大森藤ノのレビュー一覧
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ネタバレいやあ、なんかもうお腹いっぱいですよ。
ロキファミリアの遠征失敗を受けてその救出作戦を600ページにも及ぶ一巻丸ごと使って描かれていた。
オラリオ総出の作戦がなんとも凄いね。ほんと人海戦術^^
そしてベル君は殺しても死ねない自動回復の不死モードになっちゃって、いやもう笑うしかないな。
ロキファミリアの救出と言いながら、やっぱりベルサイドなのでメインはアイズの救出奪還だった。
でも途中からレフィーヤが消えてしまったのは予想外。二人の共闘がクライマックスだと思っていた。
やっぱりレフィーヤサイドはソードオラトリアで描かれているのかな。
あとラスト近く、穢れた精霊がベルを呑み込んだ時は、そりゃ悪手ですぜ妖精さんよ、と思った。
だってベル君とアイズを一緒にしたらねえ。誰も止められないでしょうよ。
ベル君の「貴女の英雄になりたいです」にはうるっと来た。
さて、続けて多分残りのロキファミリアを描いるだろう裏の話を読もう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレヘルメスファミリアの団長万能者アスフィを主人公にしたダンまち外伝
二つの中編が入っているのだけど、やっぱりアスフィがヘルメスファミリアに入った経緯を語る後半のお話がとてもダンまちらしい。
押さえつけられている者。酷い境遇にいる者。絶望している者。そう言う者が苦悩の果てに想いを爆発させて、立ち上がる姿。それはダンまちの物語そのものだと思うのだ。
だから幼い人形姫の境遇から、自身を閉じ込める孤島の鳥籠から、文字通り飛翔したアスフィは正しくダンまちの主人公たり得るだろう。
ただ、ヘルメスファミリアで良かったかどうかはまた別の話だけど^^いや、ほんと苦労するよね笑
あと前団長リディスについての物語もいつか書かれるのだろうか?色々伏線が貼られてて気になる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ激戦の果てにようやく「日常」へと帰還した者たちが自らの歩みを静かに見つめ直す巻。物語全体を覆うのは、喧騒の後に訪れる静かな余韻――だが、その静けさの奥には過去に流した血と涙、積み重ねられた選択の重みが確かに息づいている。
著者の筆致は戦いの熱狂を描くときとはまた違う深みを見せ、キャラクター一人ひとりの心の皺を丁寧に撫でていく。彼らがどこから来て、何に傷つき、どんな想いで今立っているのか。その“背景”が紐解かれていくたび、物語の地層が少しずつ下へと掘り進められ、この世界がいかに多層的で、いかに豊かな重層の上に成立しているのかを思い知らされる。
とりわけ印象的なのは、主人公ではないキャラクターたちの光の当たり方。脇役と呼ぶにはあまりに濃厚で、人生の温度を持った人々が、自らの足跡を振り返りながら前へ進もうとする姿が胸に迫る。戦火をくぐり抜けた者だけが持つ静かな決意。その中にあるかすかな脆さ。そして誰かを支えようとする温かさ。それらが混ざり合い、読者に静かだが確かな感動をもたらす。
十五巻は、大事件の間をつなぐ“橋渡し”の巻と思われがちだ。だが頁を閉じたあとに残るのは、単なるつなぎではなく、「この物語がどれほどの人間の想いに支えられているか」という深い実感である。
英雄譚とは、戦いの場面だけで形作られるものではない。傷を抱えたまま日々を生き、誰かのために立ち上がる静かな瞬間もまた、確かな英雄の姿であることを、この巻は力強く語りかけてくる。
十五巻を読み終えたとき、読者はきっと感じるだろう。
――これは物語の合間ではなく、物語そのものだ、と。
そしてまた、この先に待つ冒険と成長が、さらに豊かで尊いものになる予感に、胸が静かに高鳴る。 -
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ネタバレ大森藤ノ著『ソード・オラトリア2』は、ただの外伝ではなく、「英雄とは何か」という問いに静かに、しかし確実に切り込んでいく一冊である。アイズ・ヴァレンシュタインという少女の強さは、剣の冴えにではなく、心の奥底に潜む焦燥と渇望にこそ宿っている。その内面を掘り下げる本巻は、彼女の「沈黙の情熱」を見事に描き出している。
本編では端正で冷静な印象を与えていたアイズが、ここでは迷い、傷つき、それでもなお前を向く。その姿は、強者であることの孤独や、力を求める者の宿命を象徴しているようだ。神々や仲間たちと交わすささやかな会話のひとつひとつが、彼女の人間性を織り上げていく。特に、彼女が戦場で見せる無言の決意には、「戦う理由」という重い命題が宿っており、読後に深い余韻を残す。
また、本作の魅力は、ロキ・ファミリアという「集団の絆」の描写にもある。力の象徴である彼らが、それぞれに異なる矜持や傷を抱えながらも、一つの目的に向かって進む姿は荘厳ですらある。その背後には、冒険という名の“信仰”が脈打っており、ダンジョンという世界が単なる舞台でなく、彼らの精神を映す鏡のように機能している。
『ソード・オラトリア2』は、戦いの激しさよりも、そこに生きる者たちの「静かな熱」を描いた物語だ。力を求める者の孤独と、仲間を想う温もり。その二つが交錯する瞬間、この作品は一つの叙事詩として輝きを放つ。読む者はきっと、アイズの剣に宿る痛みと祈りの意味を、胸の奥でそっと噛みしめることになるだろう。 -
Posted by ブクログ
時に読書は想像力を養うと聞いたことがあります。
もしそれが本当だとしたら、現代を舞台にした話よりも時代小説、時代小説よりもSF小説やこの本のようなファンタジー小説のほうが段違いに想像力を鍛えてくれそうな気がします。
だって、そこにないものを、存在しないものを文字から頭の中で描き出すのだから。これ以上ないくらい頭を働かせることはないと思うのは、全くの無知が言う戯言でしょうか。
そんなファンタジー小説の物語が重層的で面白いのはなおのこと、さらに恋や友情、人情、心の機微や人間の嫌なところ、悪いところ全てがこの1冊でいろんなことを学べれると思う。
さらにラノベのいいところは、シリーズが長く主人公の成長もずっと追えるところだと思う。
そんな全てが詰まった物語が、なぜ学校の推薦図書にならないのか、なぜ文学的要素ばかり押し付けた本ばかり読ませるのか。
ラノベをもっと小さい頃から推奨すれば、読書人口なんかもっと増えるだろうな、何てちょっと壮大なことを考えてしまった。 -
ネタバレ 購入済み
ダンジョンに出会いを求めるのは
ダンまちの外伝シリーズでヒロイン視点で物語を作る話は見ていて面白かったと思うキャラの掘り下げもされてたのもよかった
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ネタバレ 購入済み
ダンジョンに出会いを求める
ファンタジー系ラノベの傑作だと思うレベルやスキルなどゲーム的な要素をうまく物語に取り組む事で読者に分かりやすくしている所がよかった