没頭した先に駅ビール
    第6章  七十歳が待ちきれない路線バス旅
    第7章  尾崎放哉。小豆島ひとり酒

    <内容>
    東南アジアを中心に貧乏ひとり旅をし、それを書いてきた著者。コロナで手足をもがれた感じとなり、国内を細々と旅してきた感じの本。前半は旅紀行の感じをあったが、後半はコロナ禍の心象風景と化した。私よりも年齢が上の著者、これも致し方ないか…

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    2024年04月21日
  • 僕はこんなふうに旅をしてきた

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    1980年代からコロナになる前の年2018年くらい前までの旅のエッセイがみっちり詰まっている。
    主にアジア(ベトナム、タイ、中国、台湾、カンボジア、沖縄、インド、インドネシア)
    特に1980年代のアジアは熱かった(気温じゃなくてね)
    私もインドを旅した時のことを思い出したわ。
    こんだけ旅すればもう思い残すことは何もなさそう。
    日本はほんとに時間通りにバスも電車もくるし、清潔だしこの暮らしに慣れちゃうと海外での常識は通用しなくなるから気をつけないとね。
    束の間、旅した気分を味わった。

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    2023年09月01日
  • 10万円でシルクロード10日間

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    冒頭カラーの敦煌・月牙泉とタクラマカン砂漠の写真が本当に美しかった。

    以前の筆者の旅と違い、無理して過酷な移動手段をとらないところが良い。
    人は成長し、年齢に応じた旅があるもの。

    もうそろそろ、「海外で、日本円でこんなに安く旅ができた、との企画が成り立たない世の中になる」、ようにはまだ見えなかった2010年代の旅行記。

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    2023年07月11日
  • 僕はこんなふうに旅をしてきた

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    <目次>
    第1章  死ぬかと思った編
    第2章  食べ物・酒編
    第3章  びっくりハプニング編
    第4章  ほっこり編
    第5章  トホホな話編

    <内容>
    1990年から世界をバックパッキングしてきた著者が、自らの本から上記5つの内容で、抜き出した総集編。著書は100冊以上。なんとなく知っていたが、海外に行くつもりがあまりないので、読んでいなかったが、これを読んでの感想。海外、特に東南アジアから中央アジアは行きたくないな、というもの。中国などもってのほか…

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    2023年06月22日
  • 世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア大陸横断2万キロ

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    旅紀行はあまり読んだことがないけれど、面白かった。中国ロシアが長すぎて中だるみしそうになりつつ読みやすかったのでなんとか読み終えれた。
    時間をかけて列車旅をしてルポが売れるなんて羨ましいと思う気持ちもあるが、出入国のたびに通らない不安や捕まる懸念、ビザとの戦い、爆破テロ地域の通過など正直命懸けの仕事でもあるところにやはり尊敬する。

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    2023年06月01日
  • 12万円で世界を歩くリターンズ 赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編

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    一言に旅と言っても色んな形があるのだと思えた。自然が好きな自分にとってはお金と時間に加えて、元気な身体も旅に大切な1つの要素だと気づかされた。
    いつかいつかになりがちだから予定を立てようと思う。

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    2023年05月30日
  • 「おくのほそ道」をたどる旅

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    文学的に「おくのほそ道」を学ぼうというよりは、概要を知って、どのように旅をしていたかに興味があったので、手に取った本。

    これまで白河の関に行ったことがないので、日光街道を歩いたのちに行ってみたいな。(まだまだ先の話になるかもしれませんが・・・)

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    2023年03月05日
  • おとなの青春旅行

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    私自身が下川先生のファンで、手に取った一冊です。世界各地のその場所に精通された方々の共著で、また自由に移動できるようになったら、また読み返して旅に出たいと思いました。世界情勢に翻弄されたベルリンには一度行ってみたいですね。下川先生の12万円の旅の頃とは随分変わっていることでしょう。そんな変化も楽しみです。

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    2023年01月22日
  • 「おくのほそ道」をたどる旅

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    ●は引用、その他は感想

    朝日新聞社のデジタルマガジン「&」の「クリックディープ旅」に連載中から断続的に読んいたが、”路線バスと徒歩で行く”とはタイトルに偽り有りで、実際に歩くのは1日1時間程度(日によって違う)。それ以外はバスの他、鉄道、タクシー、レンタカーを利用して、いる。どうでも良いことだが。

    ●石巻市と登米市の路線バスを調べていく。そこで登場してきたのは、市民バスとか住民バスと呼ばれるバスだった。民間のバス会社の路線バスのほかに、もうひとつのバスが生まれていた。調べてみると、かつては民間会社がバスを運行させていたが、人口が減り、マイカーが増えていくなかで採算割れに陥ってしまった。しか

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    2023年01月21日
  • 週末ベトナムでちょっと一服

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    ホーチミンとハノイの街の様子の違い、歴史、食べ物、コーヒーなど、今までほとんど知らなかったベトナムについて知ることができた。

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    2022年09月03日
  • 「おくのほそ道」をたどる旅

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    300年の時を経て再現する芭蕉と曽良の「おくのほそ道」。

