下川裕治のレビュー一覧

  • 台湾の秘湯迷走旅

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     野湯というものの存在は知っている。
     沢谷を遡っていったところ、自然に湧いている温泉のことだ。
     16年前に塩原の甘湯新湯なる野湯までサイクリング同期に連れていかれ、入浴写真を掲示板に貼られたいい思い出。
     この時に思った。
    「やっぱり温泉はお金払ってシャンプーボディソープがあるところに入りたいなぁ」と。

     時は過ぎて三、四年前。
     これは別のサイクリング同期と、台北くんだりまで登山に行った時のこと。
     陽明山の最高峰、七星山に登った後(大変な悪天候だった)、新北投温泉の公衆浴場へ向かった。
     そこで見たのは、めっちゃ人多っ!
     台湾人も温泉好きなのである。

     さて、本書は台湾の温泉を全て踏破すべく、フォルクスワーゲンのバンに乗って、温泉と聞けば川を渡り、遡って向かう男三人旅である。

     いうて台湾、与那国島のすぐ先だから年がら年中暑いのだ。
     かつて俺も台東をチャリンコで走って熱中症になったこともある。
     そんな暑いところで温泉ねぇ...。

     筆者自身が、なんでこんなことをやっているのかと後悔滲み出る台湾温泉旅行記。

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    2021年04月04日
  • 12万円で世界を歩くリターンズ タイ・北極圏・長江・サハリン編

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    姉妹版のような「赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編」の方が、先に読んだせいかインパクトがあった。本書だと長江が少し面白かったが、その他は、移動手段が少し興味深かったものの、何となく旅の焦点が定まっていないような感じがした。

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    2021年03月07日
  • 週末バンコクでちょっと脱力

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    著者はタイに長く暮らしたこともあり、バンコクが大好きなんですよね。私は、まずあの蒸し暑さがダメ。移動はできる限り徒歩なんだけど、あのあつさと騒音と公害とで無駄に疲れる。かと言って夜中以外は交通渋滞がハンパないので、タクシーも無理。ちょっと脱力はできないです。昼間、暑さしのぎにプールへ入っている間くらいかな。

    よっぽど好きじゃないと、週末バンコクは出来ないですね〜。

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    2020年07月24日
  • 12万円で世界を歩くリターンズ 赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編

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    最初に下川さんを知ったのは黒田センセイの著書で『タイ語でタイ化』がおもしろいと言っていたから。
    それからずいぶん下川さんの旅行本を読んできたけど最近はちょっと(ご自分でも言っているように)老いが感じられる。

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    2020年05月15日
  • 僕はLCCでこんなふうに旅をする

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    LCCの世界の変化は激しく、本書が最新の情報を提供してくれるわけではないが、アジアにおけるLCCの台頭について著者がリアルタイムに感じたことが活字化されている。
    格安の移動手段を求めて、果敢に挑戦する著者の姿勢にはいつも感心させられる。

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    2020年03月17日
  • 鉄路2万7千キロ 世界の「超」長距離列車を乗りつぶす(新潮文庫)

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    安旅、バックパッカー旅の旅行記でお馴染みの下川さんの著書。
    世界を何泊もかけて走る電車(しかも一番安い席)に乗る体験記です。
    インド、ロシア、中国、カナダ、アメリカの長距離列車の体験記を書いているが、だんだん食事が不味くなってくるのが意外。
    壮絶度はインドがやはり群を抜いて一位。
    快適さなどなく、本当に辛そうなのになんだかんだで楽しそうに見えるのは今までそういう旅をたくさんしてるのを知ってるからだろうか。
    自分では絶対に体験しないことなので読んでいていつも面白い。
    しかし達成感も感じられなくなってしまうくらいになってしまってるのは下川さんが歳をとったんだなと感じられ、少し切ない。

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    2020年03月14日
  • 鉄路2万7千キロ 世界の「超」長距離列車を乗りつぶす(新潮文庫)

