中川淳のレビュー一覧

  • ブランドのはじめかた 5つのケースでわかった経営とデザインの幸せな関係

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    コエドビールは、デザインによるブランディングの事例としてよく取り上げられているが、それを手がけた著者の本ということで読んでみる

    前半はコエドビール含む5つのケーススタディ、
    後半は「ブランディングデザイン」の方法論と、ブランドの育て方

    ブランディングを手がける側と、その当事者両方からの話が対談形式で書かれているのはわかりやすかった。

    単に表面的なデザインをいじるだけでは「ブランド」にはなれない、というのは改めて感じた。

    取り上げられているケーススタディは、どちらかといえば、
    ワントップで意思疎通も取りやすい、成長途中の規模の企業、
    という印象だったのだが、
    これがある程度の規模を持った

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    2011年01月05日
  • 奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。

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    奈良が好きで中川さんのお店も好きなものが多いので、どのように商品がうまれているのか知りたくて読みました。
    地方のメーカー(中小企業)の商品開発部門で働いているので、中小企業のブランド戦略が参考になりました。会社の偉い人にも読んでみてほしいです。

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    2010年04月05日
  • ブランドのそだてかた ブランディングに成功した企業が明かす21のしくみ

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    ブランドは作って終わりではなく、そこからが始まりであり、年月と人の手を加えて育てていくもの。

    経営者の方々のインタビューを読んでいると、『人の成長』をブランドの成長と位置づけていることが多い。

    ブランド(または会社)はあくまで『空のコップ』で、その中にどんな液体を注いでいくか、器の大きさや形や色を決めるのは、そこで働く人に他ならない。

    「スキルよりも好きかどうかで人を選ぶ」という経営者の方がいた。

    ブランドがブランドたるためには、中で働く人たちがそれを体現して、姿勢に一貫性を持たせる必要がある。

    どれだけ能力があっても、そのブランドを好きでなければ、熱意を持って育てていくことはできな

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    2025年04月13日
  • ビジョンとともに働くということ 「こうありたい」が人と自分を動かす

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    山口周氏の切り口はいつも鋭く、参考になる思考だ。ただ、本書は中川正七商店のビジョンと経営が題材なだけに、具体性がある事が逆にアドリブの効かない内容になっていて残念。
    参考になる文を抽出しておく。



    僕はピーチ・アビエーションという格安航空会社のお手伝いもしているんですが、10年ほど前に当時CEOだった井上慎一さんから「人事制度づくりを手伝ってほしい」と声をかけられたときは、そのビジネスに対してかなり懐疑的だったんです。すでにデフレにうんざりしているときだったので、「また安くするのか」と思ったんですよね。
    それで最初に「井上さんは、この会社を何のためにつくったんですか」と質問したら、「僕は戦

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    2024年08月27日
  • ビジョンとともに働くということ 「こうありたい」が人と自分を動かす

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    本の中で色々書いてありましたが、自分の中のなにがやりたいかというところを探すこと。雇用されるならそれと企業のビジョンが一致する部分があるところで働くこと。ビジョンは大きくしすぎても具体がなくなるし、具体的すぎると行動が制限されてしまう。大きいものとべつに分社、部署ごとに作るなどが良いと感じた。

    読みながら考えたこと

    ビジョンがない職場で働くのつらい。
    金儲け、経費を下げる、売上利益を出す。それしかありません。創業者はなにがしたくて会社を作ったのか、志がないのでしょうか?
    あったとしても現場社員どころか本社勤務の社員にも伝わっていません。
    だから離職率が非常に高い。辞めたら代わりを採用すれば

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    2024年08月14日
  • 老舗を再生させた十三代がどうしても伝えたい小さな会社の生きる道。

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    「小さな会社」と対象を定義してるかはこそ、ビジョン策定から現場へどう落とし込むか、実践的な考え方が参考になる。

    形骸化しやすいゴール、ビジョン、中計などを自らの仕事でどう考え有効なものにするか学びとなるヒントがあります。

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    2024年02月24日
  • 老舗を再生させた十三代がどうしても伝えたい小さな会社の生きる道。

