大森藤ノのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ダン待ちの二つ目の外伝。
2編の中編が入っている。
サブタイトルにあるようにリューを主人公にしたお話なのだけど、むしろこれは酒場『豊穣の女主人』という、神様のファミリアではないけれど、ひとつのファミリーの物語だ。
そういう意味で、二つの物語のうち後半のリューはもとより、猫人のクロエやルノアが店員になる経緯の話が印象深い。
いや、最初のカジノの話もいいんだよ。
特に相変わらずシルが謎すぎて、彼女、フレイヤの実の娘じゃないかと予想してたりするんだけど、それにしてもほんわか無双すぎる(笑)
リューにつては本編で、ベルたちのファミリアの加わる流れなのかなと思っていたんだけど、この巻を読むと、それ -
購入済み
新しい外伝シリーズ
コミカライズは始まったが、やはり作者の書くダンまちを楽しみたいと購入。良かったです! 物語の合間に登場するサブキャラ達の意外な過去や繋がりが明かされ、其れを匂わせていた原作のシーンを読み返したくなる内容です。 今回の主役はリューさん。挿し絵では何時もと違う二人の姿が描かれ、とあるキャラへの疑惑もチラリと。もしかすれば今回の内容が原作でチョコッと会話に登場するかもしれないし、読んでその時を待つというのも一興。取りあえずミアさんが最強でした(笑)
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Posted by ブクログ
ダン待外伝6巻目は遂に一度もベル君たちが出てこない完全なスピンオフ。
もう外伝じゃないよね(笑)
今巻は例の双子のアマゾネス姉妹に焦点を当てたお話だった。
時間軸的にはイシュタルの悪巧み前夜でイシュタルファミリアの面々も登場する。
いやそれにしてもティオネとティオナの姉妹は壮絶な生い立ちだったんだなあ。
本編からは全く予想できなかった。
蠱毒の壺か虎の穴かと言う過酷な世界の中で、でも姉妹は互いに気付かれないように互いを守りあってきたんだね。
”二人ぼっち”は、そんな二人にとって世界そのものだったんだろう。
けれど、今の二人はもう二人ぼっちじゃない。
世界は二人にとって劇的に変わったんだ。
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Posted by ブクログ
竜女ウィーネとゼノス達を巡る前後巻の後編。
とにかく全編通してシリアス展開で、正直読むのがしんどかった。
しかも最後までその重さは解消されないのがなんとも苦しい。
今までのような解放感に浸れるのはいつの日だろうか。
前巻でも思ったけど、この展開は結構微妙なところに来ていると思う。
もしくは難しいところに足を踏み入れた感がある。
知性を持つモンスターの登場はこれまでのようにモンスターイコール悪として冒険者が倒していく爽快感を減じさせてしまう。
そのモンスターは本当に悪なのか?という疑問を常に抱えることになってしまう。
だから、単純にベル達が強いモンスターを倒して成長していく展開には最早戻れない