あらすじ
「フィン、リヴェリア、ガレス! Lv.7到達おめや~~~~~~!!」
【ロキ・ファミリア】三首領、都市最高位に到達す――。激震とともに走り抜けた一報に、都市が、学区が、そしてアイズたち冒険者が驚きと歓喜に包まれる。
更なるステージに上り詰めるフィン達に多くの者が祝福の声を上げ、希望の未来を夢見る中、彼等の主神は提案する。
「うちからのお願いや。後悔も喜びも思い出して、いったん、初心に戻らんか?」
それはパルゥムの冒険。
それはハイエルフの旅立ち。
それはドワーフの雄飛。
【ロキ・ファミリア】を生んだ、始まりの三人の物語が今、明かされる。
これは、もうひとつの眷族の物語。
――【剣姫の神聖譚(ソード・オラトリア)】――
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
本編であるベルたちヘスティア・ファミリアの活躍と同じとき、アイズたちロキ・ファミリアは一体何をしているのだろう?という疑問を抱いたことはありませんか。同じ世界、同じ時間ではそれぞれ今を生きているはず…。
そんな彼らを描いたもう一つの物語が、この外伝、ソード・オラトリアとなります。
外伝といえども侮ることなかれ。作者は本編と同じ大森藤ノさん。その描写は折り紙付きです。
さらに、同じ作者だからこそ絶妙に混ざり合うストーリー。暗躍しているイヴィルスたちの動きなどの裏側が描かれ、アイズ、フィン、ベート、ティオネ・ティオナ、リヴェリア、ガレスなどの実力に沿ったド派手なバトルが展開!
ほかに本編では語れないようなロキの眷属たちの背景も明らかになっていきます。
読むと彼らの印象が変わるかも!?読み終われば、きっとあなたはもう一度本編を読み返したくなります。
感情タグBEST3
ダンまちってものはなんでこう
面白いんだ!大森先生!本編18巻にはおよびませんが主要人物の過去という点でとても重要な話だったと思います。
特にリヴェリアの加入の経緯は少し笑いました。あと言及されてないけどアイナは絶対エイナの母でしょ絶対!そこにも少し触れて欲しかったけどエイナの歳を考えるとこの話の十数年後位?の話だから今後出て来ないのかぁ。SSでやってたら正直絶望なんだけど。後はLv7になったステータスも載せて欲しかった。
若き三人
思っていたよりはっちゃけていた若き三人の英雄たち。
特に印象深かったのはリヴェリア様とエイナママの主従を超えた親友感。
いや、クソが付くほど生意気だったフィンも当時から仲間を愛し愛されたガレスも、やっぱり印象深かった。
ダンまちの世界観をさらに深く堪能できる、なくてはならない一冊。
Posted by ブクログ
ロキファミリアの3幹部、フィン、リヴェリア、ガレスがファミリアに入る事になった切っ掛けの過去話。
三人それぞれのエピソードがどれもそれぞれに胸熱なのは流石だ!
各人が胸に抱えているものがあり、成し遂げたい想いがあり、それを阻む現実の壁がある。
そしてそれを想いの丈を振り絞って熱に変えることで乗り越えようとする姿に感動するのだ。
くじけそうになった時、諦めかけた時、誰かの言葉が背中を押してくれる、それはとても幸せなことだと思う。
いいなあ。
それにしても最初の団員としてこの三人を引き当てたロキはちょっと卑怯なんじゃないだろうか(笑)
さすがトリックスター。
本人は美少女狙いだったはずだけどね!