中川淳のレビュー一覧
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ネタバレ第6章の中川淳さんのメッセージを、読みたくて手に取った。
以下、引用。
デザイナーではない人間でも、デザインリテラシーは大事。デザインの良し悪しを評価するのではなく、「このデザインはこう見えるが合っていますか」と問いかける役割。
デザインとは、この商品がどんな風にみられたいか、どう見えてほしいかという意図を実現するための手段。
そのリテラシーとは、①デザインの役割を正しく理解すること、②意図を持つこと、③たくさんのデザインを見て考えること、で磨くことができる。
以上。とくに、胸に刺さった言葉を最後に記す。
「自分の見え方すらもコントロールできていない人間が、もっと大きなものをコントロールできるわけがない。」 -
Posted by ブクログ
物があふれている現代では
単純に必要な機能が備わっているものを作っても
売れなくなりました。
本当に欲しいと思ってもらえる
定番のような商品作りが必要です。
たとえば、清涼飲料水の定番と言えば
コカ・コーラのような。。。
本日ご紹介する本は、
定番商品を新たに作り出すために
必要な考え方を紹介した1冊。
ポイントは
「技術スペック以外のもの」
定番というのは「○○といえばこれ」と言えるもの。
そして、定番とは言い換えれば「長い流行」。
長い流行をつくるための3要素は
①イノベーション
②ありそうでなかったもの
③許容値が高いこと
イノベーションは技術革新だけではなく、
いままでの生活を変えるような新たなアイデアまで含みます。
ありそうでなかったものというのは、
これまであったものの「組み合わせ」が大きなカギです。
許容値が高いというのは、
時代に合わせるための変化を受け入れても、
本質は変わらない強さがあるということ。
いいものをつくれば売れるとよく言われますが、
「いいものをつくる」の「いい」がさすものが
単純に技術スペックだけではなくなっています。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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生き残り続けるには、変化に対応出来るような完成度の高さが必要
安すぎる価格はその商品の本当の価値を伝えられない
モノにとって「らしさ」というのは重要な要素
時代に合わせて機能やサイズや素材を見極め更新することは長く定番であるための方法
「そもそも何?」という問いから始める
かつて企業は「人、商品、お金」、加えて今は「ブランド」が必要
デザインとは、この商品がどう見られたいかと言う意図を実現するための手段
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◆目次◆
第1章 「定番」が求められる時代(水野学)
第2章 世界を変えた定番商品(水野学)
第3章 定番の条件(水野学)
第4章 定番の「形」はどのようにして生まれるか(鈴木啓太)
第5章 定番をつくるためのプロダクト・マネジメント(米津雄介)
第6章 定番を生み出すデザインマネジメント(中川淳)
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Posted by ブクログ
経営とデザインの融合。
最近こういうブランディングの本よく読んでます。
この本では5つの企業の経営とデザインのケースを紹介しながらわかりやすくまとめてあります。
5つの企業のケースはそもそもジャンルが違う話なのですが共通してるところが多いです。
ブランディングという言葉で考え方は本によってももちろん違うと思いますがここでは
ブランディング=差別化
差別化はフォーカスから生まれるとしています。
何にフォーカスするか、どこから差別化するのか
そのフォーカスの周りにはRPCD
Rはリサーチ
Pはプラン
Cはコンセプト
Dはデザイン
周りを調べ、予定を立て、目標を立て、それに向けてデザイン、考えていくということてす。
フォーカス、差別化とざっくり言っていてもわかりにくいですがRPCDを考えるとかなり現実的になり、やりやすい。
5つのケースからいうとビールの企業の例がわかりやすかった。
地ビールと呼ぶのかクラフトビールと呼ぶか。
地ビールって言葉消えましたよね。
今見るのはクラフトビールです。
呼び方変えるだけでも印象が変わるということ。
ブランディングってそういうところからなんでしょう。
本によって全然書いてること違うのでブランディングという言葉に対して自分の好きな考え方だけを取り入れたいです。 -
Posted by ブクログ
ブランドのそだてかたというタイトルより、デザインちっくな内容かなと思ってましたが、企業トップへのインタビューから「ブランド」をどう構築していくかという、企業経営目線の書籍である。
個人的に会社としての「六花亭」が元々好きなので、そこだけでも価値があると思う(僕だけかも)。
六花亭の「人材ありきで事業を展開する」という部分は、凄いとしか言えない。「ヒト」が大切であるという経営者の言葉は溢れてますが、それをかなり極端に実施され、成功している。企業として人気が出るのもうなずけます。
「デザイン」と「経営者」という2つの目線からのインタビューは新鮮であり、この本が伝えたい、複合感も伝わってくる。
個人的には第1章の6人(社)へのインタビューで十分だと思うところが、もったいない。 -
Posted by ブクログ
ブランド立ち上げから成功まで強さの秘密と解き明かす。6つの会社の社長のインタビューと対談から抽出した21のしくみ。
インタビューにあがってた会社は6社。Dean&Deluca、六花亭製菓、ドラフト、Marks&Web,トーヨーキッチン&リビング、スノーピーク。
どれも好きな企業(デザイン企業のドラフト、だけ知りませんでした)なので興味があったんだけど、いずれも社長のビジョンが明確で、実際にそれが消費者側からも感じられる。これってまさにブランドだなーと。
インタビューしていたのは中川正七商店13代とデザイン会社代表ということで、ご自身も経営、デザイン、ブランドに関わっているという事もあってか、まとめ方も上手く肉付けしてあってわかりやすかったです。
どの企業も必ずしも大企業、大ブランドではないですが、自分サイズというか自分がやりたい事をちゃんとブランディングしてますね。
これ、いたずらに規模を追っちゃうと軸がぶれていくんだろうな。
これからの時代、規模を追うというのがどういう事なのかちゃんと考えたほうがいいんじゃないだろうか。
21のしくみ
・「自分たちらしいか」が判断基準
・未活用の経営資源を生かす(Marks&Webの一坪ショップなど。これは面白かった)
・多層的に差別化する
・小さな差別化にとらわれない
・世界観を伝えるデザイン(ディレクションが重要、ってな話)
・スタイルを売る
・経営者の目でデザインする
・デザイナーに「作る」から「売る」までを経験させる(これ、全然違うところで某社長から聞いた事があるな)
・製品は永久保証(あのメンテルームはすごかった)
・ユーザー視点を忘れない
・販売スタッフの「説明力」を磨く
・エンドユーザーへ働きかける
・大量生産はしない
・スキルより好きを大切にする
・デザインへの感性が高い人材を採る
・三拍子揃った人材開発(デザイナー、エンジニア、ユーザー3つの視点)
・人材を育てる組織を作る
・社員の勤勉がブランドを支える
・事業ドメイン、ポジショニングで差別化する
・会社の成長=社員の成長にこだわる
・人ありきで事業を考える