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    ・小さな会社の生きる道
    ブランディングとは、商材だけでなく関わっている人や同梱物など色んな要素が絡まり合って作られている。
    一貫性が重要視される中で、何か1つでも意図のない異質なものが混ざっている事は許されない。

    ブランドストーリーって大事。
    世間から見られるブランドイメージは、ブランドに携わっている全員で創っていくモノであると思う。
    一方で内側から見ると、ブランドに対する想いは1人1人異なっていると思う。
    両方の想いを大切にしつつ、大きなベクトルさえ同じ方向を向いていれば、何も問題はない気がする。
    とはいえブランドストーリーだけでは棚には置いてもらえないのも事実で、棚に置いてもらいやすい(

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    2023年11月06日
  • デザインの誤解 いま求められている「定番」をつくる仕組み

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    宣伝なのは分かるけど、タイトルがちょっと釣り気味。

    お皿のふちが波になってるのは、ウエイターが持ちやすいからとかまじびびった。面白い。開発秘話という感じなのだけど、一般論に話をもってきてて、ちょっと微妙

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    2022年05月27日
  • ビジョンとともに働くということ 「こうありたい」が人と自分を動かす

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    目的は現状と将来ありたい姿のギャップと言っている本があったが、この本ではその上で将来のありたい姿(ビジョン)が見つけにくい時代であり、見つけることが重要としている。
    ビジョンが描ければ目的がはっきりしモチベーションが上がる。

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    2022年05月26日
  • ブランドのはじめかた 5つのケースでわかった経営とデザインの幸せな関係

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    ブランディングの事例がよく説明されていた
    中川政七商店のインナーブランディングの本気度はすごい。波佐見焼のストーリーもよく分かった。
    西澤さんのブランディング手法もコンパクトにまとまっている。

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    2021年07月25日
  • 老舗を再生させた十三代がどうしても伝えたい小さな会社の生きる道。

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    商売の両輪ー。
    ものを売るという前輪と、それを支える仕組み(流通、生産、管理、業務システムなど)の後輪。そのバランスが大事。
    大抵の場合は前輪を重要視するあまり、後輪に大きな問題を抱えてしまう。
    新ブランドよりも後輪にあたる業務改善の方が、確実に経営の改善に結びつく。
    より大きい売上や会社の規模を追い求めるだけが経営ではない。そのことを肝に銘じておくべし。

    店頭での見え方までデザインする。
    例えば、
    ただ積み上げられるだけのパッケージデザインか、
    積み上げによって箱側面の柄が1つの大きな柄になるパッケージデザインか。
    このような「ディズプレイ時のデザイン」まで想像する。最後の最後、売られるシ

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    2021年03月10日
  • ブランドのそだてかた ブランディングに成功した企業が明かす21のしくみ

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    ブランドとは一貫性であり、古くならない、時間に耐えられるものである。そういったものから、消費者は安心を感じる。
    その時その時の流行りを追ってしまうと、一貫性はなくなる。消費者は安心ではなく興奮を感じているに過ぎない。そして流行り廃れという言葉通り、いつかは飽きられる。時間に耐えることはできない。

    目先の利益のために「モノを売る」ことよりも、
    長期的な目線で「ブランドを育てる」ことが重要。


    「ブランドを育てる」=「会社を育てる」
    商品開発、パッケージ、店舗の外装、内装、雰囲気、さらにはそこで働く人や売り方までも。
    経営リソースの全てにおいて、一貫性を感じるかどうか。

    あらゆる仕事を自社で

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    2021年02月13日
  • ブランドのそだてかた ブランディングに成功した企業が明かす21のしくみ

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    ネタバレ

    大好きな「MARKS&WEB」が取り挙げられていたのと
    そもそも「ブランド」とはなんなのか?が知りたくて読んでみた。

    インタビューされている企業の社長(代表)それぞれが思う「ブランド」を知ることができる。

    全体を通して共通していたことは
    「企業の核が揺るぎ無いものである」ことと、
    「末端の自由度が高く主体性があること」こと。
    一見相反するものに思えるかもしれないが、この両立がブランドを育てるのだ、と。

