石戸諭のレビュー一覧

  • ルポ 百田尚樹現象 ~愛国ポピュリズムの現在地~

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    サブタイトルに愛国ポピュリズムの現在地とあった事から、左派的偏りが有るかと思ったが、百田尚樹=ネトウヨ的な短絡的な思考ではなく、ブームとも呼べる現状を本人へのインタビューを皮切りに、多くの人に取材し分析を重ねている。

    2019年現在を第一章、そして保守層のうねりの原点となった1996年を第二章として構成している。第一章では本人、第二章では当時戦争論を著し脚光を浴びた小林よしのりさんに焦点を当て、そこから発展していった新しい教科書を作る会、それを作った当時の ムーブメントを検証分析している。

    特徴的なのは左右問わず、直接インタビューを試みて、分析をしていることである。実地主義とでも言えるだろ

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    2023年04月16日
  • 東京ルポルタージュ 疫病とオリンピックの街で

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     オリンピックまでの文章に読みでがあった。
     オリンピックについては、何か人間の姿が感じにくかった。
     でも、人が生きる姿を描いた優れたコラムを、いくつかよめたことには感謝。

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    2022年09月22日
  • ニュースの未来

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    ニュース記者としての個人的な体験による、ニュースの原則がある。ニュースの原則の本を読んでその対比を述べてくれたら少しは卒論に役立ったのかもしれない。しかし、ニュース記者になりたい人にとっては一つの体験記としてやくだつであろう。

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    2022年08月01日
  • 東京ルポルタージュ 疫病とオリンピックの街で

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    コロナ禍で政治と世間の「空気」に振り回された苦い記録。ライブハウスも歌舞伎町も悪者にされ、人々の心は荒み…読んでいるとイライラしてくるが、このイライラは今のうちに読んでおかないと経験として生々しく湧き上がってこないだろう。時代を切り取った優れたエッセイであり、報道でありスケッチである。

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    2022年05月16日
  • 東京ルポルタージュ 疫病とオリンピックの街で

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     いつも聞いているpodcastの番組に著者の石戸諭さんがゲスト出演していて、本書の紹介をしていました。
     新型コロナ禍とオリンピック/パラリンピックが同時進行した「東京」を舞台に、そこで暮らす様々人々の実像を掬い上げたコラム集です。どのエピソードを取り上げても、著者の暖かな視線が印象に残ります。

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    2022年04月20日
  • 東京ルポルタージュ 疫病とオリンピックの街で

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    コロナ禍、トウキョウ2020大会。東京で暮らす人々を暖かな視線で見つめた現代の「ずばり東京」。

    現在も続き終わりの見えないコロナ禍。ウィズコロナの社会を描いたルポルタージュとしてはかなり早い部類だろう。多くの職業の人を見つめた作品。

    いつからは、コロナが過去のものになる日あらためて読み返してみたい。

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    2022年03月04日
  • 東京ルポルタージュ 疫病とオリンピックの街で

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    石戸さんの視野は本当に広い。このコロナ禍で、何かしなくてはと小さな一手を積み重ねている市井の人々の様子を丹念に紡いでいる。

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    2022年02月17日
  • 東京ルポルタージュ 疫病とオリンピックの街で

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    メディアで流される分かりやすい勧善懲悪的な情報じゃなくて、東京という街におけるコロナ禍のリアルな日常を切り取った一冊。
    コロナ禍という未曽有なウィルスに加えて迷走する日本社会。
    そんなカオスに翻弄されながらも地に足をつけて日々を生きようとする人々の姿に胸を打たれた。

    前に読んだニューズウィークの【ルポ新宿歌舞伎町】の記事がとても印象に残っていて、それを書いたのが本の著者である石戸さんだったと知り偶然の巡り合わせに驚いた。

    感染状況が拡大してきている今だからこそ、より心に訴えてくるものがあった。

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    2022年01月20日
  • 東京ルポルタージュ 疫病とオリンピックの街で

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    2020年から2021年、コロナ禍にある東京で生きる人達の31の物語。コロナ禍の影響はあまりにも大きく、その物語は実に様々。次のステップに行くための時間だとプラスにとる人もいれば、「緊急事態に家にいられて、仕事もできるなんて勝ち組じゃないですか」と職業による格差を感じる人もいる。複数の若者のインタビューから成る『若者のすべて』、ジョジョに関連した内容で「イタリア料理を食べに行こう」という店の青年のことを書いた『ゴー・ビヨンド〈超えていく〉』が印象に残った物語だった。

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    2021年12月29日
  • ニュースの未来

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    とても面白かった。物語性を持たせたニュースは、読み手の力も問われるなと感じた。テレビのニュースがアナウンサーが読み上げるものからキャスターが語る時代になっていったように、文字媒体のニュースもより書き手の顔が浮かぶものへと変化しているように思う。

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    2021年11月20日
  • ルポ 百田尚樹現象 ~愛国ポピュリズムの現在地~

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    どこまで理解できたのだろうか?という箇所もいくつもありつつ
    終章を読んでいると突然これまでの内容がグワーッと脳内に流れ込んで来るような感覚になったことに驚く
    と同時にこれまで読んだもの、聞いた事、見てきたもの、考えを巡らせた事たちへ向かって意識なのか記憶なのかが、まるで神龍に願いを叶えてもらった後のドラゴンボールのようにあちこちへ飛んでいき、それぞれが繋がる様子を傍観者のように見ているかのような
    体験をした感がある、まったく不思議だった