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    超長距離列車の安価なクラスの旅。旅行記というより、各国の現実を肌で感じた記録。チベットの監視付き観光、シベリア鉄道に乗っている内に感じてしまったやるせなさ、ベラルーシの罰金、アメリカの肥満問題…
    超長距離列車の旅にしては、文章量が少ない? 長〜い時間を列車の中で過ごす退屈感は感じなかった。体験にかけた時間と釣り合うのか?と思ったが、元は「新潮45」でネット配信だったとのこと。そっちだともっとゆっくり時間が過ぎる感じを持てたのだろうか。
    「シベリア鉄道に乗ってみたい」と思ってたけど、自分には無理そう。シャワーなくて自力で食料調達して…とか、行動力が求められる。

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    2020年02月09日
  • 週末シンガポール・マレーシアでちょっと南国気分

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    下川さんのバックパッカー旅の旅行記。
    マレーシア、シンガポールを3日程度の週末でちょっと巡るための情報や、実際の体験が書かれている。
    植民地時代の歴史や、シンガポールがバックパッカーから敬遠される理由なども書かれていて勉強にもなる。
    昔のように激しいバックパッカーの旅ではないので、わりと旅慣れた人ならこの本の通りに行くことができると思う。
    LCCやバスをうまく使うルートがほとんどです。

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    2020年01月04日
  • 鉄路2万7千キロ 世界の「超」長距離列車を乗りつぶす(新潮文庫)

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    著者は、長年格安の予算で世界を旅する旅行作家。今回は世界での上位ランクの長距離列車に乗り、各国の鉄道事情の違いを体験する。取り上げた国は、インド、中国、ロシア、カナダ、アメリカ。長距離列車と言えば、ロシアのシベリア鉄道位しか思い浮かばなかったが、世界には色々な長距離列車があるらしい。インドの生活路線から北米の豪華列車まで国によって鉄道事情は様々だが、著者の旅は格安の予算のため、一般席、一般寝台の厳しい旅となる。とにかく持て余す時間(退屈)と居心地の悪さ(混雑や相席)食料の調達、風呂に入れない辛さ等は、どの長距離列車も共通している。鉄道旅には、多くの制約があることを覚悟する必要がありそうだ。

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    2020年01月03日
  • シニアひとり旅 インド、ネパールからシルクロードへ

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    全く同じ訳では無いが他と重なっている部分あり。
    ちょっと重いところもあるがそこに行けば実感するんだろうな。

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    2019年12月29日
  • 週末ちょっとディープな台湾旅

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    相変わらず面白い下川さんの旅行記。
    ディープはディープだけど、普通の人が行けないくらいのディープではなく、台湾に慣れた人向けかも。
    台北だけではなく、台南や聞いたこともない地方都市に行ったレポートやトラブルなど、他の書籍ではあまり書かれてない話が面白い。
    台南や台湾の歴史についても書かれているので、どうしてそのような街になったのかもわかります。

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    2019年12月08日
  • 10万円でシルクロード10日間

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    とても、興味が湧く場所であるが、ハードル高すぎ。まだ、海外旅行初心者だから、もう少し修行せねば。でも、行きたい。いや、行くぞ〜。この絶景を体験したい。

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    2019年11月28日
  • シニアひとり旅 インド、ネパールからシルクロードへ

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    シニアのための南西・中央アジアの旅行ノウハウ。
    格安旅行の本を多数書いている著者が、インドパキスタンバングラデュ、中央アジアの国々を旅行した時のノウハウを紹介する。著者は低コストでの旅を楽しんでいるようだが、歳を取ると、面倒臭いことは避けたくなる。シニアの大部分は、好奇心はあっても旅行は控えて、テレビの旅番組で済ますことになる。
    読んでみて、その国へ行く強い気持ちと好奇心が無ければ、著者のような旅は難しいと思った。でも逆に行ってみたい人であれば、この本は現実に即した良いアドバイスになる。
    自分も以前、インドに行ったことがあるが、正直、また行きたいかと言われると難しい。インドの旅は良い経験だったが、入出国時の空港でトラブルに合ったりして、この本を読んでいるとその時の嫌な記憶が蘇ってきた。でも読み物としては面白いし、安全快適な国内旅行の気晴らしに読むには良い本だと思いました。

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    2019年11月20日
  • 10万円でシルクロード10日間