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    2019年06月06日
  • ブランドのそだてかた ブランディングに成功した企業が明かす21のしくみ

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    帰納的にベストプラクティスを探る一冊。ただし著者の一人がデザイナーなので、ディレクションでからめそうなモノをつくる企業のみが対象。スペックのないサービス業は含まない。

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    2019年01月14日
  • デザインの誤解 いま求められている「定番」をつくる仕組み

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    ネタバレ

    第6章の中川淳さんのメッセージを、読みたくて手に取った。

    以下、引用。
    デザイナーではない人間でも、デザインリテラシーは大事。デザインの良し悪しを評価するのではなく、「このデザインはこう見えるが合っていますか」と問いかける役割。


    デザインとは、この商品がどんな風にみられたいか、どう見えてほしいかという意図を実現するための手段。

    そのリテラシーとは、①デザインの役割を正しく理解すること、②意図を持つこと、③たくさんのデザインを見て考えること、で磨くことができる。

    以上。とくに、胸に刺さった言葉を最後に記す。
    「自分の見え方すらもコントロールできていない人間が、もっと大きなものをコントロ

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    2019年01月05日
  • 老舗を再生させた十三代がどうしても伝えたい小さな会社の生きる道。

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    伝統工芸界の星野リゾートたる、中川政七商店のコンサルタントドキュメント。決算分析から入り、強み、弱みの分析、ブランディング、そして商品企画設計など、コンサルタントの現場を生々しい形で、実況中継してくれている。結構、とんでもなことを言っている経営者もいるし、売り上げも100万円単位からと地味な話であるが、経営のテコ入れとはこうやるのだとう参考にになる。

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    2018年11月12日
  • デザインの誤解 いま求められている「定番」をつくる仕組み

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    物があふれている現代では
    単純に必要な機能が備わっているものを作っても
    売れなくなりました。

    本当に欲しいと思ってもらえる
    定番のような商品作りが必要です。

    たとえば、清涼飲料水の定番と言えば
    コカ・コーラのような。。。

    本日ご紹介する本は、
    定番商品を新たに作り出すために
    必要な考え方を紹介した1冊。


    ポイントは
    「技術スペック以外のもの」

    定番というのは「○○といえばこれ」と言えるもの。
    そして、定番とは言い換えれば「長い流行」。

    長い流行をつくるための3要素は
    ①イノベーション
    ②ありそうでなかったもの
    ③許容値が高いこと 

    イノベーションは技術革新だけではなく、
    いまま

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    2018年03月26日
  • デザインの誤解 いま求められている「定番」をつくる仕組み

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    自分にとっては中川さんの自分をデザインする、他のデザイナーにどこが良いのか問う。というのがデザイン視点だけでなく必要なことだと再確認させてくれた。

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    2018年03月15日
  • ブランドのはじめかた 5つのケースでわかった経営とデザインの幸せな関係

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    経営とデザインの融合。
    最近こういうブランディングの本よく読んでます。
    この本では5つの企業の経営とデザインのケースを紹介しながらわかりやすくまとめてあります。
    5つの企業のケースはそもそもジャンルが違う話なのですが共通してるところが多いです。
    ブランディングという言葉で考え方は本によってももちろん違うと思いますがここでは
    ブランディング=差別化
    差別化はフォーカスから生まれるとしています。
    何にフォーカスするか、どこから差別化するのか
    そのフォーカスの周りにはRPCD
    Rはリサーチ
    Pはプラン
    Cはコンセプト
    Dはデザイン
    周りを調べ、予定を立て、目標を立て、それに向けてデザイン、考えてい

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    2018年01月26日
  • 奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。

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    ここ数年破竹の勢い?で伸びているお店の裏話、というかこうなるきっかけを社長の自叙伝で説明してくれます。
    興味深いところと、中小企業ならでは、でなかなかまねできないことも。
    それでも、何を大切に仕事をするか、その考えはひとそれぞれ、参考になる部分を参考にしたらいいのかな、と。
    何より、自分で考えて、進めること、が大切なんだと改めて実感。

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    2017年10月17日