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    2021年11月11日
  • ニュースの未来

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    社会の広がりを意識した良いニュース、フェイクニュースと科学ニュースの違い、昔のニュースでもインターネットでは新しいストック情報となる等、興味深かった。

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    2021年10月12日
  • ニュースの未来

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    ネットではPVを稼ぐために見出しは強いが読み終わる前に「なんだこれ!」と捨て台詞と共にページを離れたくなる『ニュース』が散見されるにつれ(人それぞれ欲する物が違うので、それが悪いという意味ではない)
    情報発信者や著者を確認してからページを開くようになってきた
    そしてこの本を買ったのはTBSラジオ、澤田記者のツイートしていたからである
    自分の中で積み上げられた澤田記者への信頼が購買意欲となり、また新たな信頼できる人物を知ることができた

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    2021年09月02日
  • ルポ 百田尚樹現象 ~愛国ポピュリズムの現在地~

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    百田尚樹の発言の真意を、取材を元に分析していく。
    わかりやすい論理であり。また中立的でもあり面白かった。
    たまに、このような本を読むことは、考えるきっかけになる。

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    2021年05月16日
  • ルポ 百田尚樹現象 ~愛国ポピュリズムの現在地~

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    Newsweek誌の特集からその補強的続編として読んだ。イデオロギーと情がキーワードであり、90年代のつくる会の活動との比較から現代の分断の空虚さを暴こうという試み。裏テーマとして「言葉の伝え方」に対する執筆者の思いを感じた。ネトウヨはパヨクを説得させることは出来ないし逆もまた然り。そして両者共に「普通の人々」を取り込むことが出来ない。そんな中で一際輝くのが無自覚なポピュリストたる百田尚樹という皮肉。ポピュリズムは右派も左派も正しい答えに辿り着くことはない。彼らが敵視するリベラルエリートもまた彼らを説き伏せることへ出来ない。個人的には「清貧な知性」のようなものに期待を抱くがそんなものは本当に存

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    2020年12月15日
  • ルポ 百田尚樹現象 ~愛国ポピュリズムの現在地~

    購入済み

    人物ではなく現象に焦点

    自分がこれまで感じてきたことが、しっかり取材した上で言語化されているようで、読んでいてとても爽快感あり。私は百田氏の本は読んでいないし、嫌悪感しか持っていない。しかしそうではない人々が彼を支えている。その「向こう側」から見たポピュリズムの分析には説得力がある。これまで考えていた「常識」は、覆されたのではなく、優先順位が入れ替わっているのだ。事実よりも感動、事実よりも「誇り」あるいは「自己肯定感」。そうした人々の求めるものに応えてきた百田氏という人物、そしてその現象を正確に理解する手がかりがここにある。

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    2020年09月08日
  • ルポ 百田尚樹現象 ~愛国ポピュリズムの現在地~

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    つくる会を紐解くことで右派マーケットの広がりを分析しながら、探偵ナイトスクープのチーフ構成作家だった百田尚樹本人や彼を取り巻く人物へのインタビューによって、この時代の大衆と大衆が支持する百田尚樹という現象に迫っていく。

    そもそも、百田尚樹もつくる会も大衆への思いを共有していた。「つくる会」側には教育界の圧倒的多数は朝日新聞・岩波書店の影響下にあり、自分たちは超がつくマイノリティーという自己認識があった。かつては左派が「攻」、文部省が「守」だったこの構図が96年に逆転していく。封じ込められていた大衆の思いを汲み取り、活動が大きくなっていく中で、数の上ではマジョリティーとなっても、マジョリティー

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    2020年09月05日
  • リスクと生きる、死者と生きる

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    幽霊に関する論文箇所が新鮮。
    それを面白おかしく書いているのではなく、臨床?精神科学?に近い形で結びつけているところに納得感。人生は説明しきれないことが起きる

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    2019年09月23日
  • リスクと生きる、死者と生きる

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    「語り」という観点においては岸政彦と同様の手法ながら、途中出てきた「死者に送る手紙」が新しかった。いや、新しくはないのかもしれない。むしろ古典的な手法なのだと思う。ただ震災や死者について人が言葉を紡ぐ時、ある種固定化してしまった言葉が手紙という方法論で違う様相を呈した時に見えてくる永遠性が切なく尊く、純粋なものに思えた。

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    2019年06月25日
  • リスクと生きる、死者と生きる

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    石戸記者のことはTwitterで動向を追っていて、その契機は忘れてしまったが、おそらくはやはり震災関連の情報発信だったのだと思う。彼の精緻な取材と、震災に対するスタンスを肯定していたので、本書は買う以外の選択肢がなかった。

    本書はルポルタージュではない。直接的な被災者ではない立場でありながら、震災とこの7年間実直に向き合ってきた人物が語るエッセイ、読み物であると思った方がいい。語り口は淡々としているが筋道がしっかりとしていて、静かな力強さで、彼の主張を物語る。

    この本はいわばオーラル・ヒストリーに近い。被災者という言葉ではすくい取れない個別の語り、物語を紡ぐものとして、とても貴重だと思う。

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    2018年03月05日