下川裕治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シニアのための南西・中央アジアの旅行ノウハウ。
格安旅行の本を多数書いている著者が、インドパキスタンバングラデュ、中央アジアの国々を旅行した時のノウハウを紹介する。著者は低コストでの旅を楽しんでいるようだが、歳を取ると、面倒臭いことは避けたくなる。シニアの大部分は、好奇心はあっても旅行は控えて、テレビの旅番組で済ますことになる。
読んでみて、その国へ行く強い気持ちと好奇心が無ければ、著者のような旅は難しいと思った。でも逆に行ってみたい人であれば、この本は現実に即した良いアドバイスになる。
自分も以前、インドに行ったことがあるが、正直、また行きたいかと言われると難しい。インドの旅は良い経験だった -
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Posted by ブクログ
バックパッカーのバイブルとして、12万円という予算で、世界各地を旅する様を描いた「12万円で世界を歩く」(1990年に出版)の著者が、約30年後の今、同じルートを旅した経緯をまとめたルポ。
本書では、東南アジア、ヒマラヤ、アメリカ合衆国、バングラディシュという4か国を対象に、この30年間で何が変わったのかが明確に示される点が面白い。東南アジアでは、LCCの台頭によって、12万円という予算を使い切ることなく、同じ旅をすることができたのに対して、アメリカでは物価の高騰もあれど、30年前に格安で利用できた民間バス会社の値上げによって、9万近い予算オーバーとなってしまったりする。
30年前の「12 -
Posted by ブクログ
長距離を往く列車にはロマンがあって、いつかはのんびり乗ってみたいと思いを馳せているのですが、本著は世界の長距離列車(のうち、乗れる列車)を、国別に制覇していく旅行記。
インド、中国(~チベット)、ロシア、カナダ、アメリカと、国土の広い国々が並んでいます。
しかし、それぞれキツい旅をされていて、のんびり乗って旅するというイメージとは程遠い…。いくら元祖バックパッカーの看板をしょっていようと、還暦越えた方がやられるお仕事なのか。ご本人はこれを喜んでやっているのか、もはやそういう生き様なのか。。良いネタではあるのでしょうが、なんかもう好きに旅して欲しいなぁなんて思ってしまいました。
本著を読んで -
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Posted by ブクログ
目的地は?それはニッポン!!大阪を旅立ってひたすら西へ、西へ。上海、北京、ウランバートルを経て酷寒のシベリアをひた走り、ベルリン、アメリカヘ。列車とバス、船を乗り継ぎ地を這うような旅は続いた。旅本世界の金字塔『12万円で世界を歩く』の名コンビが、再び激動の地球を回る。
『世界一周ビンボー旅行 ふたたび』改題(裏表紙)
下川さん四冊目。
ですが、本としては発行年が一番古いものとなります。
だからというか、下川さんもお若く、所どころ下ネタが…。
苦手なので、少し残念。
また、タイトルの「ビンボー」があまり利いていないように思いました。行程を読めば納得はできるのですが、テレビのドキュメンタリーでは -
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Posted by ブクログ
シンガポールは「南国気分」というか、確実に南国でした。
毎日気温は30度を超えるし、店先にはドリアンやら(ほんと臭い)ドラゴンフルーツやらパッションフルーツやら日本ではなかなかお目にかかれない果物がが並んでるし。
自分が今かなり赤道に近い所にいるということを思い知らされます。
そもそもシンガポール旅行に向けて買った本を帰国して一ヶ月も経ってから頁をめくることになってしまいましたが、旅の記憶を思い起こしながら読み進めるのもまた一興です。
単なる旅行記というより、歴史についてかなり勉強になりました。
第二次世界大戦後、マレーシアから追放されるというちょっと耳を疑うような状況で独立を強いられた