あらすじ
≪シリーズ累計発行部800万部突破!!≫
「言っただろ、雑魚は足手纏いだってな」
ベート・ローガ。
【ロキ・ファミリア】の中でも過度なほど実力主義を謳う一匹狼。
人造迷宮(クノッソス)撤退を受けて死者にさえ嘲笑を向ける彼は派閥から孤立するが……
「いたぁー! ベート・ローガ!」
突如アマゾネスの少女レナからの猛烈な求愛(アプローチ)により、なし崩し的に同居生活が始まってしまう!
戸惑うベートだったが、彼女との交流が『牙』にまつわる記憶を喚起させ、己の過去と向き合うことになる。
一方、その裏で静かに暗躍する死神の眷族達。
仲間を奪った凶刃が今、再びベートのもとに迫ろうとしていた――。
これは、もう一つの眷族の物語、
──【剣姫の神聖譚(ソード・オラトリア)】──
※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
本編であるベルたちヘスティア・ファミリアの活躍と同じとき、アイズたちロキ・ファミリアは一体何をしているのだろう?という疑問を抱いたことはありませんか。同じ世界、同じ時間ではそれぞれ今を生きているはず…。
そんな彼らを描いたもう一つの物語が、この外伝、ソード・オラトリアとなります。
外伝といえども侮ることなかれ。作者は本編と同じ大森藤ノさん。その描写は折り紙付きです。
さらに、同じ作者だからこそ絶妙に混ざり合うストーリー。暗躍しているイヴィルスたちの動きなどの裏側が描かれ、アイズ、フィン、ベート、ティオネ・ティオナ、リヴェリア、ガレスなどの実力に沿ったド派手なバトルが展開!
ほかに本編では語れないようなロキの眷属たちの背景も明らかになっていきます。
読むと彼らの印象が変わるかも!?読み終われば、きっとあなたはもう一度本編を読み返したくなります。
感情タグBEST3
相変わらず面白いです。
一応全シリーズ読んでます。
ここまでベートを掘り下げるならクロニクルシリーズでも良かったのでは・・・などと思うくらいアイズとベルが出てきません。
でも、そうかアイズが居ないと全く進まない展開だし、時系列的にはもろに本編7巻と8巻の間だしクロニクルシリーズはまた違うファミリアの話になるのかな。
他のレビューでも書いてましたが、あとがきは絶対に先に読んじゃダメです!!!
匿名
ベート・ローガ
前巻で人造迷宮(クノッソス)で犠牲者を出してしまったロキ・ファミリア。
その犠牲者たちを嘲笑したベートは、派閥内で孤立するが……
今回はベート・ローガに焦点を当てた話。
彼の人間性が分かる話。
好感度が爆上がりだ!
Posted by ブクログ
今回は狼男ベートの巻。
ダンマチの外伝といいながら、ヘスティアファミリアが一人も出てこないお話は、もう完全に独り立ちしたシリーズだよね。
当初は、アイズが表の主人公で、レフィーヤが裏の主人公という感じだったけど、次第にロキファミリア全体の物語になり、そして、ファミリアの団員それぞれに焦点が当てられるようになってきた。
そして、ベート。
そのいつでも弱者を蔑む過激な言動で、ダンマチの世界ではちょっと異質な存在でもあった彼の、その言動の理由が明らかにされていく。
なるほど〜そう言う事だったんだ。
いや、ベートさんって、なんて優しい!
このツンデレめ!(笑)
でも、これはツンデレとはちょっと違うなあ。
そう言う甘さとはまったく別。
傷つき後悔しそれでも諦めきれないその痛みが、不器用なベートの口から出る、ある種の祈りにも似た言葉なのだ。
そしてそれを知ってしまったからには、もうこれまでのようにベートの言動をそのまま受け取れなくなってしまった。
いや良いねえ。
こういうそれぞれのキャラクターを掘り下げるのは。
次は誰の番かなと期待してしまう。
そう言えば、今巻はダンマチにはめずらしく亡くなる人が多いなあと思っていた。
なので、ラストはちょっとホッとした。
たとえそれが御都合主義だとしても、やっぱりこういうハッピイエンドは嬉しい。
Posted by ブクログ
ロキ・ファミリアをフィーチャーするダンまち外伝シリーズの第8巻。この巻では、ようやくベートに主人公が回ってきた。彼の生い立ちを初めて明らかにし、弱者を嫌う理由を描き出している。そして、封印していたベートの必殺技も明らかに。