    紀行作家とし良く知られた方だろう筆者。バックパッカーや沖縄ではなくおくのほそ道を辿る旅。徒歩が中心かと思いきやほぼ路線バスの旅。1時間も歩けば疲れてしまう筆者のグチのオンパレード。

    好みが別れるところだろうが、筆者の主観、グチが半分を占める。筆者の余程のファン以外にはあまり楽しめる紀行とはいえない。「おくのほそ道」の旅、特に弟子の曽良の苦労を読者にも体験させるための深遠なのかもしれない。

    やけにくたびれた一冊でした。

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    2022年07月17日
  • 「おくのほそ道」をたどる旅

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    アジアを中心に海外を旅する著者がカメラマンと二人で、1日1時間歩きで路線バスを乗り継いで「おくのほそ道」をたどる。
    テレビでお馴染みの路線バス旅のような感じで、ゆるやかなタッチで楽しめる。この手の旅番組につきものの道中の食レポは残念ながらコンセプトから外れているが、その分、松尾芭蕉と河合曾良の旅に想いを馳せて趣深さが味わえた。
    印象に残った記述を以下に箇条書きしておく。
    ・「おくのほそ道」の道中は基本的にストイックで、温泉や料理といった今風の旅の楽しみはほとんど登場しない。
    ・旅に必要な資金は、出発の際の弟子たちからの餞別と旅先での句会で商人や有力者から得る餞別という名の授業料。曾良はそれらを

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    2022年06月21日
  • 世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア大陸横断2万キロ

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    鉄道でユーラシア大陸を横断するのが目的というのが潔い。
    下車して観光スポットに行ったり、美味しいものを食べたりというのが出てこない潔さ!
    時間とお金を贅沢かつ無駄に使った究極の旅だ!

    ロシアや中国など、早々に入出国する国で苦労しそうなのが読む前から容易に想像できる。

    何日もシャワーなしの列車旅なんて、自分が臭くて嫌になりそう!頭もかゆくなりそうだし!

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    2021年07月05日
  • 台湾の秘湯迷走旅

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     野湯というものの存在は知っている。
     沢谷を遡っていったところ、自然に湧いている温泉のことだ。
     16年前に塩原の甘湯新湯なる野湯までサイクリング同期に連れていかれ、入浴写真を掲示板に貼られたいい思い出。
     この時に思った。
    「やっぱり温泉はお金払ってシャンプーボディソープがあるところに入りたいなぁ」と。

     時は過ぎて三、四年前。
     これは別のサイクリング同期と、台北くんだりまで登山に行った時のこと。
     陽明山の最高峰、七星山に登った後(大変な悪天候だった)、新北投温泉の公衆浴場へ向かった。
     そこで見たのは、めっちゃ人多っ!
     台湾人も温泉好きなのである。

     さて、本書は台湾の温泉を全

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    2021年04月04日
  • 12万円で世界を歩くリターンズ タイ・北極圏・長江・サハリン編

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    姉妹版のような「赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編」の方が、先に読んだせいかインパクトがあった。本書だと長江が少し面白かったが、その他は、移動手段が少し興味深かったものの、何となく旅の焦点が定まっていないような感じがした。

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    2021年03月07日
  • 週末バンコクでちょっと脱力

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    著者はタイに長く暮らしたこともあり、バンコクが大好きなんですよね。私は、まずあの蒸し暑さがダメ。移動はできる限り徒歩なんだけど、あのあつさと騒音と公害とで無駄に疲れる。かと言って夜中以外は交通渋滞がハンパないので、タクシーも無理。ちょっと脱力はできないです。昼間、暑さしのぎにプールへ入っている間くらいかな。

    よっぽど好きじゃないと、週末バンコクは出来ないですね〜。

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    2020年07月24日
  • 12万円で世界を歩くリターンズ 赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編

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    最初に下川さんを知ったのは黒田センセイの著書で『タイ語でタイ化』がおもしろいと言っていたから。
    それからずいぶん下川さんの旅行本を読んできたけど最近はちょっと(ご自分でも言っているように)老いが感じられる。

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    2020年05月15日
  • 僕はLCCでこんなふうに旅をする

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    LCCの世界の変化は激しく、本書が最新の情報を提供してくれるわけではないが、アジアにおけるLCCの台頭について著者がリアルタイムに感じたことが活字化されている。
    格安の移動手段を求めて、果敢に挑戦する著者の姿勢にはいつも感心させられる。

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    2020年03月17日
  • 鉄路2万7千キロ 世界の「超」長距離列車を乗りつぶす(新潮文庫)

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    安旅、バックパッカー旅の旅行記でお馴染みの下川さんの著書。
    世界を何泊もかけて走る電車(しかも一番安い席)に乗る体験記です。
    インド、ロシア、中国、カナダ、アメリカの長距離列車の体験記を書いているが、だんだん食事が不味くなってくるのが意外。
    壮絶度はインドがやはり群を抜いて一位。
    快適さなどなく、本当に辛そうなのになんだかんだで楽しそうに見えるのは今までそういう旅をたくさんしてるのを知ってるからだろうか。
    自分では絶対に体験しないことなので読んでいていつも面白い。
    しかし達成感も感じられなくなってしまうくらいになってしまってるのは下川さんが歳をとったんだなと感じられ、少し切ない。

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    2020年03月14日