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    「これがシルクロード」というものはない、と著者は言っています。観光ビザがおりない国もあれば、遺跡が各地に残っているわけでもない。
    随所で「地下水から涌き出るオアシス」にとても興味を持ちました。

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    2019年11月03日
  • 12万円で世界を歩くリターンズ 赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編

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    バックパッカーのバイブルとして、12万円という予算で、世界各地を旅する様を描いた「12万円で世界を歩く」(1990年に出版)の著者が、約30年後の今、同じルートを旅した経緯をまとめたルポ。

    本書では、東南アジア、ヒマラヤ、アメリカ合衆国、バングラディシュという4か国を対象に、この30年間で何が変わったのかが明確に示される点が面白い。東南アジアでは、LCCの台頭によって、12万円という予算を使い切ることなく、同じ旅をすることができたのに対して、アメリカでは物価の高騰もあれど、30年前に格安で利用できた民間バス会社の値上げによって、9万近い予算オーバーとなってしまったりする。

    30年前の「12万円で世界を歩く」を知っている人は、リターンズとしての本書は非常に楽しめるだろうし、私のように知らなくても限られた予算でどこまでいけるのか、という点を楽しめる一冊。

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    2019年09月01日
  • 僕はLCCでこんなふうに旅をする

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    安いから若者たちは沖縄日帰り旅。専用ターミナルも登場…LCCは日本の空の旅を変えた。でも本当に安いの?デメリットは?いまさら聞けないLCCの使い方、しくみ、さらに使いこなすノウハウ、落とし穴など、日本とアジアを頻繁に行き来する旅行作家が最新事情を紹介。(表紙裏)

    タイトル+作者買い。
    LCCでの珍道中紀行文を期待したのだけれど、端から目的がそれていたようで。
    それはそれでLCCについて知れてよかったんだけど、各社データにもうちょい個人的意見を入れてほしかったかなぁ。
    (新古書店/¥108)

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    2019年02月27日
  • アジアの友人

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    東南アジアを中心に、貧乏旅行したときのことが書かれている旅行記。
    アジアの適当さやパワーが伝わってくるが、何もしないでいるには心地よいのだろう。

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    2018年12月30日
  • 僕はLCCでこんなふうに旅をする

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    社員の日々のモチベーションは、顧客の反応にある。
    LCCは、サービスを期待しない代わりに安いことを求めている顧客を相手にするから、社員のモチベーションを保つのは大変だ。
    その答えの一つがサウスウエスト航空の社員の家族主義=社員が一番大事で2番目が顧客。

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    2018年10月13日
  • 鉄路2万7千キロ 世界の「超」長距離列車を乗りつぶす(新潮文庫)

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    長距離を往く列車にはロマンがあって、いつかはのんびり乗ってみたいと思いを馳せているのですが、本著は世界の長距離列車(のうち、乗れる列車)を、国別に制覇していく旅行記。
    インド、中国(~チベット)、ロシア、カナダ、アメリカと、国土の広い国々が並んでいます。

    しかし、それぞれキツい旅をされていて、のんびり乗って旅するというイメージとは程遠い…。いくら元祖バックパッカーの看板をしょっていようと、還暦越えた方がやられるお仕事なのか。ご本人はこれを喜んでやっているのか、もはやそういう生き様なのか。。良いネタではあるのでしょうが、なんかもう好きに旅して欲しいなぁなんて思ってしまいました。

    本著を読んで思ったことは、長距離列車の交通機関としての使命は、もうメインストリームを外れているということ。
    日本では当たり前にそうなってしまいましたが、海外でもほぼ終わりつつある状況で、まだ何とか元気そうなのはインドくらいでしょうか。アメリカに至っては、終わりきった上で、福祉的な延命という側面すら感じてしまいます。
    最終的には、「乗るために乗る」クルーズトレイン的なものしか残らないんでしょうか。香港のトラムが地元の足としても利用されているように、長距離列車もどこかしらに輝く場所があるんじゃないかと思うのですが。

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    2018年08月13日
  • 週末ちょっとディープな台湾旅

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    旅の感想は極めて個人的なものだから、ざあっと流し読めば良い。そんな読み方がぴったり合う本。新竹漁港の美食街の記述が、自分が行った時の感想と良く似ていて、少々驚いた。

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    2018年07月22日